筑波大医学部現役合格のH.Sさんに合格までの道のりを教えてもらいました!

2021/12/21
筑波大医学部現役合格のH.Sさんに合格するまでの過程をインタビューしました!特に筑波大学医学部の受験を考えている受験生にとってはとても役に立つと思います。

合格した大学

ニックネームを教えてください。

H.S

性別を教えてください。

男性

現在通っている大学を教えてください。

筑波大学

浪人の有無を教えてください。

現役

理科の選択を教えて下さい

化学;物理

社会の選択を教えて下さい

地理

得意科目(複数選択可)

数学;物理

苦手科目(複数選択可)

英語

両親の職業(任意)

研究者

出身地を教えてください。

千葉

出身の中高、中学受験・高校受験の有無を教えてください。

中学受験

受験勉強を始めた時期を教えてください。

3年の8月

受験期の一日の勉強時間を教えてください。

平日四時間、休日12時間(全て塾)

共通テストの点数(浪人生は現役時も)を教えてください。

810

高1から合格までで受けた模試、その偏差値、合格判定を教えてください。

東進の共テ模試(数、物、化は65英は50でトータル60、判定は大体D.E)医学部模試(数、物、化は68くらい英が50でトータル60で判定はC)

現役、浪人時の併願大学(合格の有無も)を教えてください。

国際医療福祉(一般は補欠、共テ利用で合格) 順天堂(補欠)、慶応薬学科(合格)、東京理科大生命創薬(共テ利用で合格)

あなたの大学の入学理由を教えてください。

スポーツ整形外科に強いから

あなたの大学の入試傾向、対策を教えてください。

よく問題が標準的で簡単と言われるがそんなことは無いと思う。東大などの設問が抽象的で解法を捻り出す難しさは無く、問題の解法が限られているが、先を見通し、計算をとにかく正確にやり切る難しさがある。その一方で高得点勝負になり、一つのミスが致命傷なので、数学と理科は現象や事象の本質を理解するだけでなく、楽に解けるような解法のテクニックなどは多少マニアックなものも知っておくと持ってる解法が増えて見直しに活かせるようになる。

あなたの大学の面接で聞かれたこと、対策

一つ目の部屋で趣味などの一般的な面接。二つ目の部屋であなたは真面目だが落第してしまった一方友人はサボって合格した、どう思うかと、学校規則だと熱が出ると休みだが、発表会の代表役になっている、どうするかの二つ

数学

理系のプラチカと上級問題精巧。数3が中心に出題されるのでそこを重点的に。とにかくミスをしたく無いので見直しを多面的にできるよう一つの問題に対して色々な角度からアプローチできるように心がけていた。確かに問題のレベルはここまでの参考書のレベルでは無いが、よく推奨されるものだと解き方が一本道で本番では不安が残る気がする。高いレベルのものほど解法が多岐に渡ると思うので、こういった問題集を選んだ。あとは東進の青木純二先生の「数学の神髄」で数学の本質について教わった。

英語

英文読解の透視図、NextStage、鉄壁。こちらもミスをしたく無いのでレベルの高いものを選んだ。問題のレベルは英語の苦手な私ですらそこまで高いとは思えなかったが、単語は割と難し目だったと思う。しかし、文脈から連想することができるので、その練習が必要かと。文法問題はほとんど出ないのであまり時間をかけなかった。それよりも文章の構造を正確に掴むことが大事。英作文は奇抜なお題は出ないので、代表的なものに対する答えは準備しておいたほうがいい。

物理

難問題の系統。満点じゃなかったら落ちると思っていい。その一方で問題がほとんど繋がっているので途中でミスると連鎖でもっていかれる。立てる式一行ずつ、次元解析と逆算の計算確認が必要。近年だんだん簡単になっているが少し前はまぁまぁな難度であるからあまり気を抜かない方がいい。構成としては力学、電磁気が絶対であともう一問といった感じ。出される題材もだいたい順番なのでラスト3日くらいは山をかけてもいいかもしれない。

化学

科学の新演習、東進のテキスト。こちらも物理と同様満点じゃなかったら落ちると思っていい。無機はあまり出ないし、出ても簡単だが、理論と有機は時間がかかる。よって立方格子の充填率や密度などはある程度暗記して置いたほうが時間短縮に繋がる。反応速度はあまり出ないが、化学平衡が大好きな印象がある。有機はあまり楽な方法はなく、ひたすら地道に探すしか無いタイプの問題であるため、そこに時間がかかることはある程度計算に入れて時間配分を考える。

面接

あまり変なことは、聞かれないので素直に答えていいと思う。割と面接点が高いが評価基準が分からないので対策しようがない。

小論文

小論文は心理テストで対策不可。

共通テスト

対策として使ったのは全て東進の模試の過去問。国語と社会は10月くらいから理系科目の息抜き程度にやり12月から本腰を入れた。二次で使う科目は一月からやった。数学は各大問10分で解き切れるように毎日1模試をやった。物理は正直ナンセンスな問題が多いのであまり解かない。化学は二次と逆で無機がかなり細かい。のでそこをカバー。英語は長文が多すぎて体力勝負なので大問ごとにやっても意味が無く、一回分を一気に解き切れるようにする。国語は現代文は日本語読めれば解ける、一方古典はかなりきつい。出る単語と文法はある程度決まっているのでひたすら暗記。理系に時間を使ってあまり勉強できず、わからない単語はとても多いので一文ずつ主語、述語、目的語だけは読み取ってあとは予測でなんとかする。社会は地理はおすすめしない。やればやっただけ伸びる日本史や世界史をすすめる。地理の勉強はセンターの過去問として、ネットのたつじん地理という解説がとにかくいい。

あなたの大学を目指す受験生へのアドバイスをお願いします。

うちに限らず医学部は医科歯科以上を抜いて頭の良さより要領の良さが大事となります。面倒な計算を早く正確にやるストレス耐性テストみたいなものなのでとにかくミスをしない方法を見つけてください。自分は難しい問題から本質やテクニックを学ぼうとしました。それが合っているかはわかりませんが自分の方法を見つけてください。

編集部からのひとこと

以上、筑波大医学部現役合格のH.Sさんに合格までの道のりを教えてもらいました! H.Sさん、役に立つお話ありがとうございました。

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