慶應医学部現役合格のR.I.さんに入試を突破する方法を聞いてみた!

2021/03/05
慶應義塾大学医学部に現役合格のR.I.さんの合格体験記です。慶應医学部入試を突破する上で知っておきたい知識を受験生目線で教えてくれているので、慶應医学部の受験を考えている方は必見です!

合格した大学

ニックネームを教えてください。

R.I.

性別を教えてください。

男性

現在通っている大学を教えてください。

慶應義塾大学

浪人の有無を教えてください。

現役

得意科目(複数選択可)

英語;物理

苦手科目(複数選択可)

数学

出身地を教えてください。

東京都

出身の中高、中学受験・高校受験の有無を教えてください。

開成中学、開成高校 中学受験のみあり

受験勉強を始めた時期を教えてください。

高3の5月

受験期の一日の勉強時間を教えてください。

平日:学校含め13時間(塾は4時間くらい) 休日:12時間

センター試験の点数(浪人生は現役時も)を教えてください。

818

高1から合格までで受けた模試、その偏差値、合格判定を教えてください。

高3の駿台全国模試や、全統医進模試で慶医B判定

現役、浪人時の併願大学(合格の有無も)を教えてください。

医科歯科、慈恵、順天、日医、防医 以上全て合格

あなたの大学の入学理由を教えてください。

医学部の中でも特に、臨床、研究の両面で高い実績を誇る 関連病院、OB同士のつながりなども充実している 総合大学のため、他学部の人などとの幅広い出会いに期待できる

あなたの大学の入試傾向、対策を教えてください。

全体:どの科目も問題量が多いので、過去問を使って解くスピードを上げるとともに、取れる問題を的確に見極め取る訓練をする。 英語:和訳や英訳などのアウトプットを求める問題が多いので、それらへの慣れが必要。これをやるかは人によると思うが、長文で設問とあまり関係ない部分を上手く読み飛ばせると時短になる。 数学:途中過程を省き、答えだけを書く形式の問題が多いことに注意。確率漸化式は、私の年では出なかったが、それまで10年近く連続で出題されていた。対策必須。その他、数3の重い計算が多いので、そうした類の問題を最後まで解ききる訓練を日頃からしておきたい。 理科(物化):物理はバランス良い出題だが、原子分野から毎年出題されているので、そこをしっかり対策。他大に比べて具体的な数値計算も多いので、計算の訓練を。 化学は、理論の重い計算問題に時間を取られ、他の取れる問題を落とすことがないようにだけ注意。

あなたの大学の面接で聞かれたこと、対策

自分の長所を聞かれて、真面目に物事にコツコツ取り組むことができる、と答えると、今までに真面目で損したことはないか?と聞き返されるなど、人としての芯、粘り強さを試すような質問がありました。とはいえ、焦らず落ち着いて受け答えすれば問題ないです。

数学

学校のプリントで一通りの内容はやりました。そのうえで 2次試験:過去問(赤本の分全て)、塾のテキストの入試レベル問題などで訓練。夏頃までは時間を気にせず腰を据えて問題に取り組むことを意識。秋以降は、時間を測って実践的な訓練。(これは他の科目も同じ) センター試験:赤本の過去問全てと、駿台の科目別パック、模試なども使ってしっかり時間内にミスなく解き切れる力をつけました。

英語

2次試験:塾のプリントで、長文を読みながら様々な文法事項、単語など復習していきました。音読も活用しました。演習問題も振り返り、和訳、英訳の慣れにつなげました。 センター試験:過去問や模試を解いた結果、2次の対策で十分通用すると判断し、過去問は2年分程度しか解きませんでした。

物理

2次試験:過去問の他、名問、難系などの問題集で訓練しました。間違えた問題に印をつけ、解けるまで繰り返し演習しました。また、それぞれの問題における解法の理由を根本的に考え、他の問題にも考え方を応用できるように意識していました。 センター試験:過去問や模試を解いた結果、2次の対策で十分通用すると判断し、過去問は2年分程度しか解きませんでした。

化学

2次試験:過去問の他、重問、新演習などの問題集で訓練しました。間違えた問題に印をつけ、解けるまで繰り返し演習しました。無機などの暗記事項は、塾のテストのまとめを活用し、一度覚えたり、解けたものでも必ず直前にも見直しました。 センター試験:過去問や模試を解いた結果、2次の対策で十分通用すると判断し、過去問は2年分程度しか解きませんでした。

国語

2次:なし センター試験:赤本の過去問全てと、駿台の科目別パック、模試なども使って勉強しました。古文、漢文は一応文法事項をさらったはずですが、どの参考書を使ったか覚えていません。

社会

センター試験で地理Bを選択しました。センター地理Bの点数が面白いほど取れる本で、地図帳と照らし合わせながら一通り勉強し、そのあとは他科目同様センターの過去問を解きました。

面接

目立った対策は特にしませんでした。ただ、志望動機などの定番の質問については大体の答えを考えておきました。また、面接の前日には家族に面接官になってもらって受け答えの練習をしたりしました。

小論文

高3で駿台の講座を取っていました。そこで小論文を書き、先生に添削してもらって力がつきました。本番は、清書の前にしっかりメモを作り、自分の書く文章の方針、全体像をつかんでから書き始めるように意識しました。

センター試験

地理だけは、秋から少しずつ上に記した参考書を読み始めました。他の科目は、12月ごろから対策を始めました。具体的には、過去問を解きました。数学、国語は科目別パックも解きました。年末年始のセンター模試も活用しました。

通っていた塾の名前を教えてください。

Gnoble:英語(中3〜) 臨海セミナー:数学(高1〜)、物理(高2のみ)、化学(高3のみ)

通っていた各塾の講師について教えてください。

Gnoble:生徒1人1人を丁寧に見てくれるタイプで、添削や授業中の指名などを通じたコミュニケーションだけでなく、個人的な相談にも真摯に対応してくれました。 臨海セミナー:少人数制であり、また高校の近くにあったため、学校事情をよく理解して、指導してくれました。

通っていた各塾のカリキュラム、指導方針、授業内容について教えてください。

Gnoble:読解、文法に分かれた授業。読解では、音読を重視し、単語なども単語帳から覚えるよりは、生身の長文から取り出して覚えていくスタイル。長文の解説は、必要な文法事項、単語、設問解説はもちろん、文章の内容の背景、うんちく?まであった。 臨海セミナー:数学は、開成のカリキュラムと並行するくらいのスピードで、高2前半までで1周、あとはひたすら難度を高めて演習といった感じだった。 理科は講義→授業内演習のスタイル。

通っていた各塾の学習環境について(自習室、交通の便、立地など)教えてください。

Gnoble:私は御茶ノ水校舎に通っていたが、新宿、渋谷にも校舎がある。(ぢし、授業の開講曜日が異なる) 自習室はかなり手狭。 臨海セミナー:西日暮里にあり、私の通っていた開成に近いことに加え、広めの自習室もあり、塾の授業がない日も重宝した。

通っていた各塾の良かった点を教えてください。

Gnoble:生徒1人1人を丁寧に見てくれるタイプで、添削や授業中の指名などを通じたコミュニケーションだけでなく、個人的な相談にも真摯に対応してくれたのが良かったです。忙しい時期に、授業の振り替えが柔軟にできたのも良かったです。 臨海セミナー:理系科目の解説が総じて学生の気持ちになってくれるわかりやすい解説だったので良かった。西日暮里にあり、私の通っていた開成に近いことに加え、広めの自習室もあり、塾の授業がない日も重宝しました。

通っていた各塾の講師/カリキュラム/学習環境それぞれを5段階評価で教えてください。

Gnoble 5/5/3 臨海セミナー 4/5/4

あなたの大学を目指す受験生へのアドバイスをお願いします。

この大学の入試はとにかく問題が多く、様々な分野の融合した応用問題も出されるので、過去問はもちろんのこと、それ以外にも手を動かす演習の機会を特に多く設けましょう。(もちろん基礎は固めた上で) 他大の入試を使って慶医までに本番慣れするのも大事かも。

編集部からのひとこと

以上、慶應義塾大学医学部に見事現役合格のR.I.さんの合格体験記でした。 慶應医学部の入試を攻略する上で知っておきたいことや、各科目で使った参考書などかなり実践的な情報を教えてくれているので、受験生の方はぜひ参考にして対策してください。 R.I.さん、ご協力いただきありがとうございました。

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