2021年度日本医科大学医学部合格のT.Mさんに聞く科目別勉強法

2021/12/21
2021年度の日本医科大学医学部合格のT.Mさんの合格体験記です。合格するためにやった各科目の勉強法を具体的にお答えいただいています。

合格した大学

ニックネームを教えてください。

T.M

性別を教えてください。

男性

現在通っている大学を教えてください。

日本医科大学

浪人の有無を教えてください。

1浪

理科の選択を教えて下さい

化学;物理

社会の選択を教えて下さい

倫理・政治経済

得意科目(複数選択可)

英語;物理

苦手科目(複数選択可)

数学;化学;社会;国語

出身地を教えてください。

東京

出身の中高、中学受験・高校受験の有無を教えてください。

東京都市大学付属高校 中学受験○ 高校受験×

受験勉強を始めた時期を教えてください。

高2の4月から

受験期の一日の勉強時間を教えてください。

平日10時間(塾6時間) 休日6時間(塾無し)

共通テストの点数(浪人生は現役時も)を教えてください。

現役84% 浪人85%

高1から合格までで受けた模試、その偏差値、合格判定を教えてください。

高1 河合塾模試 偏差値およそ60 高2 河合塾模試 偏差値およそ65 高3 河合塾模試 偏差値およそ65 浪人 駿台模試 偏差値およそ60

現役、浪人時の併願大学(合格の有無も)を教えてください。

現役: 国際医療福祉大学×    順天堂大学×    北海道大学×    山梨大学× 浪人: 日本医科大学○    順天堂大学×    東北医科薬科大学○    北海道大学×    秋田大学×

あなたの大学の入学理由を教えてください。

他の学校と比較して、学費的に余裕があったから。

あなたの大学の入試傾向、対策を教えてください。

前期 英語:記述式の問題と選択式の問題に分かれている。記述式の問題は比較的オーソドックスな問題が多く、国立大学の対策などをしっかりとしておけば特に問題はないと思う。選択式の問題は発音に関する問題が出ることが特徴的である。英語が得意な人にとっては点取り科目になるかもしれない。 数学:他大学と比較してもかなり難しい問題が多いように感じる。合格した人でも体感で三割程しか出来なかったという意見をよく聞くので、出来なくてもあまり合否には影響しない科目だと感じる。 物理、化学:どちらも年度によってばらつきはあるが、解きやすい問題が多いと思う。合格したければあまり落とせない科目だろう。ただし時間制限は厳しいので対策はしっかりしておくべき。

あなたの大学の面接で聞かれたこと、対策

集団面接の際に、キャッチコピーについて思うことを述べなさいと言われた。 個人面接は他大学と同じような質問が多かった。

数学

現役時は一対一対応の数学という参考書を何周か解いていた。個人的にはよくまとまった良い参考書だと思う。始めたのは高2の夏からで高3の秋くらいまでやっていた。高2までは学校の勉強を丁寧にやっていた。そして浪人時には駿台に通っていたので、そこの授業の予習と復習に時間を費やしていた。かなり重たかったので、他に参考書をやる余裕は無かった。そして入試が近づいてきたら過去問で学校別に何年分か問題を解き、対策をとっていた。

英語

高2までで鉄壁という英単語帳を使って語彙力を伸ばしていた。そして英検を受けていたので、その勉強を対策問題集を使ってやっていた。これは英語力アップにかなり役立ったと思う。高3は過去問以外では自分で英語を勉強することはあまり無く、学校の授業内でとにかく英文を読むように意識していた。そして浪人中は駿台に通っていたので、その予習と復習に時間を注いでいた。授業の量も多かったのでかなり大変だったが、やる意味はあったと思う。

物理

高3の夏までに学校や塾を通して一通り物理を学習した。最初は理解が困難な分野も多かったが、教科書や物理のエッセンスをしっかりと読むことで理解を強固なものとした。それからは理解が固まっていった分野から良問の風そして名門の森を解き問題に慣れていった。物理はいかに深く理解出来ているかだと思う。そして予備校の物理は自分にはかなり難しかったのであまり参考にしなかった。

化学

化学は学校や塾を通して一通り学習してから理論分野はとにかく問題を解いていった。理解や暗記はもちろん大事だが、それと同様に問題数をこなすことが重要だと思う。そして無機と有機分野は教科書を何度も読み込み、知識の定着に時間をかけた。教科書はカラーでかなり見やすく、よくまとまっていると思う。

面接

例年聞かれていることに対しての自分なりの答えをあらかじめ用意していた。毎年必ず聞かれていることに対しては台本も用意していた。対策は前日で十分だと思う。

小論文

特に対策はしていない。 試験前の休み時間に対策本を読んでいた。

共通テスト

英語:リーディングは意外と時間がないので年に何回かあった共通テスト模試で時間配分の感覚を掴めるようにしていた。リスニングは塾や学校での対策の時間に集中して英語を聞くようにしていた。特にリスニングは割と難しいので苦手な人は十分に対策すべきだと思う。 数学:自分は解くのが遅く、解き終わらないことが多かったので、予想問題などをたくさん解き、時間内に解けるよう努力した。各大問にかける時間はあらかじめ決めておくと良いと思う。 国語:現代文は過去問を通して問題を解く感覚を掴んでいった。また参考書として現代文ゴロゴというものを使い論理的に読む感覚を養った。そして古文は古文単語ゴロゴで単語を覚えてから過去問を解き、漢文は予備校のテキストを使って勉強した。 物理、化学:どちらも二時試験対策をしてから過去問を解くといった程度で特に対策はしなかった。 社会: センター試験の問題がまとまったセンター試験への道という参考書をひたすら12、1月頃に解いていた。そして分からない部分は教科書などと照らし合わせていた。

あなたの大学を目指す受験生へのアドバイスをお願いします。

浪人生も多くいる学校で、いろんな人との出会いがあると思います。入試は難しいかもしれませんが、前期後期二回の試験があるので入学したい場合最後まで諦めずに頑張って下さい。意外と前期落ちて後期で受かった人もいます。

編集のひとこと

以上、日本医科大学医学部に見事合格のT.Mさんの合格体験記でした。 T.Mさんご協力いただきありがとうございました!

日本医科大学の情報をもっと知りたい方はこちらから

医学部受験のプロは、「医学部受験情報をもっとオープンに」という理念に基づき、医学部受験のリアルな情報を発信するメディアです。

医学部受験競争が激化する中、限られた時間で最大の成果を出すためには、正確な情報を把握することが受験必勝の鍵となります。
当サイトでは医学部受験を志す全ての方にとって、最新かつ有益な情報をお届けしていきます。

©2019 —医学部受験のプロ. All Rights Reserved.