山梨大学医学部現役合格のそーけんさんの合格体験記です。模試の成績や科目別勉強法など、山梨大学医学部受験を考えている方にとってはとても役立つと思います。
合格した大学
ニックネームを教えてください。
そーけん
性別を教えてください。
男性
現在通っている大学を教えてください。
山梨大学
入学年度を教えてください。
2019年度
浪人の有無を教えてください。
現役
得意科目(複数選択可)
英語;化学
苦手科目(複数選択可)
物理
出身地を教えてください。
東京
出身の中高、中学受験・高校受験の有無を教えてください。
筑波大学付属駒場高校(中学受験)
将来どんな医者になりたいか教えてください。
勤務医
受験勉強を始めた時期を教えてください。
高2の夏あたりから受験を意識した勉強は始めていた。本腰を入れたのは高3 11月の文化祭後から。
受験期の一日の勉強時間を教えてください。
高2夏~ 平日3時間・休日3時間 高3 11月~ 平日6時間・休日9時間
センター試験の点数(覚えている範囲で、浪人生は現役時も)を教えてください。
リスニング含めて843/950
高1から合格までで受けた模試、その偏差値、合格判定を教えてください。
高1・高2のころは駿台全国模試で偏差値65ぐらいだったと思う(うろ覚え) 高3では夏休み前に志望を前期東大理三、後期山梨医に決め、東大理三は夏冠模試DD秋冠模試CDだった。(オープン、実戦の順)山梨医は駿台全国模試で第1回D、第2回C、第3回Bだった。
現役、浪人時の併願大学(合格の有無も)を教えてください。
東京大学理科三類 不合格
あなたの大学の入学理由を教えてください。
医学部医学科で後期試験を実施していて、かつ入試形態や出題が自分に合っていると思ったから。また、東京に比較的近いから。
あなたの大学の入試傾向、対策を教えてください。
センター:二次試験が2:3。センターは数理が圧縮され、その分二次試験で本格的な数学理科を課される。しかしこれは裏を返せばセンター文系科目で失敗すると取り戻せないということなので注意。 二次試験の科目について、物理・化学は基本的な問題も結構混じっているのでそこを落とさなければあまり問題はない。いっぽう数学は難易度高めかつ配点も大きいのでここで勝負が決まる。
併願した大学の入試傾向、対策を教えてください。(任意)
正直、鉄緑会に頼りきりだったので役に立つことは書けないと思う。よって割愛させていただく。
あなたの大学の実習やカリキュラムや生活などの特徴を教えてください。
ほかの医学部を知らないのもあるが、至ってベーシックなカリキュラムだと思う。
あなたの大学の面接で聞かれたこと、対策
志望理由 併願校はどこか
通っていた塾の名前を教えてください。
鉄緑会(中1~)
通っていた各塾の講師について教えてください。
講師のほとんどは現役東大生で、一定以上の能力が担保されているし、質問もしやすい。「東大受験専門塾」と謳っているとおり東大向けの対策がほとんどだが、私は東大というより医学部にこだわりがあったので、後期の医学部受験についても親身にサポートしてくれたのがありがたかった。
通っていた各塾のカリキュラム、指導方針、授業内容について教えてください。
各教科週1回3時間。えげつない量の宿題が出るので友達と協力してがんばってこなしていると自然に力がついている感じだった。英数は高1までに固め、それから理科数学国語という順番だった。この順番は鉄緑に関係ない人も参考にしてほしい。英語・数学は理系なら必ず使う科目だし、身に着けるのに時間がかかるので先に勉強するほうが合理的。
通っていた各塾の学習環境について(自習室、交通の便、立地など)教えてください。
自習室は狭い。自習室のためだけに東進東大特進などほかの塾を掛け持ちしている人もいるほどだった。ただ、鉄緑会は講師との距離が近いことがメリットの一つなので、困ったらすぐに講師に危機に行けるという点では最高の学習環境。交通の便と立地については何も文句はない。
通っていた各塾の良かった点を教えてください。
2度目になるが、東大専門を謳っておきながら医学部受験についても手厚いサポートがあった点。テキストのクオリティが高かった点。特に各科目の「確認シリーズ」という基本問題集のようなテキストは大変役立った。)
通っていた各塾の講師/カリキュラム/学習環境それぞれを5段階評価で教えてください。
講師5 カリキュラム5 学習環境4
数学
先述の「確認シリーズ」を何度も周回して基礎をガチガチに固めた。また、東大やほかの大学の過去問演習を鉄緑で行っていたので、それによってたいていの問題には対応できる力がついていた。結果的に山梨大学の対策は過去問演習だけで済んだ。
英語
山梨大学医学部対策の観点から言うと、センター試験しか課されないのであまり気にしなくてよい。2000点中の300点を占めるので少し怖いかもしれないが、医学部受験生なら大崩れしても8割程度だと思うのでそれほど痛手にはならない。そもそも前期では2次に英語がある大学を受験する人が多いと思うので、そちらの対策に力を入れたほうがいい。
物理
センター試験では次元解析という技が使える。それは要するに回答の選択肢の単位に着目するというもので、具体的には、例えば質量mが分母にあるか分子にあるかを見て、実際に問題の設定を脳内でシミュレーションして質量が変わるとどうなるか考えたり、極限m→0をとる(つまりその物体が事実上消滅した状況を考える)などの手段で選択肢を削ろうというもの。 二次試験についてはあまり得意でないので「宇宙一わかりやすい高校物理」という本を読んでいた。苦手科目についてはプライドを捨てて超簡単な参考書を買って取り組むのが最善だと思う。
化学
こちらも「確認シリーズ」がよかった。あと分子模型は持ってるとはかどる。分子の立体構造の把握、結晶格子、有機化学の反応機構の把握など活用の場面が多い。
生物
なし
地学
なし
国語
センター試験の現代文は消去法でもそこそこの点数は取れていたが、選択肢を見ずに答案を考えてから選択肢と照合するいわゆる積極法を練習したら80~90点程度で安定するようになった。
社会
地理Bで受験した。医学部志望に限らず理系は社会が苦手な人が多いが、その原因はたいてい暗記すべきところを暗記していないところにあると思うので、書き込み式になっている教材を使うなどして基礎知識のインプットをするといい。
面接
9割の人に対策はいらないと思うが、一度模擬面接的なものをやって自分を人に見てもらうことが必要。身だしなみとか態度とか意外と自分では完全に把握できない。
小論文
なし
センター試験
マークミスにご用心。大問終わりなどの切りのいいタイミングでマークシートの番号が飛んでいたりしないか確認。
あなたの大学を目指す受験生へのアドバイスをお願いします。
数学はオーバーキルするつもりで勉強せよ。
編集部からのひとこと
以上、山梨大学医学部に現役合格のそーけんさんの合格体験記でした! 山梨大学医学部後期受験を考えている方には非常に役立つ情報だと思うのでぜひご活用ください!