2021年度九大医学部合格者に聞く勉強計画!

2021/08/28
九州大学医学部に見事合格のKooichiさんに合格するまでのプロセスをインタビューしました。合格を勝ち取るまでにどのようなことをしたのか詳しくお答えいただいています!

合格した大学

ニックネームを教えてください。

Kooichi

性別を教えてください。

男性

現在通っている大学を教えてください。

九州大学

浪人の有無を教えてください。

現役

理科の選択を教えて下さい

化学;物理

社会の選択を教えて下さい

地理

得意科目(複数選択可)

数学;物理

苦手科目(複数選択可)

社会;国語

両親の職業(任意)

ソフトエンジニア

出身地を教えてください。

福岡

出身の中高、中学受験・高校受験の有無を教えてください。

久留米大学附設中学高等学校 中学受験経験あり

受験勉強を始めた時期を教えてください。

2年生の12月

受験期の一日の勉強時間を教えてください。

平日10時間 休日6時間

共通テストの点数(浪人生は現役時も)を教えてください。

807

高1から合格までで受けた模試、その偏差値、合格判定を教えてください。

北予備九大プレ夏 九大医学部B判定 冬 A判定(全国10位) 駿台九大実戦 九大医学部A判定(全国6位) 代ゼミ東大プレ夏冬 理1 C判定 河合東大オープン夏冬 理1 A判定 駿台東大実戦夏 理1 A判定 冬 B判定 代ゼミ京大プレ冬 京大医学部C判定 駿台京大実戦冬 京大医学部D判定 阪大プレ夏 阪大医学部C判定

現役、浪人時の併願大学(合格の有無も)を教えてください。

防衛医科大学 2次まで合格 産業医科大学 1次合格(2次は未受験)

あなたの大学の入学理由を教えてください。

自分が確実に受かる大学で最もレベルが高い大学が九州大学だった。また、地元にあり通いやすい為。

あなたの大学の入試傾向、対策を教えてください。

数学:従来は青チャートを完璧にすれば良い点数を取れる程基礎的な問題が出ると言われてきたが、近年は難化の傾向があり一筋縄ではいかなくなってきたので、さらにプラスして東大の過去問にチャレンジしてみるのが良いかもしれない。 理科:非常に基礎的な問題が出され、この科目では失点が許されない。物理は典型問題を解法がスラスラ思い出せるまでやりこむ、化学は教科書内の知識をきちんと抑えることが大切である。例年似たような問題が繰り返し問われるので、10年以上過去問を解くことが近道だと思う。 英語:従来は英文和訳が中心、説明問題も本文の一箇所を和訳しさえすれば良かったが、今年に限っては通用せず問題の傾向がガラッと変わった。合格ライン到達を重視するなら英作が非常にコストパフォーマンスが良かったので(今年に限っては)、英作の練習が非常に効果的である。英語を武器にしたいと思うなら、幅広い文章を大量に読み英文の速読力をつける事が重要だと思う。

あなたの大学の面接で聞かれたこと、対策

コロナ期間中にどのように勉強してきたか ワクチンについてはどう思うか 大学に入ってからは何を勉強したいか 前日は父の知り合いの医師と面接の練習をした。かなり典型的な問題が質問され、それらの問題は前日に定策してあったので詰まることなく回答する事ができた。

数学

青チャート、東大数学問題集(30カ年)。自分は、元々東京医科歯科大学志望であり数学を武器にしたいと思っていたので東大の問題をきちんと解けるように対策をしていた。そのため、九大レベルの問題は難しいと感じなかった。数学を武器にしたいならば、満点近い点数を取らなければならないので、九大レベルの問題ばかり練習するのではなく、時々東大レベルの問題を取り入れたほうが本番で奇抜な出題がなされても焦ることなく解き進めることができると思う。

英語

英和辞書、breakthrough(文法書)、速読英単語(上級)、過去問。得意とは言えなかったので、点数をもっと伸ばすために様々な参考書に手を出しましたが挫折し最終的にこれらしか使いませんでした。基本的には九大、九大レベルの大学(神戸大、北大、東北大等)の過去問を沢山解き、幅広い文章を大量に読んだ。英作の練習は、基礎的な英訳練習(学校の先生のオリジナル)と過去問で行ったが、不安に思うことが有れば辞書をじっくり読んだ。個人的に、英語が得意な人は辞書を読み込むことが多い気がする。

物理

リードα、物理のエッセンス、名門の森、過去問や模試過去問。基礎的な力は、学校の定期勉強でリードαを解きながら身につけた。長期休みなどは学校の課題が終われば自分で物理のエッセンスを解き進めた。高3の時期にはまず模試を使って自分に何が足りないのかを確かめ、受験直前になると九大過去問15年分だけでなく模試も数セット用いて友達と時間を測って解いた。また、物理は公式の暗記だけに止まらず、特に力学に関しては数学的な背景を一回確認してみると、より確実な点数確保に繋がった。

化学

セミナー、教科書、図説、過去問。基礎的な知識は物理と同様に、定期テスト対策でセミナーを解き進めて身につけた。化学はなかなか好きになれなかったので、受験直前まで力を入れて勉強をしなかったが、様々な模試や東大の過去問を学校の授業を通じて解いていくうちに慣れた。共通テストが終わると、九大の過去問を20年解くことで、例年九大は何を問うのかが見えてきたので本番も困ることはなかった。

面接

父の知人の医師と練習した。その大学の人間から見てどのような答えを回答したほうが好印象に繋がるか客観的な視点を持つことを心がけた。防衛医科大学の面接試験で一回面接の練習を行うことで、本番も大して緊張することはなかった。

小論文

小論文対策はしたことがありません。

共通テスト

2次試験に問われる科目は、2次対策を行う上で自然と力がついているので特に共通テストのために何かした、ということはなかった。ただ、理科に関しては引っ掛けなど共通テストにしか存在しない様々なギミックがあるのでその部分は学校で共通テスト予想パックなるもので演習した。リスニングは東大型の英語を勉強していたので特に対策しなかった。国語と地理に関しては、過去問を沢山解くだけで参考書を使ったり、特別な対策をしたりすることはしなかった。しかしとは言うものの少し不安だったので、スタディサプリを契約し、学校の地理の授業で聞き逃した内容をちょくちょく見たり、東進の新規勧誘で数コマ無料で受講できるときに林先生の現代文の授業を聞いたりしていた。

あなたの大学を目指す受験生へのアドバイスをお願いします。

大学受験の勉強というのは、自分に合った勉強法を見つける事だと思う。いかに自分と向き合えるかが点数に直結すると確信している。だから、世間で言われる「大人」というものに早く近づくことが近道だと思う。だからこそ、受験勉強に近道はないと思う。地道に勉強していくしかないと思う。

編集部からのひとこと

以上、九州大学医学部に見事合格のKooichiさんのインタビューでした。 特に九州大学医学部を受験する受験生にとってはとても役立つ情報だと思います! Kooichiさん、貴重なお話いただきありがとうございました!

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