大阪大学医学部に見事現役合格されたといぷーどるさんの合格体験記です。使っていた参考書、どのように阪大入試(数学/英語/物理/化学/国語/面接)を対策したかなど非常に詳しくお答えいただいています!
合格した大学
ニックネームを教えてください。
といぷーどる
性別を教えてください。
女性
現在通っている大学を教えてください。
大阪大学
浪人の有無を教えてください。
現役
理科の選択を教えて下さい
化学
社会の選択を教えて下さい
地理
得意科目(複数選択可)
英語
苦手科目(複数選択可)
数学
両親の職業(任意)
父:医者、母:ピアノの先生
出身地を教えてください。
京都府
出身の中高、中学受験・高校受験の有無を教えてください。
久留米大学附設中学校・高校、中学受験あり高校受験なし
受験勉強を始めた時期を教えてください。
高校3年生 4月
受験期の一日の勉強時間を教えてください。
平日5時間(塾4時間)、休日13時間(塾13時間)
センター試験の点数(浪人生は現役時も)を教えてください。(900点満点)
872点
高1から合格までで受けた模試、その偏差値、合格判定を教えてください。
阪大プレB 阪大オープンD 阪大実践C
現役、浪人時の併願大学(合格の有無も)を教えてください。
大阪大学医学部医学科:合 慶応大学医学部医学科:合
あなたの大学の入学理由を教えてください。
研究と臨床がしたかったから。
あなたの大学の入試傾向、対策を教えてください。
今年からセンターの比率が小さくなった。今年の数学が簡単だった。英語は過去問を使って慣れる。英作文が難しめ。数学は全学共通のためたっぷり時間をかけられる問題。理科は基本ができていれば大丈夫だが、やや時間が厳しめかも。
あなたの大学の面接で聞かれたこと、対策
なぜ医学部か。 なぜ阪大か。 高校時代にしたこと(主に部活)について。 将来、どのような医者になりたいか。 臨床と研究、どちらに興味を持っているか。
数学
センター:駿台の過去問5年分×2回 統計が苦手だったので、そこの部分はまとめノート作りました。 二次:世界一わかりやすい阪大の理系数学合格講座(KADOGAWA) 阪大の理系数学20カ年 これのほかに、授業で入試問題集を使っていました。
英語
〇鉄壁(KADOGAWA) 〇阪大の英語 20カ年(教学社) 英単語は早めに覚えるに越したことはありません。鉄壁は1日1章進む感じで、7月ごろに1周し終えました。そこからは、のんびりともう一周くらいしました。単語対策としては、売店で売ってある単語帳も使っていました。授業や特講中に知らない単語に出くわすと、すぐに書き記していました。意外と何回か書き記す単語があるので、記憶に残りやすかったです。 英作文は9月から先生に添削をお願いしていました。自由英作文と和文英訳を一週間に一年分のペースで進めていました。先生は単なる文法ミスだけでなく、どういう風に書けばよいか、論のまとめ方なども指導してくださいました。とても親身になって下さり、本当にありがたかったです。 あと、英語の構文をつかんで読む練習をしていると、和訳が正確になったり、/を入れて読むことで長文を速読したりできるようになりました。 2月になってから20カ年の残りの和訳と長文を一日一年分で進めていました。
物理
〇物理の重要問題集(数研)*授業 〇名問の森(河合) 〇阪大の物理 20カ年(数学社) 名問を3周しました。エッセンス(河合)も時々活用してましたが、特に原子分野の克服に役立ちました。2月は20カ年と重問のB問題を解き進めました。物理は夏前では一番の苦手科目でしたが、名問を解いたり授業で演習したりしていくうちに安定して点がとれるようになっていきました。
化学
〇化学の重要問題集(数研) 〇化学の新演習(三省堂) 〇阪大の化学 20カ年(教学社) 〇化学入試問題集(数研) 夏休みに重要問題集を一周しました(必→準→無印の順で)。日常的には新演習を解き進めていました。解説をよくよく読んで、分からないことはノートにまとめることを大事にしていました。2月からは20カ年で阪大の問題に慣れたり、入試問題集の苦手分野、重問の間違えた問題を解きなおしたりしていました。
国語
〇きめる!センター現代文(学研プラス) 〇山村 図解古文読解 講義の実況中継(語学春秋社) 〇センター漢文 出題パターン攻略(河合) 地理の暗記に飽きたときに読んでいました。学校の授業で過去問をかなり演習するので、それを大切にしたらいいかと思います。国語の解法が確立していない人は、気休めに読んでもいいかもしれません。
社会
〇センター試験 地理Bの点数が面白いほどとれる本(KADOGAWA)*黄色本 〇瀬川聡のセンター試験地理B[地誌編]超重要問題の解き方(KADOGAWA) 〇瀬川聡のセンター試験地理B[系統地理編]超重要問題の解き方(KADOGAWA) 〇間違えやすい地理B用語をセットで覚える本(KADOGAWA) 〇地理 B統計・データの読み方が面白いほどわかる本(KADOGAWA) 〇進研[センター試験]直前演習 地理B(ベネッセ)*学校配布 夏休みに教科書を1周しました。12月明けのセンター対策は全体の60%を地理に費やしました。冬休みで教科書をもう一周しました。その時に黄色本を読み始めたのですが、1周しかできなかったので、もっと早めに読んでおけばよかったと思います。地図帳に色々書きこむと覚えやすいのでお勧めです。教科書や参考書を読みながら、覚えていなかったところは自分で紙にまとめていきました。データは「統計・データの読み方が~」で2周し対策しました。この本はかなりオススメです!センター一週間前に「超重要問題の解き方」で総仕上げをしました。
面接
〇2020入試対策「医学部面接ノート」(代ゼミ) 阪大も慶応も面接官の方々はとてもフレンドリーで、楽しかったです。医学部面接ノートで、典型的な質問に答えられるようにしました。学校で面接の練習をし、アドバイスをいただけたため、本番は学校の練習の時ほどは緊張しませんでした。私は部活をやっていたので、話を部活に持ち込んで長々と語り、面接時間を消費させようとしていました(笑)。面接では自分の得意分野の話に持ち込むと、話しやすいし、面接官の方々も興味を持ってくださるのでいいです。小論文は慶応2次直前しか対策していませんが、上記の2冊を通して医療の目的や医療の抱える倫理的な問題について知ることができたので、読んでいて面白かったです。面接は受験番号の順に行われるので、長く待ちたくなければ早めに出願しましょう。
小論文
〇医系小論文 テーマ別課題文集 21世紀の医療(駿台) 〇医学部の小論文(河合)
センター試験
全体の対策としては、一つ一つの演習を大切にしようとしていました。夏明けくらいから、英語物理化学でメモ帳に覚えていなかったことをメモし始めました。鞄の外側の取り出しやすいポケットに入れていて、いつでもすぐに取り出してメモできるようにしました。英語は発音、アクセント、語法で分け、物化も単元ごとに仕切りました。覚えにくい項目も何度か目にしていると自然と頭に入ります。プリントが膨大になるので、解答解説から必要な事を抽出してメモし、不要なプリントは即捨てていきました。
通っていた塾の名前を教えてください。
河合塾マナビス(高2の4月から高3、全科目*ビデオ授業)
通っていた各塾の講師について教えてください。
こまめに声をかけて下さり、大変ありがたかった。特にアドバイザーの方は、ビデオ受講の進捗が芳しくない私を叱るわけでもなく、今の私に何が適しているのか、何が必要かを見極めて下さったのが、並々ならぬ人間性だと思った。
通っていた各塾のカリキュラム、指導方針、授業内容について教えてください。
マナビスはビデオ受講のため、本人に学ぶ意欲がないとひたすら無駄なものになってしまう。私は高1から高2は部活で忙しく、そのような中身のない受講となってしまった。しかし、高三から本腰を入れると、授業の質も高く、学校とは違う視点で物事が学べてよかった。
通っていた各塾の学習環境について(自習室、交通の便、立地など)教えてください。
駅に近く、下校途中で立ち寄れるためよかった。自習室も静かで、周りの頑張っている姿を感じながら勉強できた。有難いことに、母が毎日夕方までに塾にお弁当を届けてくれていたので、「ごはん食べに行くぞ!」または「塾行きたくないけど弁当回収しなきゃ…」という気分で塾に向かうことができました(笑)。
通っていた各塾の良かった点を教えてください。
優柔不断な性格で、周りの人が知らない参考書を使っているのを見るとやった方がいいのかなとつい不安になってしまうのですが、アドバイザーの方がとにかく親身になって下さって、私に必要な参考書・不要な参考書を見極めてくれたので、本当にありがたかったです。チューターの雰囲気もよく、素敵な環境だったなと思っています。
通っていた各塾の講師/カリキュラム/学習環境それぞれを5段階評価で教えてください。
講師:アドバイザー5、チューター2 カリキュラム:4 学習環境:5
あなたの大学を目指す受験生へのアドバイスをお願いします。
一年の頃から実習で臨床・研究に触れられて、とても魅力的な大学です。私は、これと決めた問題集の内容を完璧にするように努めました。間違いノート・メモ帳を作るのもおすすめです。私はそのようにして英単語や理科の内容を覚えました。応援しています、頑張ってください!
編集部からのひとこと
以上、大阪大学医学部に見事現役合格されたといぷーどるさんの合格体験記でした! 大阪大学医学部の受験を考えている受験生にとっては役に立つ情報が盛り沢山だと思うので、ぜひ参考にして合格を勝ち取ってください! といぷーどるさん、ご協力いただきありがとうございました。