2021年度見事鳥取大学医学部に合格されたりゅーちゃんの合格体験記です。浪人時代どのような勉強をして成績を伸ばしたのか教えてくれているのでぜひ参考にしてください!
合格した大学
ニックネームを教えてください。
りゅーちゃん
性別を教えてください。
男性
現在通っている大学を教えてください。
鳥取大学
浪人の有無を教えてください。
3浪以上
理科の選択を教えて下さい
化学;生物
社会の選択を教えて下さい
地理
得意科目(複数選択可)
生物
苦手科目(複数選択可)
数学
両親の職業(任意)
父:医師(勤務医)母:薬剤師(調剤)
出身地を教えてください。
東京
出身の中高、中学受験・高校受験の有無を教えてください。
早稲田大学高等学院中学部/早稲田大学高等学院 (中学受験)
受験勉強を始めた時期を教えてください。
高校卒業時
受験期の一日の勉強時間を教えてください。
平日休日共に8時間 予備校の授業時間も込みです
共通テストの点数(浪人生は現役時も)を教えてください。
7割程度→7割5分程度→八割弱→八割弱→87%(4浪です)
高1から合格までで受けた模試、その偏差値、合格判定を教えてください。
高3時河合全統マークで偏差値50 ニ浪まで駿台全国や全国判定で各種医学科EかD判定 三浪時にC判定が稀に出る 4浪時C-B判定
現役、浪人時の併願大学(合格の有無も)を教えてください。
現役〜4浪まで全て医学部、昭和大学とそれより学費が安い医学科の主要なものを受験し、三浪時までは全て不合格、4浪時は産業医科大学に合格(正規)他は全て不合格
あなたの大学の入学理由を教えてください。
医師になりたいため
あなたの大学の入試傾向、対策を教えてください。
ひたすら共通テストの点でゴリ押せば受かる大学の筆頭だと思われる。 二次試験について 数学は年によって難易度が爆上がりするが取れなくて良い 今年は2割以下でも合格者が出ている 私は35%強取った。駿台の前期テキストをひたすら固め、1対1対応も可能な限り練習問題を含め固めた。 英語は7割以上取らないと良くないと思われる 英作文、和文英訳力は最低限欲しい。長文は満点を狙うべき 。 とはいえわたしは130点付近で受かったが手応えより点が伸びなかった。英語は駿台のテキストとシス単のみ使用 理科については生物選択がたくさん受かった翌年は生物が不利、物理選択がたくさん受かった翌年は物理が不利説がある。今年は生物が難しく20人程度しか生物選択が合格しなかった。私は生物が得意だが8割を普通に切っていた。ひたすら大森生物を覚えた。 化学は満点を狙える。駿台のテキスト、主に通期教材と化学特講Ⅰ(夏季)をひたすら固めた。
あなたの大学の面接で聞かれたこと、対策
テンパり過ぎたため正直ほぼ何も覚えていないが、何故鳥取大学にしたかを猛烈に聞かれた。用意していたというか考えていたことを正直に(工学部の生体材料の医療への応用、地域枠(一般入試鳥取県枠)だったので地域医療の中で担いたい役割、その中でしたい自己実現?したいこと?)過呼吸寸前でハアハアしながら答えたら、内容に突っ込むでもなくただ「落ち着いて答えてください」と言われ、これは落ちたと思っていたらかなりいい面接点がついて受かっていた。他浪に加え、経歴に私は瑕疵があるのだが(犯罪とかではない)、いい点数(八割弱)がついていたので、ただ多浪だから差別するとかはないと思われる。
数学
駿台通期テキスト、1対1対応を使った。逆に言えばそれ以外を一切やらなかった。 ひたすらそれらを解き、問題文から問題から解き方まで"暗記"を心がけた。過去問はおまけのように使った。なので対策といわれても、ひたすら予備校に与えられた教材と1対1を自分のものにし、それが使えるようにしたとしか言いようがない。中堅までの国立医学部の対策は得てしてそういうもので完結するのではないかと思っている。何か特別なことをするのではなく、特別でないことを特別に濃厚にやることが正攻法ではと感じた。
英語
駿台の通期テキスト、英作文、英文法、和文英訳、英文読解とシス単を、授業を受けたノートから覚えるように勉強した。これもそれのみしかやらなかったが、共通テストで196点取れた上、苦手でもなかったので、正直多浪故の積み重ねなどもあるので参考になるかは怪しいが、それはそれとしてこれらに絞り、ノートとひたすら睨めっこを続けた。過去問に関しては英作文のみ触れた。長文はヌルいのであまり解かなかった。変な自信が一番良くないと思っていたし、今も思っているので、間違った選択ではなかったと思っている。
化学
駿台夏季の化学特講1が最初から最後までとても有用だった。隅から隅まで読むようにすると問題の肝要な点 理解すべき化学知識が頭に入る名テキストだと思う。理論化学に関しては本当にこれだけで完結すると思う。無機は橋爪、有機は沖(それぞれ駿台関東)が本当にいい講師だと思う。何かと暗記しやすいノートやレジュメを提供してくれるため、それをひたすら覚えた。駿台の後期教材というか、それらの講義の師のノートやレジュメを最後まで覚えた。過去問は大して解かなかった。触る程度で研究などもしなかった。
生物
大森徹の生物最強講義が本当に名著である。あれさえ全て覚えれば大抵の入試生物の問題はクリアできるし意図が理解できる。駿台の授業はほぼ切っていた。覚えるというのは大森生物の赤字を覚えるとかではなく、読んで内容を覚えると言う事である。様々な現象の機序、現象の意義などが高校生物の範囲で必要な範囲で全て書いてあるので、それを理解し暗記すれば良いだけであった。最後まで生物は得意科目であった。
国語
二次試験では使っていない。駿台のテキストを使用した。何故か最初からできており、現役時から85%、4浪時には9割安定していたので、勉強という勉強をあまりしなかった。フィーリングで解いていた側面が強いが、古文漢文だけは駿台の前期テキストを授業で聞きながら理解した。復習はあまりしていない。現代文はそもそも何もしていない。何をしたらいいのかわからなかったのもあったが、中学受験時代から国語が一番出来ていたので、参考にならないかもしれない。
社会
瀬川聡の地理Bを使用した。ひたすら覚えたが、ひたすら覚えただけなので特記事項がない。良いテキストだと思う。時間をそんなにさきたくなかったので、駿台の授業は最初から最後まで切った。間違っていたとは全く思っていない。事実、最低限8割以上の点数は確保出来ている。多浪しているからだが、最低限の知識は入っている(三浪時に何周かしてる)ので、共通テスト一ヶ月前からやり始めた。二周したところで他の科目に時間を割いた。
面接
完全無対策ではあるが、志望理由と、自分が何故鳥取大学を受けようと思ったか、受けて何をしたいか、鳥取大学だからできることは何か、を割と頻繁に考えて(妄想?)いた。
共通テスト
数学は最後まで課題であり続けた。本番一ヶ月前から一番時間を割いた。が、最後まで点数が取れなかった。共通テストの数学は慌ててしまう精神構造、気質の私にとって相性が最悪であった。落ち着くことと場数をこなすことしかないと思う。 英語は、傾向が変わったが、もとから時間が課題だったので、ひたすら時間を縮めるようにあらかじめ努力していた結果、いい方向に傾き、いい点が取れた。(196点) 理科に関しては二次の対策そのままで臨んだ。実力がそのままでたと思う。 国語は三浪目まで惰性でやっていた貯金でなんとかしたが、それに加えて問題が易しくなったことがかなりプラスに働き、高得点を維持出来たと思う。 地理は上に書いた通りである。
あなたの大学を目指す受験生へのアドバイスをお願いします。
甘えを捨てて医師になりたいという気持ちを持ち続け、ひたすら無尽蔵にある教材を一つ一つ覚えていくことでしか、私のような無能には合格を勝ち取ることができませんでした。私と同じように、人より能力が低く努力する才能もない人は、ひたすら一歩ずつ毎日死ぬ気で積み重ねていく他ありません。それでもサボるときはサボると思います(僕はそうでした)が、サボる頻度を減らして努力する日を毎日に近づけ、私のように抜け毛がひどくなろうと、胃薬が手放せなくなろうと、ひたすら"医師"になり、医師としての職業をして人生を過ごしたいという希望、強い想いを持ち続け、持ち続けるだけでなくそれに対して必要な事を実行する強い意志があれば、どれだけ頭が悪かろうと成し遂げられるフェアなものが大学受験だと思います。余計な"どこが受かりやすい" "何をすれば効率がいい"などに惑わされる前に、まず目の前のものを覚える努力をしていくと良いと思います。努力する癖があり、日頃から努力している人には勝てませんが、時間をかければ私でも負けてしまうことはなく医学科に入ることができました。
編集部からのひとこと
2021年度に見事鳥取大学医学部に合格されたりゅーちゃんの合格体験記でした。 合格するためにどのような勉強をすれば良いのか、自身の経験をもとにかなり具体的に教えてくれているのでとても役に立つと思います! りゅーちゃんさん、ご協力いただきありがとうございました。