奈良県立医科大学後期入試の難易度と攻略法を合格者のR.Uさんにインタビュー

2022/05/25
奈良県立医科大学医学部に見事合格のR.Uさんの合格体験記です。奈良県立医科大学後期入試の難易度と攻略法を徹底インタビューしました!

合格した大学

ニックネームを教えてください。

R.U

性別を教えてください。

男性

現在通っている大学を教えてください。

奈良県立医科大学

浪人の有無を教えてください。

現役

理科の選択を教えて下さい

化学;生物

社会の選択を教えて下さい

地理

得意科目(複数選択可)

化学;生物;社会

苦手科目(複数選択可)

数学

両親の職業(任意)

銀行員(父)看護師(母)

出身地を教えてください。

愛媛県

出身の中高、中学受験・高校受験の有無を教えてください。

愛光中学 愛光高校(中学受験)

受験勉強を始めた時期を教えてください。

高3の10月頭

受験期の一日の勉強時間を教えてください。

平日5時間、休日8時間(塾は土日各2時間)冬休みは10〜12時間ほど

共通テストの点数(浪人生は現役時も)を教えてください。

785

高1から合格までで受けた模試、その偏差値、合格判定を教えてください。

進研、駿台、全統など ほとんど全て岡大医学部がB判定くらいの偏差値、奈良医大は書いてなかった

現役、浪人時の併願大学(合格の有無も)を教えてください。

岡山大学医学部医学科(前期)不合格 防衛医科大学 不合格

あなたの大学の入学理由を教えてください。

後期受験のある医学部の中で西日本にあり、筆記での試験だったため(宮崎大学もあったが、偏差値的に選ばなかった)

あなたの大学の入試傾向、対策を教えてください。

2次試験の比重、中でも理科の比重がかなり高め(数学:英語:理科=1:1:2)。数学は全国トップレベルの難易度で、完答するのは困難。英語は自由英作文あり。僕は奈良医大後期は受けても受かると思っていなかったし、前期に賭けていたので特別対策は何もしなかったし、過去問も見たことない(そんな人はほぼいないと思いますが)。使っていた問題集は、化学は重問、新演習と新研究。生物は良問と重問を買ったがほぼ使わず、学校でもらった全国難関大の過去問のプリントをまとめたり教科書を何周も読み込んだ。数学は大学への数学を塾で解いていた。英語は自由英作文を学校の先生に添削してもらっていた。その他は過去問を解いていた(岡大の、15年分くらい)。

あなたの大学の面接で聞かれたこと、対策

面接の前に自己PRを書く時間があり、そこに何か特徴的なことを書くと面接内で聞かれると思う。基本的に、なぜこの大学を選んだか、などの一般的な質問だった記憶がある。もともと聞くことがちゃんと決まっている、というよりは会話の中で新たに質問してくるという感じだった。3体1の個人面接だった。

数学

共通対策は学校で受けた模試で時間配分や解く順番を決めたのと、授業でセンター過去問10年くらいをコツコツ解いた、塾で12月いっぱい共通対策の問題集を解いたくらい。2次対策は大学への数学を塾で週に8問ずつ、塾の先生が選んだ問題を解いていた。宿題で予習で解いてきて、授業で解説という形。他は岡山大学の過去問を解いていた。どの大学も、確率は毎年出る、とか、二次曲線を出してくる年もある、とか傾向が必ずあるはずなので、そこの単元を集中して演習していた。足りないなと思うところは学校で解いた問題を解き直したりした。プラチカややさしい理系数学も持っていたが使わなかった。

英語

英語は過去問中心だった。自由英作文だけは添削をしてもらわないといけないので、過去問だけではなくて、学校で頻出テーマまとめみたいなプリントを貰ったのでそれを自主的に解いて学校の先生に添削をしてもらっていた。問題集は特に使っていない。単語帳はターゲット1900一冊を仕上げた。シス単も持っていたが自分に合わないなと思ったのでターゲットだけを使った。自由英作や和文英訳で使えそうなイディオムなどは授業で扱われるたびにノートにまとめて、直前に見直した。

化学

化学は高3秋まで壊滅的だったので最後3ヶ月だけ塾に通った。特に有機がコロナで授業がオンラインだったこともあって全くわからず、ゼロからやり直さないといけないと感じたので新研究を買ってきて有機の部分だけ読み落としがないように徹底的に読み込んだ(5周くらい)。そのあとは重問、新演習を順番に解いていった。ある程度知識も入ったところで過去問を解き始めた。私立で出るような記述問題も友達に出してもらいながら解けるようにした。無機の色などは友達と問題の出し合いをしながら覚えた。

生物

生物はもともと好きでだいたい知識は入っていたのでそんなには苦労しなかった。学校で全国の大学の過去問を毎回解いていたのでそれの答えを一冊のノートにまとめて入試直前に見れるようにした。あとは学校の教科書に書き込みまくってそれをずっと読んでいた。問題集は良問と重問を買ったが、ほぼ使わず、ノートと教科書だけで点は取れた。発生と進化の分野が覚えるのが多いのと、自然環境の分野は知識問題しか出ないので、そこを重点的に覚えた。グラフの読み取りも共通ではよく出るので、読み間違えないように注意を払って解いていた。

面接

頻出の質問をネットで調べて、自分なりの答えをすぐ言えるようにはしていたが、点数になるわけではないし、厳しく見られるわけでもないので実際に練習したりはしていない。

共通テスト

国語は古文単語を覚えたくらい。数学はとにかく間違えずに早く解くことだけを意識して予想問題や過去問を解いた。パターンが決まってるので公式を応用するコツを掴むのが大事。英語は学校の授業で問題集を解いたくらい。リスニングも受ける大学が配点が低かったので特に対策はしていない。英語もスピードと、一回で情報を読み取るのが大事。地理はセンター過去問まとめの問題集に模試で間違えた問題や世界のデータ集から持ってきたデータなどを余白がなくなるくらい書き込んで、その一冊を見るだけでいいようにまとめた。地理選択の人がいたので問題を出し合って覚えた。冬休み丸10日くらい使って細かいところまで覚えまくった。地理もデータやグラフがよく出るので見た目だけで騙されないようにちゃんと根拠を持って選べるようにした。理科は2次試験の対策をしておけばどの問題も難しくないので特別対策しなくてもいいと思う。

あなたの大学を目指す受験生へのアドバイスをお願いします。

理科の配点が大きいので理科が得意な人は有利だと思う。後期で受験する人は、阪大落ちや京大落ちの人が流れてくるので偏差値もレベルもかなり高いが、諦めてはダメ。数学は本当に難しいので解けなくても落ち込まずに切り替えが大事。実際僕は5割ちょっとしか数学取れなかったけど、理科が8割以上取れたので合格できた。前期終わったとしても後期のために勉強を続けること。過去問については他の方を参考にしてください。

編集部からのひとこと

以上、奈良県立医科大学医学部に見事合格のR.Uさんの合格体験記でした! R.Uさん、貴重なお話ありがとうございました。

奈良県立医科大学の情報をもっと知りたい方はこちらから

医学部受験のプロは、「医学部受験情報をもっとオープンに」という理念に基づき、医学部受験のリアルな情報を発信するメディアです。

医学部受験競争が激化する中、限られた時間で最大の成果を出すためには、正確な情報を把握することが受験必勝の鍵となります。
当サイトでは医学部受験を志す全ての方にとって、最新かつ有益な情報をお届けしていきます。

©2019 —医学部受験のプロ. All Rights Reserved.