北大医学部に受かるには?現役合格のS.A.さんにインタビュー!

2021/11/21
北大医学部現役合格のS.A.さんに合格の秘訣を徹底インタビューしました!北大医学部受験を考えている方には必見の内容となっています。

合格した大学

ニックネームを教えてください。

S.A.

性別を教えてください。

男性

現在通っている大学を教えてください。

北海道大学

浪人の有無を教えてください。

現役

理科の選択を教えて下さい

化学;物理

社会の選択を教えて下さい

日本史

得意科目(複数選択可)

数学;物理

苦手科目(複数選択可)

社会;国語

両親の職業(任意)

教師、会社員

出身地を教えてください。

北海道

出身の中高、中学受験・高校受験の有無を教えてください。

北嶺中・高等学校、中学受験あり、高校受験なし

受験勉強を始めた時期を教えてください。

高校3年生の2学期頃

受験期の一日の勉強時間を教えてください。

平日3時間、休日5時間、塾週1回3時間

共通テストの点数(浪人生は現役時も)を教えてください。

775

高1から合格までで受けた模試、その偏差値、合格判定を教えてください。

正式な模試の名前は覚えていないのですが、高校1、2年生で受けた模試は、すべて偏差値は60以上でB判定が多かったです。高校3年生では、模試ではほぼB判定で一度だけA判定をとりました。

現役、浪人時の併願大学(合格の有無も)を教えてください。

ないです

あなたの大学の入学理由を教えてください。

北海道で1番ランクが高いから、地元だから、総合大学だから

あなたの大学の入試傾向、対策を教えてください。

数学は他の大学と比べて簡単で基礎重視の問題が多いがその分ミスができないので、学校から配布された問題集のみを用いて、時間を計って素早く正確に問題を解いて対策していた。また、過去問を10年分ほど解いた。物理・化学はどちらも基本的な内容がほとんどなので、学校から配布された問題集を5周ほどやり、その後物理は良問の風という問題集を、化学は重要問題集というものを用いて少し応用された問題を解いていった。過去問は10年分ほど解いた。英語はやさしい問題をいかに速く解くかが勝負になってくる形式なので、過去問や過去の冠模試をかなりこなした。ほかの問題集には手をつけなかった。全体を通して北大の問題は簡単で解けないような難しい問題は出ないので、過去問を重視してとにかく北大の形式に慣れていった。

あなたの大学の面接で聞かれたこと、対策

高校時代に1番力を入れていたこと、医者というものは社会においてどういう存在か、などを聞かれた。思ったよりも短い面接だった。面接対策の本を買い、医学部の面接で聞かれやすいことをノートにまとめて、何が聞かれてもスムーズに答えられるようにした。また、先生が面接官の代わりをしてくれ、答え方や内容が良いか悪いかを採点してもらっていた。

数学

共通テスト対策としては、共通テスト形式の問題をやっただけで、共通テストのために問題集はやらなかった。ただし、共通テスト形式の問題はどんな問題も50分で解き終えるように、スピードを意識して解いていった。二次試験対策としては、オリジナルという問題集のみを使った。まずは1週解いて、解けた、解けたけど自信ない・計算ミスした、解けなかったの3種類に分けて●✖️▲の印をつけ、✖️と▲を解き直し、といったように記号をつけていき、問題集に書いてある問題が見ただけですべてできるようにもっていった。また、北大の形式になれるために、過去問をかなり解いた。ただ、数学専門塾に行っていて、北大よりも難しい大学の問題をいくつも解いていっていたので、数学にそこまで時間をかけなかった。あくまで確認のために問題集を解いていた。

英語

共通テスト対策としては、共通テスト形式の問題と単語帳で対策していた。リーディングは数学同様時間勝負なので、とにかくスピードを意識して問題を解きまくった。リスニング対策としては、登下校中に英語のニュースを毎日聴いて、英語の音声に慣れていった。二次試験対策としては、問題集は全く使わずに、学校から配布された単語帳と、北大の過去問と冠模試の過去問のみを用いて勉強していた。北大はスピードが重視されているので、四つある大問でそれぞれどのくらいの時間をかけて解くかをあらかじめ決めておき、練習の際もその時間に気をつけて解いていた。また、やった全ての問題を英語の教師に添削してもらっていた。英作文は特に丁寧に添削してもらい、細かな英語のミスを直していったり、どの英作文にも使える型を増やしたりしていった。

物理

共通テスト対策としては、共通テスト形式の問題をひたすら解いていった。そして、間違った問題の分野の問題を学校から配布された物理セミナーという問題集で復習していった。二次試験対策としては、物理セミナーと、自分で購入した良問の風という参考書のみを使って勉強していた。北大は基礎問題が多いので、できるだけそこで点を落とさないようにするために、物理セミナーを何週もこなした。少し応用された問題の対策として良問の風を解いていたが、基本的には物理セミナーを重視して対策していた。もちろん過去問も10年分くらいはこなしていった。

化学

共通テスト対策としては、物理同様ひたすら共通テスト形式の問題を解きまくっていった。化学は知識のみで解ける問題もあるが、グラフなどに書いてある値や図と、自らの知識の両方を必要とする少し難しい問題が出されるので、学校から配布されたリードαという問題集の応用部分を用いて対策した。二次試験対策としては、問題集は、リードαと、自分で購入した重要問題集のみを用いていた。また、過去問を20年近く、冠模試の過去問もそれぞれの予備校のものを10年ほどやり、北大の問題の形式に完全に慣れるようになるまでひたすら問題をこなしていった。

国語

問題集は使わなかった。共通テスト対策としては、センター試験の過去問を15年ほど解いた。古文と漢文が苦手だったので、古文は学校から配布された古文単語300という単語帳で基本的な語句の知識を取り入れて、漢文は同じく学校から配付された精説漢文という参考書を用いて語句の意味や使われかたを学んでいった。また、いろいろなところが出している共通テスト予想問題を学校に用意してもらい、解いていった。問題集を解いていったわけではなく、とにかく共通テスト風の問題を解きまくっていった。

社会

自分は日本史だった。共通テスト対策としては、とにかくひたすら教科書を読み込んだ。従来のセンター試験は単語を覚えていれば解ける問題が多くあったが、共通テストの予想問題では、年号順に並べ替えたり、時代の流れがわからないと解けなかったりする問題が多々出される予定だったので、一問一答の参考書を購入してこなしていったが、流れがわかる教科書をより重視して読み込んでいった。また、今回から図や資料が多く出される予定だったので、学校から配布された資料集を教科書と合わせて読み込んでいった。

面接

北大の特色、医療体験の出来事やそこで培った経験、そして医学部面接で聞かれやすいことなどをまずはノートにまとめていって、自分だけの面接対策ノートを作った。それを用いて面接練習を先生にしてもらい、良いところや悪いところを添削してもらって直していった。聞かれたことに答える練習だけでなく、自分が絶対に言いたいことに試験官を誘導していくようにすることを心掛けた。

共通テスト

従来のセンター試験とは異なり、難しく論理的な問題が多くなるという予想がされていたので、とにかく慣れが必要だと思って、共通テスト予想問題をとにかくこなしていった。質より量を重視していった。数学、化学、物理は時間がかかる問題が多くなっていたので、とにかく計算スピードを上げるために、毎朝計算練習を欠かさなかった。本番何があるか分からないので、どの科目も制限時間よりも10分早い時間で時間設定をして問題を解いていった。また、苦手分野があるとそこで時間がかかってしまうため、どの科目でも苦手分野を問題集を利用して集中的に取り組んだ。迷う問題を多くなっていたので、迷ったらすぐに飛ばして、できる問題からやっていくということを意識して取り組んでいた。共通テスト対策を始めたのは高校三年生になってからで、ほぼ毎日共通テスト予想問題に手をつけていた。科目別の勉強法はそれぞれの科目の勉強法の欄に詳しく書いています。

あなたの大学を目指す受験生へのアドバイスをお願いします。

自分は共通テストで失敗して、判定もCで、先生に第一志望は浪人する覚悟がなきゃ諦めなさいと言われました。ですが、自分は諦めず、結果として合格できました。みなさんは、最後の最後まで絶対に諦めないでください。また、得意科目(これだけは人には絶対負けないもの)があると、受験の時に本当に心強いものになります。特に苦手分野がある人は、得意を伸ばしましょう。

編集部からのひとこと

以上、北大医学部に見事現役合格のS.A.さんのインタビューでした! 合格するまでの道のりをとても具体的に教えてくれているので、ぜひ参考にして合格を勝ち取ってください!

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