東北大学医学部に見事合格のSMさんに模試の偏差値と勉強法を聞きました!

2022/01/03
東北大学医学部に見事合格のSMさんの合格体験記です。模試の成績やどのような勉強法で東北大学医学部に合格できたのか幅広くお答えいただいています。

合格した大学

ニックネームを教えてください。

SM

性別を教えてください。

男性

現在通っている大学を教えてください。

東北大学

浪人の有無を教えてください。

現役

理科の選択を教えて下さい

化学;物理

社会の選択を教えて下さい

地理

得意科目(複数選択可)

英語;化学

苦手科目(複数選択可)

物理

両親の職業(任意)

父:会社員 母:主婦

出身地を教えてください。

東京都

出身の中高、中学受験・高校受験の有無を教えてください。

栄光学園高校 中学受験のみ

受験勉強を始めた時期を教えてください。

高2 1月

受験期の一日の勉強時間を教えてください。

平日:4~5時間(塾は週1で3時間) 休日:10時間

共通テストの点数(浪人生は現役時も)を教えてください。

760

高1から合格までで受けた模試、その偏差値、合格判定を教えてください。

高1 駿台全国71 理二がA 高2 駿台ベネッセ50くらい    全統模試70くらい 高3 全統模試71     医進模試62 横市医医がB、医科歯科がC    東大模試50くらい 理一がE理二がD

現役、浪人時の併願大学(合格の有無も)を教えてください。

東京慈恵会医科大学(不合格)

あなたの大学の入学理由を教えてください。

共通テストの比重が低い 過去問との相性が良い 旧帝なので教育、設備などがよさそう

あなたの大学の入試傾向、対策を教えてください。

数学は他学部と同じ問題であり、大部分の他の医学部と違い1A2Bの出題が多いので、1A2Bで安定して点をとれるようにしたい。数3が苦手でも結構なんとかなってしまう。特に今年は出なかったが、確率は頻出で確実にとっておきたい。英語はとにかく量が多いうえに、長文読解、自由英作文、英訳問題などいろいろな問題があって総合力が試される。素早く問題をこなすように対策しておく必要がある。物理は、工学部が東北大の看板学部だからなのか、結構難しい印象があった。分量も多く、設定が複雑なこともあり、完答は難しいと思うがとれる問題を確実にとる意識でいればよいと思われる。化学は比較的簡単で、得点源になるだろう。反応式などの知識問題は素早く確実にとって、最後の有機化学の問題に時間を割きたい。全体的に標準~やや難くらいの問題で構成されているが標準問題を確実にとることがカギになるのではないか。面接の点数を除いて7割とっていれば確実に受かる。

あなたの大学の面接で聞かれたこと、対策

四字熟語が与えられて、その意味に似た経験をしたことがあるか。あるならどういう経験だったか、みたいな質問はあった。1日目に質問内容が与えられて(一応記述で答えさせられる)、2日目に面接で答えるのだが、1日目の夜にしっかり対策してから臨めるので基本的な医学部の面接対策で十分である。

数学

高3夏までは「青チャート(1A2B3)」を1周した。この段階ではまだ基礎を固める時期だったので、たまに東大の入試をやってみたこと以外には難しいのには手を付けなかった。高3夏は「プラチカ1A2B」で1A2Bを固めた。これを2~3周分からないところがなくなるまでやった。ただしとても簡単な問題も含まれているので、そういう問題は時間が無駄になるので解かなかった。秋になって「1対1対応」の数3をやった。これもわからないところがなくなるまで3周くらいやった。過去問は共通テスト勉強を始める前と共通テストが終わった後くらいの時期に10年くらいやった。

英語

高2くらいから「鉄壁」を本格的に覚え始め、「英文読解の透視図」や「基礎長文問題精講」、適当な大学の過去問など、いろいろなタイプの問題集をやっていた。文法は学校で使われる教材などで中学の時からやってきたので、基本的には問題集と単語帳しかやっていなかった。イディオムはz会から出版されている「idiom」と呼ばれる単語帳を半分くらいやった。ただ受験期は数学や理科の勉強が最優先だったので、鉄壁以外学校の授業くらいしか英語はあまりやっていなかった。

物理

参考書は「物理のエッセンス」を使っていた。まずは物理のエッセンスを見ながら「良問の風」を間違わなくなるまで5周くらいやって、そのあとに「名門の森」を1~2周やった。名門の森は東北大の過去問と同じくらいのレベルだったので、これより難しい問題集をやる必要はないと思う。逆に名門の森くらいのレベルの問題を早く確実に解くことの方が大事だと思われる。あとは、学校や塾でやる演習などもやりながらという感じですね。なお、原子の分野は出ないと思ったのと時間がなかったのでやらなかった。

化学

「化学の新研究」はいつも持ち歩いていた記憶がある。これ1冊にすべてのことが書かれているので、これに書き込んだり大事なところにマーカーを引っ張ったりして、電車の中などの隙間時間で復習していた。また、学校の進度が遅かったというのもあり、「鎌田の有機化学」、「福間の無機化学」、「らくらくマスター」も入門書として使っていた。問題集は学校で使っていたものに加えて「化学の新演習」をやっていたが、分量が多かったため標準問題に絞って解いていた。

国語

現代文は苦手だったので、高3春くらいに「現代文と格闘する」という参考書を読んだところ、今までの現代文に対する考え方が変わって、以降安定した点数をだすことができた。現代文はその後共通テスト対策の問題集をするまで何もやらなかった。古文は高2まででほぼ完成していたので共通テスト直前くらいに「古文単語315」をやったくらいである。漢文も同様でネットで漢文単語でまとまっているものがあったのでそれをやっていたくらいで、ほとんど何もやらなかった。

社会

高2冬に「山岡の地理B」を電車の時間などを使ってさっと読んでいた。本格的に勉強を始めたのは高3秋くらいからで、「村瀬のゼロからわかる地理B」と教科書を使って勉強していた。その後はセンター試験10年分と共通テスト予想問題20年分位を解いて問題に慣れていった。また、間違った問題のところの余白に知識などを書いて、後で見て復習することで効率的に勉強していた。個人的には高得点を狙いに行くなら日本史を選んだ方がよいと思っていた。

面接

面接の対策は高3秋からやっていれば十分である。適当に数冊、参考書を買って電車の中で読んでおくのと、模擬面接を数回学校や塾などでやっておき、基本的な質問に対する答えをノートなどにまとめて持ち合わせていれば平均以上の点数はとれる。本番では緊張しすぎないように平常心を保つことに心がけた。

小論文

高3夏に塾で1回添削してもらったことがあったが、受験で使わないことが分かったのでそれ以外何もやっていなかった。

共通テスト

数学と理科は二次の勉強をしていれば満点近くとれると思うので5年分くらいで十分だと思う。東北大の場合、共通テストの点数は英数国理が1/4に圧縮されるのに対し、社会は1/2にしか圧縮されないので、特に社会で失敗しないように頑張っておくとよい。社会は共通テスト直前になってから本格的に始めることになるとは思うが、直前になって予備知識がないと共通テスト本番には間に合わない可能性があるので、秋くらいから少しずつ手を付けた方がよいと思う。英語に関してはリスニングの配点が上がったので、二次にリスニングのない東北大を受ける人にとっては厄介かもしれないが、直前期は毎日英語を聞くなどして英語の耳をつくっておきたい。国語に関しては自分からは何も言うことはできない。国語をやる時間を使って社会を頑張るのも1つの手かもしれない。

あなたの大学を目指す受験生へのアドバイスをお願いします。

まず、2月の仙台は思ったより寒くとても乾燥しているので、他県から来る人はしっかり備えた方がよいです。いちばん大事なのは受験本番に、自分の実力を出し切ることです。前日には睡眠をたくさんとって、試験前には必ずトイレを済ます、といった基本的なことに心がけてください。日々の勉強も同じです。基本的なことをしっかりやっていけば、必ず東北大に合格できる力はつきます。受験生の皆さん、最後まで諦めずに頑張って下さい!!

編集部からのひとこと

以上、2021年度東北大学医学部に見事合格のSMさんの合格体験記でした! SMさん、貴重なお話ありがとうございました!

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