慶應義塾大学医学部現役合格のR.S.さんの合格体験記【2020年度】

2020/11/06
慶應義塾大学医学部に見事現役合格されたR.S.さんの合格体験記です。 高校1年生から3年生の模試の成績や合格するためにどんな勉強を行ったかなど、かなり具体的に教えてくれているので、医学部受験、特に慶應医学部を目指す方に必見の内容となっております。

合格した大学

ニックネームを教えてください。

R.S.

性別を教えてください。

女性

現在通っている大学を教えてください。

慶應義塾大学

浪人の有無を教えてください。

現役

得意科目(複数選択可)

英語;化学;生物

苦手科目(複数選択可)

数学

両親の職業

父:銀行員、母:専業主婦

出身地を教えてください。

東京都

出身の中高、中学受験・高校受験の有無を教えてください。

中学受験で成蹊中学校入学、成蹊高校卒業

受験勉強を始めた時期を教えてください。

高2の春から塾には通っていたが、本格的に受験勉強を始めたのは、高3の春から

受験期の一日の勉強時間を教えてください。

高三の時は、学校とご飯、お風呂、散歩などの時間以外はずっと勉強いました。睡眠はしっかり六時間くらいとっていたので、それ以外の時間、休日だと13〜十四時間ほどになると思います。塾は週3日で1日は六時間、あとの二日は三時間ほどだった。

センター試験の点数(浪人生は現役時も)を教えてください。

私大専願でした。

高1から合格までで受けた模試、その偏差値、合格判定を教えてください。

高一 第三回駿台全国模試 英語67.1、数学55.6、国語45.7、 東京医科歯科・千葉・慶應 D判定、北里 A判定 高二 第二回駿台全国模試 英語65.7、数学54.2 慈恵・順天・千葉 D判定、琉球 B判定 第三回駿台全国模試 英語71.1、数学47.0 慈恵・千葉 D判定、順天・昭和・信州 C判定 高三 第一回駿台全国判定 英語69.5、数学53.4、化学44.0、生物59.2、 慈恵・千葉・医科歯科 E判定、 順天・信州・昭和 D判定、東邦・北里 C判定、 第一回駿台全国模試 英語73.3、数学55.9、化学51.7、生物53.8 慶應・医科歯科 E判定、慈恵 D判定、 順天・昭和 C判定、国際医療福祉・東邦 B判定 駿台全国マーク模試 全体/文理別 英語72.8/72.3、英語リス70.7/71.1、 数学1A51.8/50.5、数学2B56.1/54.6、 化学57.6/57.5、生物60.6/60.5、 慶應 E判定、慈恵・日本医大 D判定、 順天・昭和 C判定、国際医療福祉・東邦 B判定 第二回駿台全国判定 英語74.7、数学57.3、化学55.6、生物68.0 慶應 D判定、慈恵 C判定、日本医大 B判定、 順天・昭和・国際医療福祉・東邦 A判定、 第二回駿台全国模試 英語73.5、数学59.1、化学57.6、生物70.8       慶應 D判定、慈恵 B判定、 日本医大・順天・昭和・国際医療福祉・東邦 A判定 第三回駿台全国模試 英語81.2、数学57.5、化学54.5、生物61.9、 慶應 D判定、慈恵 C判定、 日本医大・順天・昭和・国際医療福祉 A判定

現役、浪人時の併願大学(合格の有無も)を教えてください。

防衛医科大学(一次合格、二次は受けず) 慈恵医科大(正規合格) 日本医科大(特待生合格) 順天堂大学(A方式 2次不合格、B方式 一次合格、二次は受けず) 昭和大学(特待生合格) 国際医療福祉大学(特待生合格) 慶應大学(補欠合格)

あなたの大学の入学理由を教えてください。

受験した大学の中で一番偏差値が高く、有名であったため。

あなたの大学の入試傾向、対策を教えてください。

英語:近年読解問題が増えている印象。長い文章を知らない単語があっても全体で捉える力が必要だと思います。また、時間があまりないので穴埋め問題などは読みながらできるといいと思います。 数学:難しいです。出題形式がだいぶ決まっているので、1、2番目の決まっていて、比較的取りやすい問題を確実に取りにいくことが大事です。確率は得意にしておきましょう。 化学:基本的なことがしっかりわかっていればできる問題が結構多いので、重要問題集などをやり込んでおくといいと思います。 生物:かなりクセがあり、点数も伸びにくいです。過去問演習をしっかししてください。 小論文:私の時は過去問とだいぶ違っていて難しく、分量に対して時間が短かったです。あまり悩まずさっと書くことを決めて、とりあえず指定された文字数を超えることが大事かなと思います。

あなたの大学の面接で聞かれたこと、対策

志望理由を自分の言葉でもう一度説明してください(紙にその前にも書かされる)、入りたい部活、など一般的なことを聞かれました。また、その前に調査書を書かされます。その内容は、住所、保護者の名前と連絡先、連絡先(4つ)、中学と高校の名前、高校在学中の留学、休学歴、高校卒業後の履歴、休学の有無とその理由、併願校とその結果、志願理由(9行くらいでした。考えておくといいと思います)、高校の部活動、特技、趣味、これまでに受けた賞罰、これまでに受けた奨学金、です。私は、すべて決めて埋めていくだけにして行きましたがそれでもあまり時間は余らなかったので、その場で焦らないために考えてからいくといいと思います。 余談ですが、受験会場は一次、二次、ともにとても寒いです。防寒対策をしっかりしていくことをお勧めします。特に二次の面接は、化学物理選択の人、物理生物選択の人、化学生物選択の人、と言う順に行われるので化学生物の人はとても待たされます。私は終わったのだ6時前くらいでした。

数学

高三の一学期までは駿台のsクラスに行っていましたが、伸び悩んだため、夏休みからグノーブルに変更しました。そのおかげでとても成績が伸びました。グノーブルがいいと言うわけではないですが、塾の授業は自分にあっているあってないがあると思うので、塾に行って満足せずに、成績が伸びないと感じたら変える、と言う選択もありだと思います。参考書は大学への数学を使っていました。参考書もやりましたが、一番大事なのは学校や塾で先生に説明を受けた問題をなども復習して自分のものにすることだと思います。音を使って説明を受けたものは自分で読んだだけのものより、取り込み方が違います。問題の量より少なくてもいいので、理解の質を重視してください。

英語

特に参考書は使っていません。グノーブルに行っていて、その授業で使うテキストをひたすら復習していました。英語も、説明を受けた文章の方が頭に残るので、その文章に入ってる単語すべて覚えるくらいの勢いで復習してください。困ったときにすぐみれるように文法書は一つ持っておくといいと思います。単語は単語帳を使うよりも、文章の中で覚えていくのをお勧めします。

化学

重要問題集を使っていました。これは解けない問題がなくなるまで5〜六回やったと思います。受験生はこの問題集を使っている人が多いので、ここに載っている問題は解ける人が多いと言うことなのでやりこむことをお勧めします。また、化学もグノーブルに通っていました。塾は自分の好きなところでいいですが、塾でやった問題は問題集より優先して復習しましょう。また、化学は有機化学と無機化学で暗記が意外とあります。特に無機化学は医学部であまりでないので、後回しにしがちですが、受験直前は忙しいので夏休み中に覚えてしまうことをお勧めします。

生物

センサーと大森てつの問題集を使っていました。生物は問題集があまりないため、早めに過去問に入って問題集がわりにたくさんやるといいと思います。特に慈恵と日本医科の問題はいい問題が多いのでお勧めです。生物も暗記が多くて大変ですが、夏休み前半にはとりあえずすべて覚えて、あとは問題集をやりながら、穴を埋めていってください。参考書はおおもりさんのを使っていました。また、資料集を一冊持っておいて、勉強の合間や寝る前に眺めるといいと思います。覚えられない場合は少し時間がかかりますが、資料集や教科書を使って自分だけのまとめノートを作るといいです。

面接

直前は他の学校の二次の対策もしなければならなかったりと、意外とやる時間がないので9月ごろから聞かれる質問を調べて、それに対する答えを考えておきました。そして、11〜12月くらいの学校がある時期に学校の先生に数回練習してもらいました。親でもいいので練習は何回かするべきだと思います。その中で気をつけた方がいいこともまとめておいて、一次が終わって面接の対策をする際にこれを見ればいい、と言うものを作っておくといいと思います。

小論文

小論文はある程度書き方があるので、講習でも通年授業でもいいので講座をとることをお勧めします。そこで習った書き方で何回か練習しておきましょう。直前も今まで自分が書いたのを復習して、一回ぐらい新しいのを書いてみるといいと思います。また、日頃から新聞(特に医療系の記事)を読んでおくとそのネタを使えて、字数稼ぎにもなるのでお勧めです。

センター試験

なし

通っていた塾の名前を教えてください。

英語 高二春からグノーブル 数学 高二春から駿台、高三夏休みからグノーブル 化学 高二春からグノーブル 生物 高二で一瞬グノーブルに行きましたがすぐにやめて自分で勉強しました。 小論文 高三一年間グノーブル

通っていた各塾の講師について教えてください。

グノーブルの講師でお勧めだった先生のその理由について書きます。 英語 中尾先生(わかりやすく、面白いです。低学年を教えてらっしゃると思います。この先生のおかげでグノーブルに入ろうと思いました。)    本原先生(優しく文法について教えてくれます。受験期の心の癒しになります。)    中山先生(少し怖いですが、授業をきちんと聞いて、言うこと聞いて音読ちゃんとやって復習すればすごい伸びます。) 数学 越川先生(めちゃくちゃいいです。説明がわかりやすいです。一つの問題を説明しているのに、根本的な数学の解き方、考え方を教えてくれるので他の問題も解けるようになります。) 化学 伊藤先生(授業が面白くわかりやすいです。質問もたくさん答えてくれます。)

通っていた各塾のカリキュラム、指導方針、授業内容について教えてください。

グノーブルは先生と生徒の距離が近く、授業中に沢山刺されます。そのため少し大変ですが、緊張感があり、宿題もやっていくしかないのでよかったです。また、個人的に先生のとこに行けば何時間でも質問に付き合ってくれます。その代わり、自分からアプローチしないと結構ほっとかれるのでどんどんアピールしましょう。距離が近いのが苦手な人には向いてないですが、大丈夫な人にはとてもいいと思います。

通っていた各塾の学習環境について(自習室、交通の便、立地など)教えてください。

自習室はあまり知られていませんが実はあります。個人的に受付の人に聞いてください。警備の方が定期的に見回りに来てくださるので、他の塾の人は入れないようになっています。 立地は新宿、渋谷、御茶ノ水にあるので比較的いいと思います。曜日によって校舎が違うので、自分が行ける曜日によっては希望の校舎じゃないこともあるかもです。

通っていた各塾の良かった点を教えてください。

グノーブルについて 生徒と先生の距離が近いところ、そしてそのために質問がたくさんできるところです。また、授業中に当てられるので嫌でも宿題をやっていかなければいけないので、習慣づけられていいと思います。進学校の人が多く通っていて周りのレベルも高いので刺激になります。英語が有名ですが、数学、化学もとても良かったです。私は受けていませんが、古文もあり、周りで受けていた子は良いと言っていました。英語以外も受けてみてください!

通っていた各塾の講師/カリキュラム/学習環境それぞれを5段階評価で教えてください。

講師 4(良い人と悪い人の差が結構あり、はずれもあるので、違和感を感じたらどんどん曜日を変えて、自分に合う人を探しましょう) カリキュラム 5(早めに終えて演習をしっかりやってくれるのでいいと思います) 学習環境 5(周りの意識も高く宿題もやらされてしまうのでいいと思います)

あなたの大学を目指す受験生へのアドバイスをお願いします。

受験は、高三の夏休みが勝負です。夏休みに入るまでにできる限りすべての範囲を終わらせて、夏休みは問題集(おすすめは数学→大学への数学、化学→重要問題集、生物→大森哲の問題集)を2〜3周して自分のものにしましょう。二学期は学校や塾の演習をしっかりと復習しながら、過去問を少しずつ始めていけると他の受験生に差がつけられます。また、面接と小論文対策は直前にやっている暇はないので、10〜11月にやっておくといいと思います。また、志願書も意外と時間がかかるのでこの辺りで勉強の息抜きにやっておきましょう。 また、学力は息詰まっていてもある時、急にがくんと上がります。伸び悩んでも諦めずに、自分が最善だと選択した勉強法を最後まで信じて、受験の前日までひたすらやり続けましょう。あと、わからないことは恥ずかしがらずに学校や塾の先生にすぐに聞いてどんどん解決していくことをお勧めします。頑張ってください!

編集部からのひとこと

以上、慶應義塾大学医学部に見事現役合格されたR.S.さんの合格体験記でした。 慶應義塾大学医学部に合格までにやったことをかなり事細かに教えてくれているので、この体験記を参考に学力を上げていきましょう! R.S.さん、ありがとうございました。

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