鳥取大学医学部に現役合格のY・Tさんの合格体験記

2022/04/27
2021年度鳥取大学医学部に現役合格のY・Tさんの合格体験記です。受験生時代の模試の成績や、使った参考書や勉強法など合格するために知っておきたい情報を幅広く教えてくれています!

合格した大学

ニックネームを教えてください。

Y・T

性別を教えてください。

男性

現在通っている大学を教えてください。

鳥取大学

浪人の有無を教えてください。

現役

理科の選択を教えて下さい

化学;物理

社会の選択を教えて下さい

日本史

得意科目(複数選択可)

英語;化学

苦手科目(複数選択可)

数学;物理

両親の職業(任意)

父は医師、母は看護師

出身地を教えてください。

大阪府

出身の中高、中学受験・高校受験の有無を教えてください。

清風南海中高校 中学受験

受験勉強を始めた時期を教えてください。

高校2年生の春頃

受験期の一日の勉強時間を教えてください。

平日4時間、休日6時間

共通テストの点数(浪人生は現役時も)を教えてください。

750

高1から合格までで受けた模試、その偏差値、合格判定を教えてください。

高2 全統共通テスト模試 偏差値65 判定C 高2 第2回駿台全国模試 偏差値60 判定C 高2 2月実施 プロシードテスト 偏差値53 判定E 高3 プライムステージ 偏差値55 判定D 高3 第2回全統記述 偏差値64.5 判定C 高3 第1回東北大OP 偏差値49.0 判定E 高3 第2回駿台模試 偏差値53.5 判定D 高3 第2回全統記述 偏差値63 判定C 高3 全統医進模試 偏差値49 判定E 高3 神大OP 偏差値59.5 判定E 高3 東北大実践 偏差値52.7 判定D

現役、浪人時の併願大学(合格の有無も)を教えてください。

川崎医科大学 関西医科大学 宮崎大学

あなたの大学の入学理由を教えてください。

地域医療を学べる環境が整っている点に魅力を感じたから。

あなたの大学の入試傾向、対策を教えてください。

例年、英語、化学、物理、生物の難易度は比較的簡単であり得点源である。逆にここで90点以上は欲しいところである。私は合否を分けるのは数学だと考えている。昨年まで、数学も、全く手が出ないという問題は少なかった。しかし今年の問題はかなり難易度が上がり、全く手が出ない問題が大半であった。 化学、生物、物理については基本問題レベルが完璧にできていれば十分対応出来る。 英語も共通テストレベルであるので、共通テストが8割、9割あれば問題ないと思う。 数学に関しては、過去問を解いて、自信を付け、本番に置いてせめて(1)だけでも正解できるよう努力しようと言ったところだ。

あなたの大学の面接で聞かれたこと、対策

鳥取大学は地域医療にとても力を入れているのでその関連の事は必ず聞かれる。都市圏から受験を考えている生徒は、なぜ鳥取大学に来たのか?と聞かれた際に、面接官が納得行くように回答を用意しておくと良い。 私は、鳥取県の医師は足りているかについて聞かれた。

数学

高3の夏頃まで4-stepをひたすらやった。夏から応用的な問題集、メジアンやクリアー等を用いた演習を行った。11月に入ると応用的な演習と並行して重要問題集を用いてもう一度基礎から復習して取れるところは確実に取れる様に仕上げた。私は塾に通っていなかったので知らなかったが、合格した後、大学の友達にどうやって対策していたのか聞いたところ、駿台など大手の予備校が作成した予想問題を解いていたそうだ。そしてその中の問題のひとつが実際の入試の問題と被ったそうだ。なので、そのようなものに取り組んで見るのもいいと思う。

英語

高3の春から秋にかけて学校で配布された長文問題のプリント(京大、阪大など難関大の長文問題)をこなし、長文読解力をつけていった。 そして、高3の冬から本格的に共通テスト予想問題集を用いて、演習をした。英作文については、「英作文ハイパートレーニング」を使い、自分で英作してみては、学校の先生の元に持って行き、添削してもらった。リスニングは12月に入ってから、空き時間を利用して予想問題に取り組み、本番の形式に慣れていった。

物理

リードアルファと重要問題集しか使用しなかった。高3の秋頃まで物理の全ての範囲を終わらせるのに時間がかかったので、本格的な演習に入ったのは秋以降であった。忘れているところは、簡単な問題集であるリードアルファで復習し、その後、より理解度を深め定着させるために重要問題集を使い、同じ分野の応用問題が解けるかどうか実力だめしをした。この繰り返しで、少しづつ力をつけていくことができたと思う。鳥取大学は本当に基本問題しか出ないので、基本公式などをしっかり直前には復習した。

化学

センサーと重要問題集を主に使用した。勉強法としては、物理と同じである。まず基本問題の集まった問題集であるセンサーを解き、それが出来たら、応用的な問題を重要問題集から探し、力試しに解いた。応用問題を解けるかどうかで基本が定着しているかハッキリ分かるので 、良い勉強方だと思う。無機、有機の暗記分野は、非常に忘れやすかったので、ノートにまとめ暇な時間に見返して頭にインプットしていった。

国語

高3の初めから学校で配布されるセンター試験の過去問のプリントを授業中に解き、慣れていった。追試験も含め1年で10年分以上を解いた。どのくらいのスピードで読み進めないといけないかが分かったので、この過去問対策は非常に有用だったと思う。古文、漢文においては、「古文単語」「漢文必携」を用いて単語の意味をある程度イメージできるような状態まで持っていった。

社会

高校で配布される教科書(詳説日本史B)と付属の資料集しか使わなかった。私は、自分で教科書、資料集、授業のノートの3つを自分なりにオリジナルにまとめることを毎テスト前にしていた。これは、普通に頭に入れていくより、効率よく、そして深く記憶にとどめることができたと思う。あと共通テスト問題集を使った勉強として、正解の選択肢だけ、調べるのではなくて、誤答の選択肢も何が間違っているのか、どうしたら正答になるのかまで突き詰めて1年分を何時間もかけて完成させた。

面接

対策は共通テストが終わった1月後半からスタートした。学校の先生にお願いして、面接官役をやってもらい、本番に備えた。具体的に4,5回、行ってもらった。 心がけたこととして面接官の目を見て、ハキハキと話すことだ。

共通テスト

本格的に駿台、Z会、河合塾が販売する共通テスト型問題集を用いて勉強を始めたのは11月の中頃だった。心がけていたことは、時間を気にするという事だった。共通テストは、知っての通り、スピード力が問われる。なので、普段から問題を解く時間の感覚を掴むためにタイマーで時間を図り、自分に常にプレッシャーを与えた状態で解くように務めた。社会は問題集を解いて、出てきた選択肢などを逐次、教科書、資料集を用いて自力で調べ、よく聞かれる所、自分が覚えていない所をマーキングし、直前にはその部位を見て、頭に詰め込んだ。国語は速読の力を鍛えるため、2日に1回は過去問なり、対策問題なり文章に触れて解く練習をした。国語は慣れだと思う。一定期間、活字体から離れると感覚が鈍る。英語の長文も同様である。二日に1回は文章を読んで、読解力の維持に努めた 。

あなたの大学を目指す受験生へのアドバイスをお願いします。

鳥取大学では、今年から点数開示に面接の点数が表示されるようになりました。衝撃的だったのが、面接点にかなり差が出ているということでした。従来、面接では差がつかない。と言われできましたが、その認識が覆されました。 最低点は40点台から最高100点までいます。 これは合否を左右するほどとても大きな点差です。 どうか受験生のみなさん、面接を疎かにしないようにしてください。

編集部からのひとこと

以上、2021年度鳥取大学医学部に現役合格のY・Tさんの合格体験記でした。 受験生時代にどのような勉強法で成績を上げたのかかなり具体的に教えてくれているので、ぜひ役立ててください! Y・Tさん、ご協力いただきありがとうございました。

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