国際医療福祉大学医学部に見事現役逆転合格されたR.Tさんの合格体験記です。直前期に成績を伸ばした方法を詳しく教えてくれています。
合格した大学
ニックネームを教えてください。
R.T
性別を教えてください。
男性
現在通っている大学を教えてください。
国際医療福祉大学
浪人の有無を教えてください。
現役
理科の選択を教えて下さい
化学;物理
社会の選択を教えて下さい
地理
得意科目(複数選択可)
数学;物理
苦手科目(複数選択可)
英語;社会;国語
両親の職業(任意)
会社員
出身地を教えてください。
千葉市
出身の中高、中学受験・高校受験の有無を教えてください。
芝浦工業大学柏中・高等学校、 中学受験の経験あり。
受験勉強を始めた時期を教えてください。
3年生の5月ごろ
受験期の一日の勉強時間を教えてください。
平日は10時間程度(うち、学校の授業は6時間程度、塾の授業は1時間半程度) 休日も10時間程度(うち、塾の授業は3時間程度)
共通テストの点数(浪人生は現役時も)を教えてください。
トータルで700点
高1から合格までで受けた模試、その偏差値、合格判定を教えてください。
高2河合模試→3回ともE判定 高2駿台模試→2回E判定1回D判定 高3河合模試→最初の1回はD判定、次の1回でC判定
現役、浪人時の併願大学(合格の有無も)を教えてください。
東京農工大学・工学部・生命工学科→合格 早稲田大学・先進理工学部・生命医科学科→不合格 慶應義塾大学・薬学部・薬科学科→合格 東京理科大学・薬学部・生命創薬学科→合格
あなたの大学の入学理由を教えてください。
家から通えて、私立の中では1番値段が高くない医学部だったから。
あなたの大学の入試傾向、対策を教えてください。
数学→問題自体の難易度は高くないが、計算量が多いため、時間との勝負になる。(どの歳か忘れたが、たまに難易度が上がる年もあった。) 物理→数学と同じく、問題自体の難易度はそこまで高くはないが、とにかくスピードが命だった気がする。 化学→完全に対策できていたわけではないので多くは話せないが、生体に関する有機化学は出る気がする。 英語→自分は長文を読むスピードがとにかく遅かったため、文法問題などのできそうなところはたくさん取れるようにした。確実に取れるペースで進め、時間が足りなくなったら、運任せにしてしまった。
あなたの大学の面接で聞かれたこと、対策
①このコロナ禍において、日本が諸外国と比べてコロナの感染が抑えられている理由(いわゆる、ファクターXと呼ばれているものについて)あなたはどのようなことが思い浮かびますか? ②Carbon Pricingについて知っていることを述べ、また、それによって被害を被るのはどのような方々なのか? 自分の対策としては、安楽死や尊厳死について意見を述べる対策や、終末期医療に関するワード(QOLの向上など)について話せるようにしていました。
数学
だいたいは塾(IRL)のテキストでした。 確率は数学の中でも特に苦手な範囲だったので、塾のテキストに加えて、合格る確率(文英堂出版さんから出ている、広瀬和之先生が書かれた本です。) 微積計算は重要問題集や学校から配られたプリント(特に私立向けのスピード対策のもの)を中心に回していました。 過去問は少なかったので、一回やるごとに分析時間を回答時間の1.5倍程度にするなどの工夫を少ししていました。 早稲田の対策として少し難しめの計算や数3をベースにやっていた時期もありました。
英語
僕は暗記がさほど得意ではなかったので、単語帳を回すのに多くの時間を費やしてしまいました。 今思うと、これが少し英語が得意になれなかった所以なのかなと思います。 確かに文法や単語も英文を読んだり入試問題を解いたりするのには必要な要素となりますが、それだけに多くの時間を費やしては長文の実践に少ない時間しかかけられず、最終的に足を引っ張ってしまう立ち位置となってしまうのではないかな、と僕の場合には痛感しました。 英文解釈を高3の夏休みに始めたのも遅かったなと後悔しています。
物理
塾の授業と塾の先生の特製プリントが僕の物理勉強全体のうちの9割ぐらいを占めていると言っても過言ではありません。 教えてくださったのは田中義一先生という方でZ会の通信の授業を受け持ったりしているそうです。 解きかたをただ何となく暗記するのではなく、この要素が入っているからここはこのような考え方が使えるんだ、というように根本まで理解しておくと初見の問題でもある程度は戦えるようになります。
化学
理科に関しては物理を中心に勉強を進めていたため、化学は重要問題集を2周したり、過去問を解いて、図表と照らし合わせたりするだけでした。 図表は写真だけでなく、実験の操作についても詳しく載っているので授業中などの暇な時間などに目を通しておくと、面白いし役に立つことも多々あるなと感じました。
生物
なし
面接
対策は3年生の12月に入ってから始めました。始めるのが遅かったため、直前の3日間は丸々面接対策に費やさざるを得なくなってしまいました。 対策としては、学校の先生に模擬面接官をやっていただいて、実際に過去に問われたものを出していただきました。 志望理由などの必ず聞かれるものは先生に添削していただきました。
小論文
苦手だったので時間制限が緩い国福のみを志望しました。 対策期間は12月に入ってからです。
共通テスト
対策は11月に入ってからです。 文系科目はとにかく苦手だったので、地理の一問一答や古文単語帳などの隙間時間にできるものを11月中は中心に勉強していました。漢文だけは自分が三国志を好きだったのもあってそこまで苦手意識を抱いたことはなかったです。 理系科目は得意だったため、12月から始めました。12月は主に英語と理系科目を中心に回したり、1月から始まる国福の2次対策をしてしまったため、せっかく11月から始めた地理と古文は12月ではほぼ手を付けず、かなりピンチでした。結果としては、国語と地理と英語で大コケしてしまったため、トータルでもだいぶ届かない点数となってしまいました。 これは鉄板なのでみんなやると思いますが、本番前に全体の日程を把握するために本番同様の日程(休み時間も同じ時程)で練習を行いました。
あなたの大学を目指す受験生へのアドバイスをお願いします。
自分は運で入れてしまった部分も大いにあるので、あまり参考にはならないですが、もし医学部に落ちてしまったらどうするかはよく考えておいたほうがいいと思います。 自分はあまりそこら辺を考えられていなかったので、受験シーズンはメンタル的にかなりきつかったです。 みなさんが笑顔で大学生活を迎えられるよう、健闘を祈ります。
編集部からのひとこと
以上、国際医療福祉大学医学部に見事現役合格されたR.Tさんの合格体験記でした。 最後まで諦めずに逆転合格を掴み取った方法はみなさんの役に立つこと間違いなしと思っています。 R.Tさん、詳しく教えていただきありがとうございました。