2021年度岡山大学医学部に見事合格のM.Tさんの合格体験記です。合格するためにどのようなことを意識したのか分かりやすくお答えいただいています。

ニックネームを教えてください。

M.T

性別を教えてください。

男性

現在通っている大学を教えてください。

岡山大学

浪人の有無を教えてください。

1浪

理科の選択を教えて下さい

化学;物理

社会の選択を教えて下さい

地理

得意科目（複数選択可）

物理;社会

苦手科目（複数選択可）

英語

両親の職業（任意）

父:医師 母:専業主婦

出身地を教えてください。

岡山県

出身の中高、中学受験・高校受験の有無を教えてください。

岡山大安寺中等教育学校、中学受験のみ

受験勉強を始めた時期を教えてください。

高校2年の9月

受験期の一日の勉強時間を教えてください。

平日6時間、休日11時間

共通テストの点数（浪人生は現役時も）を教えてください。

現役749 浪人:810

高1から合格までで受けた模試、その偏差値、合格判定を教えてください。

浪人6月進研マーク:77.0 B判定 浪人9月進研マーク:71.5 B判定 浪人11月進研マーク:71.5 B判定 中四国医学部チャレンジ:76.0 A判定 岡山大学オープン:77.5 A判定

現役、浪人時の併願大学（合格の有無も）を教えてください。

現役前期:岡山大学(不) 後期:奈良県立医科大学(合) 浪人前期:岡山大学(合) 後期:山梨大学 防衛医科大学校(合) 全て医学部医学科

あなたの大学の入学理由を教えてください。

旧医科大学であるため歴史、実績共に素晴らしく、中四国で一番の医学部だから

あなたの大学の入試傾向、対策を教えてください。

全学部共通問題であるためどの教科も標準的な問題がほとんど。英語は長文も読みやすく、和文英訳、英作文共に書きやすい。日頃から英文を読み、基本的な英作文を練習しておけば問題はない。数学は標準的な問題が中心だが、複素数で発展的な問題が出題されるため練習が必要。確率、微積分、ベクトルが頻出。典型問題の解法を頭に入れ、過去問などで傾向をつかんで練習すべき。物理化学は基本的な問題がほとんど。医学科を志望する人なら9割は取らなければならない。重要問題集で典型問題を繰り返し解いておけば満点も有り得る。北海道大学や広島大学など、標準的な問題が出題される大学の過去問で経験を積んでおくと良い。

あなたの大学の面接で聞かれたこと、対策

人口減少により医師があまり待遇が悪くなることが予想されるが、それでも医師になりたいのか。 eスポーツに賛成か反対か、その理由。 医療問題について、具体的な例とその対策。

数学

高校2年から3年6月まででFocusGold3冊を全て解き、間違った問題は3、4回解き直した。その後医学部の数学で頻出問題の練習をした。現役はここまでやって、全く歯が立たなかった。浪人では、まずFocusGoldをもう一度解き直し、典型問題は全て覚えるくらいの勢いで取り組んだ。その後、練磨やオリジナルスタンダードで応用問題を練習した。10月頃からは志望校で頻出の問題を過去問を中心に取り組んだ。2次試験直前は今までやった問題の総復習を中心にした。

英語

長文対策としては、やっておきたい長文500、やっておきたい長文700で英語を速く正確によむ力を養った。和文英訳については、英作文ナビを使って2日に3文程度英語の先生に添削をしてもらった。間違えたところは繰り返し確認し、表現を丸ごと覚えられるようにした。自由英作については、共通テスト後から3日に一つ程度、過去問を解き、英語の先生に添削をしてもらった。あらかじめ出題されそうな話題については、構想をねっておいた。

物理

高校3年から物理の内容に入るので、習ったところから順に基礎問題精講を使って典型問題をひとつずつ確認した。この問題集にある問題は全て解き方は覚えられるようにした。10月頃に全ての範囲をならい終えてからは重要問題集を3週ほど解き、発展的な問題にも対応できるように力をつけた。現役でここまでやり、実際の2次試験では9割とることができた。浪人時代は名門の森でさらにレベルアップを測った。2次試験では9割5分得点したが、あまり実力は伸びなかった。

化学

高校3年から物理の内容に入るので、習ったところから順に基礎問題精講を使って典型問題をひとつずつ確認した。この問題集にある問題は全て解き方は覚えられるようにした。夏休みにキャンパスを使って有機化合物の構造決定を重点的に練習した。その後重要問題集を3週ほど解き、解法を全て覚えられるようにした。2次試験では8割程だった。浪人時代は新演習にチャレンジしたが難しすぎて断念した。2次試験では9割5分得点したが、物理同様あまり実力は伸びなかった。

面接

得点に反映されないため、ほとんど練習はしていない。医学部の面接で聞かれそうな典型的な質問に対する答えを考えておいた程度。

共通テスト

11月頃から、理科や数学の単元別に問題演習を行い、12月頃から進研や河合の問題集を使って演習を重ねた。理科社会は間違えた問題は全て確認してノートにまとめ、確実に覚えられるようにした。数学は時間を計って演習しはやく解くことを練習した。英語と国語は1月に入ってからは毎日何か問題を解き、勘を鈍らせないようにした。医学科は共通テストの配点が高いところが多いため、9割絶対に取るという強い意識を持って、12月からほぼ休みなく毎日10時間以上共通テストの勉強に費やした。特に、年末年始には一日で進研の問題集を5教科8科目全て解くということを7日間行うことで、身体的、精神的に強くなることができ、本番への自信につながった。

あなたの大学を目指す受験生へのアドバイスをお願いします。

共通テストが合格を左右すると言っても過言ではない。命をかけるくらいの気で、妥協を許さず対策して欲しい。2次試験は標準的な問題がほとんどなので、無理に難しい問題を解いて自信を無くすことがないようにすることが大事。

編集部からのひとこと