2021年度、大分大学医学部に見事合格のH.Kさんに大学の入試傾向と対策を教えてもらいました!受験生時代の経験を踏まえながら、かなり詳しくお答えいただいているのでぜひ見てください!
合格した大学
ニックネームを教えてください。
H.K
性別を教えてください。
男性
現在通っている大学を教えてください。
大分大学
浪人の有無を教えてください。
1浪
理科の選択を教えて下さい
化学;物理
社会の選択を教えて下さい
地理
得意科目(複数選択可)
英語;数学
苦手科目(複数選択可)
社会;国語
両親の職業(任意)
サラリーマン
出身地を教えてください。
大分県
出身の中高、中学受験・高校受験の有無を教えてください。
上野丘高等学校
受験勉強を始めた時期を教えてください。
浪人から
受験期の一日の勉強時間を教えてください。
6時間
共通テストの点数(浪人生は現役時も)を教えてください。
706(現役650)
高1から合格までで受けた模試、その偏差値、合格判定を教えてください。
高一、70くらい 高二、60くらい 高3、60くらい
現役、浪人時の併願大学(合格の有無も)を教えてください。
大分大学医学部
あなたの大学の入学理由を教えてください。
子供の頃に患った病気の担当医に憧れた
あなたの大学の入試傾向、対策を教えてください。
大分大学の化学試験時間は90分間で配点は200点満点の試験になります。 大問構成は4題出題されています。 2017年の入試問題を見ていくと理論化学無機化学有機化学から全分野満遍なく出題されていました。若干ですが理論化学が多い感じです。 問題の特徴としては他の国公立と比較して計算問題がやや多めの傾向となっております。 計算問題の対策をやっていくようにしていきましょう。 具体的な対策としては「リードライトノート」の化学基礎・化学に取り組んでください。基礎的な用語や語句はもちろんのこと基礎的な計算問題も多く収録されている問題集となっています。 徹底的に化学の計算演習を演習していけば大分大学でも通用する十分な力がつくと思います。 その後「国公立標準問題集CanPass」に取り組み実際の入試問題をもとに演習をしていってください。 大分大学では実験問題に関して出題される場合もありました。そういったところも「国公立標準問題集CanPass」には掲載されているのでそういったところも注意しながらやっていくようにしてください。「国公立標準問題集CanPass」の問題ができれば十分合格点が狙えるかと思います。 最終的には過去問演習してアウトプットに取り組んでください。 大分大学、化学のおススメ参考書 (上から順に取り組んでいってください) 基礎から応用までしっかりと網羅された取り組みやすい問題集です。 学校で配られるようなセミナーのような問題集と比べても解説が充実している参考書です。レイアウトもすごく見やすく、覚えないといけない公式や計算の重要な式が書かれているので、そこも使いやすい一冊と思います。 ・化学レベル別問題集3 レベル別問題集シリーズは全部で4つあり、今回ご紹介する『化学レベル別問題集3上級編』は上から2番目の難易度となっています。基本的な化学の問題を解き終えた人であれば問題なくチャレンジできる内容です。 ・国公立標準問題集CanPass 地方国公立レベルの化学の論述問題対策におすすめの教材です。 使用時期としては高3の11月~2月ごろがオススメです。 大分大学 物理の入試傾向と対策 大分大学の物理試験時間は90分間で配点は200点満点の試験になります。 大問構成は4題出題されています。 大問1から順に力学、電磁気、熱力学、波動というように原子以外の全分野から満遍なく出題されています。 2017年以降は原子の分野も含めて満遍なく対策していくことをお勧めします。 問題数が多いので力学と電磁気の固め打ちっていうのはあまり有効ではないです。 問題のレベルとしてはどちらかというと基礎よりの問題となっています。 なので基礎の完成度充実度というのが入試の得点に直結する形になっています。 具体的な対策法としては「物理のエッセンス」に取り組むようにしてください。 基礎的な概念についてしっかりマスターしていく参考書になります。 基礎固めが済んだら次に「良問の風」に取り組んでください。「良問の風」で代表的な解き方を学んでいけば大分大学の物理の問題も十分回答できると思います。 それが終わっても時間的な余裕がある場合は「国公立標準問題集CanPass」に取り組んでください。難易度は実際の入試問題よりかは高めです。最終的に過去問演習して今まで培ってきた知識がアウトプットできるか確認していきましょう。 大分大学、物理のおススメ参考書 (上から順に取り組んでください) ・物理のエッセンス(力学・波動)(熱・電磁気・原子) 物理の基礎固めに最適な1冊です。 問題を一通り解けるようになると、受験物理に出てくる大半の問題に対応できる基礎が身につくのでおすすめです。 ・大学入試漆原晃の物理が面白いほどわかる本(物理のエッセンスと併用) 講義系の参考書になっています。物理のエッセンスと併用して使用してください。 物理をこれから学習する初学者の人にもおすすめの参考書です。 ・良問の風 物理頻出・標準入試問題集 MARCHや地方国公立レベルの問題が演習できる物理の参考書です。 ・国公立標準問題集キャンパス 地方国公立入試対策に取り組める一冊。 大分大学 生物の入試傾向と対策 大分大学の生物試験時間は90分間で配点は200点満点の試験になります。 大問構成は4題出題されています。 問題の特徴としては他の国公立と比較して記述問題がやや少なく、知識や語句の問題がやや多い知識重視の傾向となっております。 知識メインで対策をしていくようにしてもらいたいなと思います。 また2017年の入試問題を見ていくとDNAの複製について一連の流れを説明させる問題がありました。 生物という科目は用語を単発で覚えるものではなく生物的現象を一連の流れで理解しておくことが重要な科目になってきます。講義系参考書の読み込みを徹底的に行い生物現象の一連の流れを自分の言葉で説明できるようにしていきましょう。 具体的な対策としては「生物基礎・生物の必修整理ノート」を使って生物の入試に必要な用語や語句の暗記を徹底的に行ってください。それと同時にこれでわかる生物という講義系参考書の読み込みもまた重要になってきます。 生物現象の一連の流れを自分で説明できるように繰り返しやるようにしていってください。 そのあと「生物基礎徹底48」というアウトプット問題集センター試験の過去問などで演習し、最終的には「国公立標準問題集CanPass生物」に取り組んでください。そこで頻出は少ないですが記述問題対策をやっていきましょう。
あなたの大学の面接で聞かれたこと、対策
最初は雑談でした。 どこからきたのか、どうやってきたのかなど、フランクに対応してくれました。 その他、医師をめざす理由と、志望理由を聞かれましたが、これといって特徴的なことは聞かれませんでした。
数学
数学はとにかく満遍なくやることが大切だなと思いました。数3は共通の後と考えてる人はたいてい失敗してる印象です。数1Aを蔑ろにする人がたまに居ますが、私は数学の中でも数ⅠAが最も大切だと考えます。なぜなら全ての数学に通ずるものがあるからです。医学部は共通勝負だと言われたりしてますが、そんな事ありません。ちゃんと2次の対策を早めにすることが合格につながります。高校時代ではあまり受験のことを考えていませんでしたが、今覚えば1年の頃からコツコツやってる人が合格しています。
英語
使った教科書は英文読解500です。700や1000などもありますが、ほとんどの医学部であれば500で十分だと思います。他には予備校のテキストを使っていましたが、これはその予備校に通えばでこそのものなので特に採り上げません。医学部は共通勝負だと言われたりしてますが、そんな事ありません。ちゃんと2次の対策を早めにすることが合格につながります。高校時代ではあまり受験のことを考えていませんでしたが、今覚えば1年の頃からコツコツやってる人が合格しています。
物理
使った教科書は、『良問の風』です。これはやってる人も多いと思いますが、ただ解くだけだと本当に勿体ないです。あの本にはただの解説だけでなく、考え方から書いてあるので基礎から学びたい人にも学びやすい教材になっています。医学部は共通勝負だと言われたりしてますが、そんな事ありません。ちゃんと2次の対策を早めにすることが合格につながります。高校時代ではあまり受験のことを考えていませんでしたが、今覚えば1年の頃からコツコツやってる人が合格しています。
化学
使った教科書は『化学セミナー2018』です。この教材を選んだ理由は学校で使っていたからと言うだけでこれといってなにがいいかは分かりません。しかし、どんな教材でも、数をこなすことが大切です。医学部は共通勝負だと言われたりしてますが、そんな事ありません。ちゃんと2次の対策を早めにすることが合格につながります。高校時代ではあまり受験のことを考えていませんでしたが、今覚えば1年の頃からコツコツやってる人が合格しています。
面接
志望している大学について調べることが大切だとかんがえます!
共通テスト
共通テストの問題では今までよりも思考が必要とされることは間違いないですが、思考といっても何もないところから想像したりとかそういう類のものではなくて、基礎標準知識をしっかり理解してそこから問題に対応する能力というだけです。この点は注意してください。 ただし、今までのセンターと比べると細かい知識を問われることが減る反面、本当に理解しているかがより問われる試験と言えます。この点でセンター対策を優先した勉強法とかそういった表面的な実力しかつかない、付け焼刃な対策はより通用しなくなります。またそのような勉強をしている人は絶対にセンターでも失敗していますし、今後の共通テストではさらに大きく得点差をつけられることになります。
あなたの大学を目指す受験生へのアドバイスをお願いします。
コツコツが近道です。医学部は共通勝負だと言われたりしてますが、そんな事ありません。ちゃんと2次の対策を早めにすることが合格につながります。高校時代ではあまり受験のことを考えていませんでしたが、今覚えば1年の頃からコツコツやってる人が合格しています。
編集部からのひとこと
以上、2021年度大分大学医学部に見事合格のH.Kさんに合格するための方法を解説してもらいました! 受験生にとって役立つ情報がもりだくさんですので、ぜひ参考にして合格を勝ち取ってください! H.Kさん、役に立つお話をたくさんしていただきありがとうございました。