九大医学部入試の対策法を実際の現役合格者が徹底解説!

2021/08/25
2021年度九州大学医学部に見事現役合格の「みそ」さんに、九大医学部入試の対策法を徹底解説してもらいました!

合格した大学

ニックネームを教えてください。

みそ

性別を教えてください。

男性

現在通っている大学を教えてください。

九州大学

浪人の有無を教えてください。

現役

理科の選択を教えて下さい

化学;物理

社会の選択を教えて下さい

地理

得意科目(複数選択可)

物理

苦手科目(複数選択可)

社会

両親の職業(任意)

父 精神科医 母 薬剤師

出身地を教えてください。

長崎県

出身の中高、中学受験・高校受験の有無を教えてください。

諫早高校附属中学校 諫早高校 中学受験有

受験勉強を始めた時期を教えてください。

3年生の5月頃

受験期の一日の勉強時間を教えてください。

平日 4時間(塾3時間) 休日 6時間(塾4時間)

共通テストの点数(浪人生は現役時も)を教えてください。

832

高1から合格までで受けた模試、その偏差値、合格判定を教えてください。

共通テスト本番レベル模試 九大模試等 判定B〜Cくらい

現役、浪人時の併願大学(合格の有無も)を教えてください。

あなたの大学の入学理由を教えてください。

就きたい職業にあっていた

あなたの大学の入試傾向、対策を教えてください。

数学は標準レベル〜やや難の問題で大問5問構成。小問で丁寧な誘導が多かったが、近年は誘導無し問題が増えるなどやや難化傾向にある。いわゆる標準問題を完璧にし確実に取り、余力があればやや難レベルに取り組めば十分。英語は大問で長文3問英作文1問和訳1問だったが、2020年度の入試は和訳の代わりに英作文、全て論述形式になる等大幅に傾向が変わった。文は比較的簡単なので、長文を正確に素早く読めるような練習をする。物理は大問3問、化学は大問5問構成。全体的に標準的で誘導が多い。典型問題を落とさないようにすれば十分。入試全体としては、標準レベルの問題が多く分量が多いため高得点での勝負になる。典型問題の訓練が大切。

あなたの大学の面接で聞かれたこと、対策

医学部医学科としては特段特徴的な質問は無かった。入試の点数には加算されないため、自然な応答ができればいい。

数学

プラチカ、チョイス、青チャートを使った。2次試験の数学は標準的な問題が多いため、高難度の問題に取り組むよりも典型問題のパターンを覚えることを中心に取り組んだ。具体的には、各問題について最初は30分程度で自力で解き、その後解答例の解法を確認した上で覚え、その類題を解く、というのを繰り返した。また複素数と、微分、積分を取り扱う問題は毎年出ているので、特に重点的に取り組んだ。また、計算量が多いので、普段から計算ミスを減らす訓練をした。

英語

英語の構文、鉄壁、アップリフト等。2次試験対策は長文と英作文をメインでした。九大の英語は単語が分かれば文章としては平易なので、標準的な単語は確実に分かるように、毎日英単語を覚え定期的に復習した。長文は基本和訳または日本語で説明する問題が多いので、和訳が自然な日本語になるように意識しながら長文問題を解いた。また、分量が多いので読むスピードをなるべく早くするのは普段から意識した。英作文は頻出テーマについて100語程度で書く練習をし、それをストックして対応した。

物理

ニューグローバル、良問の風、名門の森。2次試験は典型的な問題を誘導に従って解いていけばそれなりの得点を出せるので、良問の風に載っているような典型的な問題を繰り返し解き、パターンを覚えることに重点的に取り組んだ。特に熱力学についてはパターンが少なく計算も煩雑にはなりづらいので早めに完成させた。力学、電磁気学は計算式か煩雑になるときに文字を間違えないように日頃から見直すようにした。また、公式をある程度自分で導出できるようにした。

化学

セミナー、重要問題集。2次試験は知識問題が多いので、教科書にあるワードは細かいところもできるだけ覚えるようにした。有機化学は構造決定メインで構造式も典型的なものなので得点源になりやすい。だから、早い時期から構造決定の演習を積んで慣れておいた。理論化学は計算量が多く難しい問題が増えてくるので、問題演習のときは基本的な計算をミスしないようにし、複雑な問題は理論が合っているかを重視した。無機化学は単体では出ないので、化学反応式からの計算メインでした。

面接

1次試験の前後で担任と練習した。志望理由等ハキハキ応えられるように意識した。

共通テスト

国語は文章の論理関係について印を付けながら読み解く癖をつけた。基本的に問題文の間違い探しになるので、問題文を疑いながら解き進めた。数学は聞かれている内容と典型パターンをいかに紐づけるかが大事なので、誘導に乗る材料となる知識を増やした。英語リーディングは量が多いので全文をできるだけ早く読んで問題文の間違い探しをすればいい。リスニングはメモしながら聴くという作業を普段から定着させるようにした。物理は問題設定に騙されず必要な物理量を推測できれば解ける。化学はセンターとそれほど変わりないので、とにかく知識を増やすことと計算ミスをしないことを重視した。地理はよく問われる知識を、演習を通して暗記していった。図が増えて少し複雑になるので、情報整理を意識した。

あなたの大学を目指す受験生へのアドバイスをお願いします。

九州大学は基礎知識の定着度と演習量次第で誰でも合格できる可能性があるので、とにかく基本的な能力を疎かにしなければ大丈夫です。自分は計算能力が不足ぎみで危ない橋を渡ったので簡単なミスは早いうちからしないように練習してください。

編集部からのひとこと

以上、九州大学医学部に見事合格のみそさんに、合格するための秘訣を語ってもらいました! みそさん、非常に役に立つお話をしていただきありがとうございました!

九州大学の情報をもっと知りたい方はこちらから

医学部受験のプロは、「医学部受験情報をもっとオープンに」という理念に基づき、医学部受験のリアルな情報を発信するメディアです。

医学部受験競争が激化する中、限られた時間で最大の成果を出すためには、正確な情報を把握することが受験必勝の鍵となります。
当サイトでは医学部受験を志す全ての方にとって、最新かつ有益な情報をお届けしていきます。

©2019 —医学部受験のプロ. All Rights Reserved.