2022年度、開成高校から慶應医学部に見事現役合格のぴろりんさんの合格体験記です。科目別にどのような配分でどのように勉強したのかなど、受験生時代の体験談を色々教えてくれています。
合格した大学
ニックネームを教えてください。
ぴろりん
性別を教えてください。
男性
現在通っている大学を教えてください。
慶應義塾大学
浪人または再受験の有無を教えてください。
現役
理科の選択を教えてください。
化学;物理
社会の選択を教えてください。
地理
得意科目を教えてください。(複数選択可)
物理;化学
苦手科目を教えてください。(複数選択可)
国語
出身地を教えてください。
千葉
出身の中高、中学受験・高校受験の有無を教えてください。
開成中学、高校出身、中学受験経験
高1から合格までで受けた模試、その偏差値、合格判定を教えてください。
理3で出し高3の夏模試河合駿台の順にBCで秋はCD
現役、浪人時の併願大学(合格の有無も)を教えてください。
国立は医科歯科私立は慶應大学医学部のみ
受験勉強を始めた時期を教えてください。
高校2年生の5月
受験期の1日の勉強時間を教えてください。
平日学校で内職計6時間、塾がある日は塾で4時間、空き時間で2時間ほど。ない日は6時間ほど自習 休日は13時間ほど自習
受験期1年間の勉強スケジュールを教えてください。
4月から7月 英語 鉄緑会の基礎の教材 数学 鉄緑会の問題演習 理科 鉄緑会の問題集と知識を増やす 夏 英語 長文の量を増加、洋書を多読、和訳 数学 量を激減 理科 鉄緑会の問題集の間違えたところを2周目 共通テストまで 英語 医科歯科、慶医の過去問(スタートは9月)、長文、毎日10分和訳 数学 慶医過去問 理科 鉄緑会の問題演習
夏休みの過ごし方について教えてください。
勉強時間は家で一日13時間ほど、夏季講習はあまり取らず、取ってもオンラインで受けることで移動時間を節約していた。前半は理科の知識の補充と問題演習、後半は理科を減らし数学を捨て、その時間を全て英語に費やした
上手くいった勉強法、上手くいかなかった勉強法を教えて下さい。
寝る前と起きてすぐに20分ほど時間を取り、間違えたところを何をどのように間違え、どうすればよかったかを壁に向かって説明する勉強法は定着がよかった
受験期苦労したことを教えてください。
数学を捨てた結果、計算力が激減し、秋は長期の数学スランプに陥った
あなたの大学の入試傾向を教えてください。
英語は長文の難易度自体は低め、ただ量が多い。最近の長文が多く医学系単語は同じのが何個も出てくる。数学は発想の難易度はかなり低い。ただ求められる計算力が他の大学を凌駕する。答えだけでも出せばいいため、大学数学の定理や小手先テクニックを知っておくと良いだろう。物理は難易度が高く、クセが強い。過去問を多くやり慣れるべし。化学は問題の難易度は低めで、基礎的な知識が問われている。丁寧に計算をすすめ、基礎的な問題を取り切りたい
数学の勉強方法と対策方法について教えてください。
高二のころに鉄緑会の実践講座問題集および例題の問題を見た瞬間に答えまでの記述の流れが別解を含め思いつくようにした。これは解法暗記と呼ばれる手法だが、天才ではないものが受験数学で戦うには必須であると思う。また、高3で夏までに鉄緑会の確認シリーズを1周、直前期に1周し、計算力を鍛えた。乗っている問題は慶医数学の大門1にそっくりであるし、慶應大学で求められる計算力を養うにはうってつけの教材であろう。また、過去問演習は計算力を養うのにはうってつけである。
英語の勉強方法と対策方法について教えてください。
英語は鉄緑会の英文解釈にて和訳の基礎を学んだ。長文は一橋大学の赤本や鉄緑会の入試英語問題集でやった。時間を測りながらプレッシャーをかけ、意図的に早く読もうとすることが大事であると思う。同時に多読は洋書を読んだ。この時も時間を測り何ワードで何分かかるかを意識しながら読むと良いだろう。過去問演習では知らなかった単語を積極的にストックしていくことが大事であろう。英作対策は鉄緑会の入試演習の他、自分で慶医や一橋や阪大の英作の過去問を鉄緑会の教師に添削してもらった。
面接の対策について教えてください。
鉄緑会の情報だよりに過去問演習をした。
小論文の対策について教えてください。
対策はしていない
共通テストの点数(浪人生は現役時も)を教えてください。
777
共通テストの勉強方法について教えてください。
医科歯科の話にはなるが、前提として、2次試験でボーダーの人より50点は多く取れる自信があったため、共通テストの比重はかなり下げた。社会以外は対策は12月下旬から行った。国語は1日一年のペースで過去問を解いてはいたが諦めていた。地理は知識の詰め込みを9月から11月で一周、11月から12月で1周し、直前期は2日に1回過去問を解き、10年分を2周した。数学、物理、化学は2次試験の知識と学力さえあれば勉強する必要があまりない。化学は高校の教科書を一応1周読んだ。これらの教科は気が向いたら過去問を解く程度にらやり、合計で8年ずつ消費した。共通テストの過去問は少ないこともあり、試行の問題も全部解いておくのが良い
今年度の入試で特徴的だったことを教えてください。
英語の長文が1問減ったがそれに気づかずに時間がかかり焦っていた。数学は難易度は普通だった。理科は易化した。
あなたの大学の面接で聞かれたことを教えてください。
志望動機、高校の部活、そこでの衝突、海外留学への意識
あなたの大学を目指す受験生へのアドバイスをお願いします。
勉強で大事なのは勉強の質と量。まずは量を確保すべき。質の方が大事だとか言う奴もいるがそれは量ができない言い訳に過ぎない。量を確保したあとに自分に合った勉強法を考えるべし。予定は一日単位、一週間単位、3ヶ月単位くらいで3つくらい用意し、一週間単位の予定は適時変更するべき。
編集部からのひとこと
以上、2022年度開成高校から慶應医学部に見事現役合格のぴろりんさんの合格体験記した。 受験生時代にどのように勉強したのかかなり詳しく教えてくれているので、受験生の方にはとても役立つと思います! ぴろりんさん、ご協力いただきありがとうございました!