福島県立医科大学に後期試験で見事合格の「かんかんみかん」さんに聞く対策法

2019/09/23
福島県立医科大学の後期試験で見事合格の「かんかんみかん」さんの合格体験記です。後期試験の合格に必要な情報を詳しく教えてくれているのでぜひ参考にして対策してください。

合格した大学

ニックネームを教えてください。

かんかんみかん

性別を教えてください。

男性

現在通っている大学を教えてください。

福島県立医科大学

入学年度を教えてください。

2019年度

浪人の有無を教えてください。

1浪

得意科目(複数選択可)

化学;生物

苦手科目(複数選択可)

数学;国語

両親の職業(任意)

サラリーマン

出身地を教えてください。

東京

出身の中高、中学受験・高校受験の有無を教えてください。

海城中学・高等学校 中学受験のみ経験

将来どんな医者になりたいか教えてください。

開業医

受験勉強を始めた時期を教えてください。

高校3年生の10月から

受験期の一日の勉強時間を教えてください。

6時間

センター試験の点数(覚えている範囲で、浪人生は現役時も)を教えてください。

現役は680点、一浪目は780点

高1から合格までで受けた模試、その偏差値、合格判定を教えてください。

高3までは全ての模試で全ての学校がE判定(偏差値58くらい)で、浪人の間は全ての模試で全ての学校がAorB判定(偏差値70)でした。

現役、浪人時の併願大学(合格の有無も)を教えてください。

東北大学医学科(不合格)、防衛医科大学校医学教育部(合格)

あなたの大学の入学理由を教えてください。

地域に密着した医療を重視、また震災の影響もあり放射能研究にも力を入れていると聞いたから。また、東北地方の復興に少しでも貢献したいと思ったから。

あなたの大学の入試傾向、対策を教えてください。

後期で受かったので、総合問題の傾向になります。2時間半という短い制限時間で、国数英の総合問題を解きますが、とにかく記述量が凄いです。対策は過去問のみです。前期は後期対策で数学だけ解きましたが、計算力を求められていると感じました。

併願した大学の入試傾向、対策を教えてください。(任意)

防衛医大のみ書きます。防医は、何と言っても択一式がメインです。この択一では、国英数の3教科合計40問を90分で解きます。これが一定以上の点数を取らなければ、記述試験がいくら出来ても見てもらえません。この択一の対策としては、ベタですが過去問演習です。2週ほどすると良いと思います。本番ではボールペンを使ってマークするのでその練習もすると良いと思います。

あなたの大学の実習やカリキュラムや生活などの特徴を教えてください。

他大学と違うのは、福島について学ぶ福島学があるところです。また、2年から解剖など医学に関する講義が活発化します。

あなたの大学の面接で聞かれたこと、対策

福島について知っていることについて事前に回答。また図表問題(今年度は喫煙と心筋梗塞の関係について)がメインで聞かれます。先生によって突っ込み具合が違います。

通っていた塾の名前を教えてください。

浪人は駿台で全教科習っていました。

通っていた各塾の講師について教えてください。

駿台について。成績が伸びた教科である現代文と英語、化学、生物、日本史について書きます。現代文は論理や読み方を非常に大切にします。また英語は文章の書かれ方を説明した上で、実際の文章でそれを解説し、応用が効く授業でした。化学は特に基本を大事にする授業でした。基本の大切さを学べました。生物は知識と考察をどのように結びつけるかといった考えた方を学ぶ事ができました。突飛な考え方をしないという事を心掛けられていたと思います。日本史は日本史のみの知識にとどまらない、様々な教科と結びつけるという教え方をしていました。

通っていた各塾のカリキュラム、指導方針、授業内容について教えてください。

基礎を大事にする。これが根幹にあったと思います。一部の教師を除いて、突飛な考え方をしないという事を心掛けていたように感じました。前期では基礎の理解を徹底し、後期で発展事項の理解と基礎の復習を行っていました。何回も同じ内容を別視点で復習できるカリキュラムでした。

通っていた各塾の学習環境について(自習室、交通の便、立地など)教えてください。

自習室は席数も多く、エアコンも聞いていたので快適でした。また机も大きいので余裕を持って勉強することが出来ました。また、駅から徒歩5分で通えるという近さで通いやすかったです。周辺も娯楽施設がないところだったので、勉学のみに集中出来ました。

通っていた各塾の良かった点を教えてください。

一部の講師を除いて、質問対応が素晴らしかったところです。どんな些細なこともただ質問に答えるだけではなく、様々な知識と結びつけて答えてもらえたので、より深い理解が出来ます。また、授業外でもマンツーマンで教えてもらえるシステムもあり、疑問をすぐに解消できたところが良かったです。

通っていた各塾の講師/カリキュラム/学習環境それぞれを5段階評価で教えてください。

講師4.8、カリキュラム4.8、学習環境5.0

数学

センター試験は問題を解きまくるというより、模試の問題を通じて、どのように解答を短縮出来るか、ということを解答解説を見ながら考えていました。センター3ヶ月前から対策を行っていました。2次試験は数学が苦手だったこともあり、基本問題を落とさない、という姿勢で応用問題よりも基礎問題の演習を心がけました。

英語

センター試験は忘れやすい発音などは1週間前に頭に詰め込みました。また、文章問題も解き方の癖があるので、1ヶ月前からどういう解き方が効率良いかを研究しました。2次試験は文章構造を意識しながら解くことを心掛けました。

物理

なし。

化学

センター試験は全く対策しませんでした。2次試験でカバーできたからです。とにかく基礎を確認しました。状態方程式だったら圧力とはどういう定義なのか、といった定義の理解にも力を入れました。問題演習は模試や過去問以外でしたことがありませんが、東北大学の2次試験では95%の得点でした。とにかく化学は考え方の基礎が大事です。

生物

センター試験は、過去問演習というより模試問題の復習を心掛けしました。新傾向になってからの過去問が少ないからです。2次試験では、ちょっとした知識不足が致命的となります。また、知識問題で点を落とすのは非常に勿体無いです。とにかく教科書だけを使い、教科書に書いてあることはどれも説明できると言えるように自信が持てるまで何度も復習しました。

地学

履修していません。

国語

文章の読み方を意識しながら過去問を解きました。最初の方は時間無制限で解き、慣れてきたら時間を測るという感じでやりました。

社会

日本史を選択しましたが、とにかく流れを意識しました。そのために教科書だけでなく、漫画なども使いました。

面接

学校の教育理念のみならず、その学校にしかないという特徴を学んだ上で、親などと面接練習をしました。簡潔に答えるという訓練をしました。

小論文

なし

センター試験

国語は1ヶ月前から、英語は1ヶ月前から、日本史は半年前から、生物は2週間前から、その他の教科はやりませんでした。2次試験でカバー出来る教科だからです。模試でのみ対策をした程度です。センター試験は時間制約が厳しい教科が多いので、どのようにしたら効率良くなるかということを念頭に対策しました。

あなたの大学を目指す受験生へのアドバイスをお願いします。

自然が沢山あり、のんびりと勉強ができます。また、福島医大にしかない施設もあり、他の大学では学べない事も沢山学べる事がありますので、是非入学を検討して下さい。お待ちしています!

編集部からのひとこと

以上、福島県立医科大学に見事合格の「かんかんみかん」さんの合格体験記でした。 後期試験の情報はあまり出回っていないので、受験を考えている方はぜひご活用ください。

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