新潟大学医学部に見事合格のセアンさんの合格体験記です。新潟大学医学部入試の難易度と攻略法を詳しく聞きました!
合格した大学
ニックネームを教えてください。
セアン
性別を教えてください。
男性
現在通っている大学を教えてください。
新潟大学
浪人の有無を教えてください。
2浪
理科の選択を教えて下さい
化学;物理
社会の選択を教えて下さい
倫理・政治経済
得意科目(複数選択可)
物理
苦手科目(複数選択可)
英語;数学
両親の職業(任意)
建築士
出身地を教えてください。
埼玉県
出身の中高、中学受験・高校受験の有無を教えてください。
さいたま市立浦和中高、中学受験有
受験勉強を始めた時期を教えてください。
3年生の7月ごろ
受験期の一日の勉強時間を教えてください。
平日休日とも12時間。平日は予備校がうち6時間程。
共通テストの点数(浪人生は現役時も)を教えてください。
現役72% 一浪78% 二浪92%
高1から合格までで受けた模試、その偏差値、合格判定を教えてください。
あまり覚えていないが、医学部に関しては一浪まではすべてE判定、二浪はマーク系がA,B判定、記述系がB,C判定
現役、浪人時の併願大学(合格の有無も)を教えてください。
日本医科大学不合格、東京医科大学特待合格、東京理科大学工学部建築学科特待合格。
あなたの大学の入学理由を教えてください。
附属病院をはじめとした施設の充実度、歴史から来る学校の落ち着いた雰囲気などへの憧れ。
あなたの大学の入試傾向、対策を教えてください。
全体として基礎力を問う良問ばかり。配点は共通テストが国社圧縮の750点、二次が英数理各400点の1200点。英語は基礎的かつ平易だが、採点が厳しく、高得点は難しい。数学は二次型配点となった数年前より難化。完答はほぼ不可能で160/400の合格者も。故に基礎を取り切ることが重要。理科は平易かつ高得点が狙える。得意科目であれば8割5分から9割を狙いたい。ただ、あくまでも教科書を完全にマスターした人にとってのみ基礎的と感じる良問なので、無駄を省いた教科書に沿った勉強が重要。
あなたの大学の面接で聞かれたこと、対策
面接の得点化がなく、とても緩いため全体的に良いところを聞き出してくれる優しいもので、特に印象に残ったものはない。医師と大学の志望理由さえ固まっていればあとは笑顔でハキハキ答えればよい。
数学
駿台の授業とそのテキストを中心に学習を進めた。数3が出来ない原因であり、共通テストにも繋がることから数1A2Bを固めることに注力した。2次試験では各大問前半をとりきることが重要であるため、満遍なく学習し、何か得意な分野を作るのではなく、苦手をなくすことを意識した。ただ、他の医学部同様微分積分は頻出であるため、共通テスト後は微積の計算の練習からリハビリを始めた。直前期は数3を中心に丁寧な解答作成を心がけた。
英語
駿台の授業とそのテキストを中心に学習を進めた。単語帳はシステム英単語、DUOを用いた。2次試験では難しい単語や文法は一切要求されないため、直前期は過去問や類題を用いた問題演習に徹した。ただ、併願する私大のための対策が効いたのは間違い無く、初めからこのレベルに合わせて難しい勉強をしないというやり方は取らないべきである。また、採点が大変厳しいため、添削をしてもらい、修正していくことが何より重要である。
物理
駿台の授業とそのテキストを中心に学習を進めた。新・物理入門や物理のエッセンスも用いた。問題演習には良問の風、名門の森、過去問を用いた。微分積分は必ずしも必要ではないが、基礎を問う問題で根本に立ち返った議論をさせられるため、微積物理をマスターすることが近道である。過去には基礎力を見る良問がほとんどなので、夏頃から過去問をやっていた。化学との時間配分から早めに解きつつ、高得点を狙う練習をしていた。
化学
駿台の授業とそのテキストを中心に学習を進めた。何よりも教科書を完全にマスターすることを心がけた。ただ、本当にごく一部足りない知識を化学の新研究で補完した。有機の構造分析は超頻出だが、奇を衒うような問題は一切なく、こちらも教科書に出てくる性質をしっかりと覚えてマスターすれば取れる問題である。故に併願私大の勉強をすることで知識は十分であるので、直前期に水に慣れるために過去問をさらうだけで構わない。
面接
得点化せず緩いため特に対策は必要ない。志望理由を固めてあとは堂々と笑顔でハキハキと話せばよい。私は対策として模擬面接のみ行った。
共通テスト
初めから新潟大学を目指していたため、圧縮される国語社会は軽視していたが、一応8割はとれるようにしていた。 国語:現代文はもともとほぼ満点が取れたので定期的に問題を解いて感覚を磨くだけで何もしなかった。古文漢文は覚えるべきことは覚えてあとは現代文の読解力を頼りにやっていた。定期的に問題を解くため、結果的に対策は春から行っていた。 社会:教科書等を読んだだけでわかった気になってしまう教科だが、問題を解けるようになるには問題演習しかないため、とにかく問題を解いていた。直前期は理系をやりたかったので夏頃までには終わらせ、思い出すために直前に一周するという対策をとった。 英語:2次対策で十分な英語力はつくし、本当に力があれば時間には余裕があるので共通テストのための対策はあまり行っていなかった。強いて言うなら勉強をする気がない時にサイエンティフィックアメリカンやナショナルジオグラフィックで記事を読んだり聴いたりしていたのがリスニングのためになった。 数学:数3のためにとにかく基礎の根を伸ばす勉強をしていた結果満点が取れるようになった。こちらも本当に力があれば時間には余裕があるので水に慣れる以外の目的で過去問をやる必要はない。 理科:物理化学ともに教科書をしっかりとマスターすることのみ意識した。過去問をとにかく解くことで、2次にも繋がる基礎力を養成することができるので、春から問題演習に徹した。
あなたの大学を目指す受験生へのアドバイスをお願いします。
新潟大学の問題はとにかく基礎をつく良問が多く、本当に目指しているなら早めに解きはじめ、過去問を中心に勉強していくのはアリだと思います。それでは奇を衒う問題がある私大には足りませんが、共通テストをしっかりと取れる勉強をすれば自ずと結果は付いてきます。実際私は二次型配点の中共通テスト逃げ切り型でした。 現在私は通い始めて半年が経ちましたがとても楽しい日々を送っています。これを見ている受験生がその志望を叶え、納得できる進路へ進むことをお祈りしております。将来部活などでお会いできれば嬉しいです。 辛いことばかりだろうけど頑張って!
編集部からのひとこと
以上、新潟大学医学部に見事合格のセアンさんの合格体験記でした。 新潟大学医学部に合格するために知っておきたいポイントをわかりやすく教えてくれているので、受験生の方はぜひ参考にして合格を勝ち取ってください! セアンさん、ご協力いただきありがとうございました。