旭川医科大学医学部に受かるには?合格者のまるさんに聞いた!

2021/08/28
旭川医科大学医学部に見事合格のまるさんの合格体験記です。合格を勝ち取る道のりを色々とお答えいただいています!

合格した大学

ニックネームを教えてください。

まる

性別を教えてください。

男性

現在通っている大学を教えてください。

旭川医科大学

浪人の有無を教えてください。

2浪

理科の選択を教えて下さい

化学;物理

社会の選択を教えて下さい

地理

得意科目(複数選択可)

数学;物理

苦手科目(複数選択可)

英語;化学;社会;国語

両親の職業(任意)

会社員

出身地を教えてください。

佐賀県

出身の中高、中学受験・高校受験の有無を教えてください。

中学受験(私立中高一貫)

受験勉強を始めた時期を教えてください。

本格的に始めたのは浪人をしてから。高校では高一の2月くらいから塾に通っていたが、ほぼサボっていた。

受験期の一日の勉強時間を教えてください。

平日、休日共に14時間ほど(予備校時代)。平日の授業は約6時間ほど。

共通テストの点数(浪人生は現役時も)を教えてください。

約770点(1浪目は約710点、現役時は約350点)

高1から合格までで受けた模試、その偏差値、合格判定を教えてください。

偏差値は下は40から上は80超えまで。判定はE〜Bまで(2、3回Aあり)。高校時は主に東進で他にも進研、河合、駿台。浪人時は北予備、進研、河合。

現役、浪人時の併願大学(合格の有無も)を教えてください。

現役時は旭川医科大学医学部医学科のみ。一浪時は旭川医科大学医学部医学科、自治医科大学医学部医学科、防衛医科大学医学部医学科のいずれも不合格。今年は防衛医科大学医学部医学科不合格、産業医科大学医学部医学科1次合格、2次受験せず。旭川医科大学医学部医学科、前科合格、後期受験資格あったが受験せず。

あなたの大学の入学理由を教えてください。

とにかく遠くへ行きたかった。九州を出たかった。地域医療に力を入れているから。

あなたの大学の入試傾向、対策を教えてください。

数学はここ2年でかなり傾向が変わっており、以前は独特で解く問題を取捨選択していかなければならなかったが、ここ2年では完全解答がめざせる問題ないように変わっている。旭川医科大学の数学は高得点を狙いやすい科目になった。英語は特に傾向が変わったようには感じられない。特に自由英作文は独特の出題内容になっており、英語が苦手な人は長文読解で点数を稼がなければならない。面接は集団面接から個人面接に変わった。同期の面接点をみていると、北海道出身の現役生が高く、道外や浪人生にはかなり厳しく付けられているように思う。道外、浪人の人は面接で点を稼ぐことが難しいように思う。

あなたの大学の面接で聞かれたこと、対策

初の個人面接ということで、対策としては、志望理由など典型的なものばかりをやった。面接で主に聞かれたことは志望理由(3つ答えよと指定された)、コロナウイルス蔓延について、浪人時代についての3項目。

数学

高校の教科書と予備校のテキストのみ。参考書、問題集などは高校時代に買っていたが、開いたことはない。予備校のテキストで予習と授業と復習をしっかりした。特に予習段階では記述の採点を視野に入れた回答を作成し、先生に添削してもらうなどしていた。計算ミスをすることが多かったので、計算ミスノートという小さいメモを作り、こまめに記入していた。計算ミスに傾向はないが、メモをすることによってより注意深くなり、計算ミスはかなり減った。

英語

使った参考書は予備校のテキストとターゲット1900のみ。まず取り組んだのは文法。文字の並びや法則を徹底して叩き込んだ。その過程で出てくる英単語は覚えられていたが、あまり単語帳(ターゲット1900)を開かなかったので、単語力は全くなかったが、ある程度の点数を取ることができるようになっていった。文法と並行して読解もやっていたので、模試で単語が分からなくても何となく解けていた。成績が伸び始めたのは一浪目の10月くらいからでその時はセンター模試でやっと140程度。単語帳をやらずにいって結果センターでは150点。二浪目にはいってようやく単語帳を始め、共通テスト模試で9割取れるようになっていった。勉強の流れとしては文法+読解→単語→読解という感じ。始めは単語帳を辞書代わりに使っていた。2次対策として意識した勉強は特にない。

物理

高校の教科書と予備校のテキストのみ。定義や公式を理解して徹底的に暗記した。暗記ノートというミニノートをつくり、自分だけの参考書を作っていた。定義や公式を書いて、何度も読んだり見たりして覚えた。間違えた問題も間違えた部分を書き(その問題のその他の部分は大まかに書いた)、暗記していた。同じ問題が出るということはほとんどないが、数打てば当たるという考えのもとやっていた。出来た問題はさっと見る程度であまり復習はしなかった。テキストや模試で出た問題をすらすらと解ける程度には理解か暗記をしていた。2次対策というものを意識してやったことはないが、問題を解く時には必ず採点されることを意識して記述をし、先生に添削してもらうなどしていた。

化学

高校の教科書と予備校のテキストのみ。化学は苦手だったので予習はあまりせず、とりあえず授業を受け、ノートをとって理解と暗記をした。化学でも暗記ノートを作り、自分だけの参考書を作った。暗記も工夫して、マインドマップなど図にしたりすることによって覚えやすくした。見るだけでなく、図を写すことでうろ覚えを塞いだ。2次では、記述という記述を要求されるところを考えておらず、まだ旭川医科大学では不要だったので記述の対策はしていない。問題の難度的には2次の問題を解いていたが、答えが出ればokというスタイルでやっていた。

国語

予備校のテキストのみ。現代文はセンターの過去問や模試を解くことしかしていない。あまり意味はなかったかもしれないが、国語が大の苦手な自分は、国語に時間をかけず、他で補えばいいやという考えで、現代文の問題を解く時の感覚は気休めでしかなかった。古文と漢文はやれば少しは上がる科目であったので現代文よりは時間をとった。苦手ゆえに予習では時間がかかりすぎてしまうので、授業をうけてからの復習をしっかりするようにした。復習では文法をかなり意識して読むようにしていた。単語は通学時間を使って覚えた。漢文は授業を受けていたら自然と点数が取れた。

社会

予備校のテキスト、KADOKAWA出版の「地理Bの点数が面白いほど取れる本」(瀬川聡)、「村瀬のゼロからわかる地理B(系統地理編、地誌編)」(村瀬哲史)を使っていた。一番良かったと思う参考書は「村瀬のゼロからわかる地理B」だが、ある程度やった後で購入したからそう感じたのかもしれない。地理はとにかく授業をうけ、授業内容を参考書で確認し、やったところを地図帳に付箋を貼って付箋にやった事を書いた。最終的には地図帳が自分だけの参考書となっていたが、そこで知識が増えたり問題が解けるようになった事はなかったと思う。共通テストの直前ではセンターの過去問を解いて、早く正確に解けるように訓練した。

面接

年間を通してやっていたが、毎日はやっておらず始めたのは10月くらいからなので、実質やった期間は2ヶ月ほど。あがり症なのでとにかく震えずに相手の目を見て答えられるようにした。相手に慣れてしまうと効果がないので、ちょくちょく相手を変えてやった。

共通テスト

科目別にやった事は特にない。対策の期間としては4月から8月と12月と1月、そして9月から11月まだにあった模試の前日、当日次の日過去問がないテストだったので、とにかく受験のプロである先生の言う事を良く聞いた。自分なりにやった事としては過去に2回あった共通テストの試行テストを何度も解いた。実際のテストはほとんどセンターと変わらなかった気がするが、試行テストをたくさんやっていたので問題をみてもあまり驚かなかった。各予備校の模試もたくさん受けた。模試は作成者がどのような問題を出すかを予想したものであるので、それも参考にしていた。前年、前々年のセンターも共通テストを意識していると思われたのでその問題も解くようにしていた。

あなたの大学を目指す受験生へのアドバイスをお願いします。

受験をしているとほとんどの人が不安になると思うが、不安は合格するまでなくならない。不安な状況だとネット(YouTubeなど)でありもしない「最強の」勉強法や必勝法なるものを探す人も居ると思う。しかし、それらのほとんどは自身に合うものではない。勉強は量をこなせば自然と質や姿勢が出来てくる。なので不安ならとにかく勉強したほうがいい。不格好でも非効率的でも自分が考えた勉強法が一番取り組みやすく、結果も出しやすい。3ヶ月待って結果が出なければ変えればいいが、3ヶ月は待たなければならない。それでも間に合わそうであるならば、それは過去の自分の惰性が招いた結果であると受け入れ、志望校を変えるなり、浪人を覚悟する他ない。

編集部からのひとこと

以上、旭川医科大学医学部に見事合格のまるさんの合格体験記でした。 合格を勝ち取るまでの道のりをかなりわかりやすく教えていただきありがとうございました!

旭川医科大学の情報をもっと知りたい方はこちらから

医学部受験のプロは、「医学部受験情報をもっとオープンに」という理念に基づき、医学部受験のリアルな情報を発信するメディアです。

医学部受験競争が激化する中、限られた時間で最大の成果を出すためには、正確な情報を把握することが受験必勝の鍵となります。
当サイトでは医学部受験を志す全ての方にとって、最新かつ有益な情報をお届けしていきます。

©2019 —医学部受験のプロ. All Rights Reserved.