旭川医科大学医学部に見事合格のY.A.さんに合格する方法を聞きました!受験生時代の体験談をもとにわかりやすく教えてくれています!
合格した大学
ニックネームを教えてください。
Y.A.
性別を教えてください。
女性
現在通っている大学を教えてください。
旭川医科大学
浪人の有無を教えてください。
現役
理科の選択を教えて下さい
化学;生物
社会の選択を教えて下さい
地理
得意科目(複数選択可)
生物
苦手科目(複数選択可)
社会;国語
両親の職業(任意)
看護師
出身地を教えてください。
静岡県
出身の中高、中学受験・高校受験の有無を教えてください。
高校受験のみ
受験勉強を始めた時期を教えてください。
高校2年生の3月頃
受験期の一日の勉強時間を教えてください。
平日は5時間、休日は11時間でどちらも全て塾
共通テストの点数(浪人生は現役時も)を教えてください。
764点
高1から合格までで受けた模試、その偏差値、合格判定を教えてください。
駿台ハイレベル模試(高1)…C判定 大学入学共通テスト模試(高3)…A判定 総合学力記述模試(高3)…C判定 全統共通テスト模試(高3)…A判定 ベネッセ・駿台大学入学共通テスト模試(高3)…B判定 ベネッセ・駿台記述模試(高3)…C判定 全統プレ共通テスト(高3)…B判定
現役、浪人時の併願大学(合格の有無も)を教えてください。
なし
あなたの大学の入学理由を教えてください。
カリキュラムを見て、現在求められている地域に根差した医師になるのに適していると感じたから。
あなたの大学の入試傾向、対策を教えてください。
2次試験は数学と英語の2教科と面接。毎年数学はほとんど数3から出題されているので、秋以降は数3を中心に勉強していた。青チャートと大学への数学を主に使用しており、毎週末に過去問を解いていた。英語は毎年3題中2題は長文読解問題、1題は自由英作文という構成になっているので、文法よりも文章全体の流れを把握しながら速く読む力を付けることを重視して勉強した。英単語は学校の休み時間や塾への移動時間など、スキマ時間を活用して覚え、長文読解問題は毎日欠かさず解いていた。英作文は学校の先生に添削してもらっていた。
あなたの大学の面接で聞かれたこと、対策
新型コロナウイルスの流行についてや、近年話題になっている生殖医療・再生医療についての知識や自分の考えを問うものが多かった。対策として、河合出版から出ている「医学・医療概説」を読んで医療に関する知識を増やし、現在の医療問題に対する自分の考えを持つようにしていた。
数学
参考書は「青チャート」と「大学への数学」を使っていた。2次試験の数学の問題の多くは数3から出題されていたので、秋までは共通テスト対策として数1A、数2Bを中心に、秋以降は数3を中心に勉強していた。2次試験対策は、平日は青チャートや大学への数学での演習、土日は過去問演習を行っていた。過去問演習では、塾の先生に解答の添削や解けなかった問題の解説をしてもらっていた。2次試験の問題は時間内に全て解く必要はないので、初めに問題全体をざっと見て、どの問題を解くのかと、1問あたりに使う時間を決めてから取り組むように心がけていた。それ以外に、学校で旧帝大や医学部を目指す生徒向けの映像授業があったので、数3のみ受講していた。
英語
「LEAP」と「DUO3.0」で単語を、「ネクステージ」で文法を勉強していた。長文読解問題は「レベル別問題集」や「やっておきたい英語長文」、2次試験の過去問を使って演習をしていた。2次試験は毎年自由英作文が出題されているので、Z会から出ている「英作文のトレーニング」の実践編を使って対策をしていた。長文は毎日読むことで読解速度が上がり共通テスト対策にもなるので、長文読解問題は欠かさず解くようにしていた。また、自由英作文は学校の先生に添削してもらっていた。それ以外に、学校で旧帝大や医学部を目指す生徒向けの映像授業があったので、英語長文の講座を受講していた。
化学
2次試験は理科が無かったため、化学は共通テスト対策のみを行った。参考書は「ニューグローバル」、「基礎問題精講」、「重要問題集」を使っていた。理論化学は春休み明けまでにニューグローバルを一通り解けるようにし、6月までに基礎問題精講を2周した。その後は重要問題集を繰り返し解いていた。共通テストの直前期は暗記の比重が大きい無機化学と有機化学、理論化学の苦手な単元を重点的に勉強していた。私の通っていた高校は、有機化学まで学習し終わるのが11月頃だったので、それまでに理論化学の復習を進めることで共通テストの直前は無機化学や有機化学の勉強に力を入れることができた。
生物
生物も化学と同様2次試験が無かったため、共通テスト対策のみを行った。参考書は「リードα」、「基礎問題精講」、「大森徹の実験・考察問題の解法」、「大森徹の遺伝問題の解法」を使っていた。秋頃まではリードαと基礎問題精講を繰り返し解いて基本的な問題に対応できるようにしていた。秋以降は、センター試験から共通テストになることで増えると言われていた実験・考察問題の対策をするために、大森徹の実験・考察問題の解法を使っていた。また、遺伝の分野の問題が苦手だったので、大森徹の遺伝問題の解法を読んでいた。
国語
国語は2次試験が無かったため、共通テストの対策のみを行った。参考書は現代文は「きめる!共通テスト現代文」、古文は「古文満点のコツ」、漢文は「漢文ヤマのヤマ」を使っていた。解き方のコツや知識は参考書を読んで得たが、実際に文章を読んで慣れることも重要なので、センター試験の過去問や予想問題を使って演習を積んだ。塾にセンター試験の過去問が初年度のものからあったので、6月頃から2日で1年分解くペースで進めていた。
社会
参考書は「山岡の地理B教室」と「チェック&演習」を使っていた。山岡の地理B教室で基本的な知識を押さえた後は、チェック&演習を何周も解いた。チェック&演習やセンター試験の過去問、予想問題などで演習を重ねると自分の苦手な分野がわかってくるので、苦手な分野のみ教科書や資料集、授業で使用したプリントなどを使って復習した。地理にあまり時間を割きたくなかったので演習中心の勉強にして、時間をかけた復習は最小限にするよう心がけた。
面接
1ヶ月ほど前から対策を始めた。志望理由や自分が医師として将来どんなことをしたいのかを、現在の医療問題などと関連付けて話せるようにした。また、河合出版から出ている「医学・医療概説」を読んだり、医療に関する新聞記事やニュースなどを日常的に見て、知識を得たり自分なりの考えを持つようにした。
小論文
1ヶ月ほど前から対策を始めた。「小論文これだけ!」シリーズを読んで書き方を頭に入れてから、2,3回実際に文章を書いた。その後は、医療に関する知識を入れていった。小論文は書き方が決まっているので、実際に書くのは書き方を覚えたり、ペース配分を考えることを目的として行った。1番重要なのは与えられたテーマに関する知識があるかどうかなので、勉強の合間に新聞やニュース、インターネットで少しずつ知識を増やしていくようにしていた。
共通テスト
どの教科も秋頃までは共通テスト対策を中心にした勉強をしていた。国語と社会はあまり時間をかけたくなかったので、センター試験の過去問や予想問題を使った実戦形式の演習を中心に行っていた。センター試験の過去問や予想問題を解く際は、どの教科も必ず時間を計り、解く順番や1問あたりに使う時間を考えながら解くようにした。特に数学や理科、英語は解く順番によって点数が大きく変わるので、色々なパターンを試した。2次試験と比べて解答時間が短い共通テストは、その場で解く順番や時間配分を決めることが難しいためあらかじめ決めておいた。国語と英語は文章を読むほど読解速度が上がっていくので、センター試験の過去問を初年度のものから毎日解いていた。
あなたの大学を目指す受験生へのアドバイスをお願いします。
旭川医科大学は地域に根差した医師の育成を重視しているため、自分が将来どのように地域医療に貢献していきたいのかを伝えることが大切だと思う。また、医療の現状や問題に対する自分の考えも問われるので、数学や英語だけでなく本や新聞、ニュースなどから医療に関する知識を積極的に得ることも重要だと思う。
編集部からのひとこと
以上、旭川医科大学医学部に見事合格のY.A.さんの体験談でした。 合格までの道のりをわかりやすく教えてくれてありがとうございました!