昭和大学医学部に見事合格のみそかさんに聞く入試の傾向と対策

2019/09/21
昭和大学医学部合格のみそかさんの合格体験記です。昭和大学医学部に合格するために絶対知っておきたい入試の傾向や対策法について詳細にお答えいただいています。

合格した大学

ニックネームを教えてください。

みそか

性別を教えてください。

男性

現在通っている大学を教えてください。

昭和大学

入学年度を教えてください。

2019年度

浪人の有無を教えてください。

1浪

得意科目(複数選択可)

化学

苦手科目(複数選択可)

数学

両親の職業(任意)

医師(父)、主婦(母)

出身地を教えてください。

東京都

出身の中高、中学受験・高校受験の有無を教えてください。

高輪中学高等学校(中学受験あり)

将来どんな医者になりたいか教えてください。

開業医

受験勉強を始めた時期を教えてください。

高校3年生の6月頃から

受験期の一日の勉強時間を教えてください。

平日…7時間(うち塾5時間)、休日…10時間(うち塾0時間)

センター試験の点数(覚えている範囲で、浪人生は現役時も)を教えてください。

未受験

高1から合格までで受けた模試、その偏差値、合格判定を教えてください。

高校3年…河合模試×3(いずれもE判定)、高卒…河合模試×4(E→E→D→C)・すべて昭和大学の判定

現役、浪人時の併願大学(合格の有無も)を教えてください。

東邦大学(不合格)、日本医科大学(不合格)、杏林大学(合格)、日本大学(不合格)、東京医科大学(不合格)、帝京大学(合格)

あなたの大学の入学理由を教えてください。

充実した関連病院

あなたの大学の入試傾向、対策を教えてください。

英語…比較的スタンダードな問題が多い。発音、アクセントの問題は毎年必ず出るので、直前期にしっかり対策しておくとよい。長文は細かな文法よりも、大まかな内容把握に重点が置かれることもあるので、構文読解ばかりで頭でっかちにならないようにするとよい。 数学…大問1はある程度簡単な小問集合なので、ここは確実に取りたい。大問2以降は難問も見られるが、大問ごとの部分点を効率よく稼ぐとよい。英語と合わせての時間なので、時間配分は気をつけて対応すべき。 化学…かなりマニアックな知識を問うことも多い。過去問にすら未出の問題は受験生のほとんどがわからないので、取れなくても問題ないが、以前に過去問で出ている知識は知っておかないと致命傷になりかねない。知識問題の反面、理論分野での正答率はおのずと高くなるので、計算機に頼らない早くて正確な計算が求められる。 生物…こちらもマニアックな知識を問うことが多かったが、近年少し傾向が変わった。短めの記述や、図に書き込んで示す問題なども多いので、普段から図録をよく読んで、見慣れておくと対応しやすい。

併願した大学の入試傾向、対策を教えてください。(任意)

杏林大学 英語…とにかく時間が足りない。どんなに頑張っても時間との勝負は必至だろう。細々とした文法知識よりも、長文を速攻で読んでいく技量が問われる。 数学…マーク式特有の回答方法に戸惑わないように、過去問を何度か回すことを推奨する。こちらもかなり時間がシビアなので、問題を瞬時に取捨選択する能力も重要だ。 生物、化学…比較的素直な問題が多い。実験を前提とした問題が散見されるので、手順やパターンを理解して、問題を先回りして考える力を身につけておきたい

あなたの大学の実習やカリキュラムや生活などの特徴を教えてください。

全寮制の大学

あなたの大学の面接で聞かれたこと、対策

とても砕けた感じの態度で接してくるので、自然と会話が出来るはずである。10分で強制的に終了なので、長く喋りすぎないように気を付けておくとよい。

通っていた塾の名前を教えてください。

野田クルゼ

通っていた各塾の講師について教えてください。

生徒との距離感が近い塾だったので、質問がすぐに消化出来るのが強みだった。また、和訳添削や個別指導など、真摯に対応して下さる講師の方も多く、医学部独特の問題に対しての攻略法を適切に概略してくれるのが助かった。二次試験に関しても、各大学ごとの対策講座が開講されるので、本番でも余計な動揺をすることなく臨むことが出来た。

通っていた各塾のカリキュラム、指導方針、授業内容について教えてください。

授業は90分1コマで行われ、集団授業でも多くて30人弱と、手厚く指導してもらえる。授業は英語の長文読解に代表される予習前提で進む授業と、数学に代表される解説とその場での演習の繰り返しで進む授業と、生物演習に代表される問題を解いてその場で解説を聞く授業の3つに大分される。

通っていた各塾の学習環境について(自習室、交通の便、立地など)教えてください。

場所はお茶の水にある。隣のビルが丸善なので、参考書の購入には最適である。自習室は各学生に固定で1席ずつ設けられ、チャートのような持ち運びに苦労する教材を置いておけるのは便利である。自習室は講師のいる場所のすぐ近くなので、自習室で質問が出来てそれを持っていくという自然なサイクルが出来やすい。

通っていた各塾の良かった点を教えてください。

前述の通り、講師との距離感が近いので気軽に質問に行きやすい。質問の内容は勉強は勿論、教材の選び方やその教材の使い方、勉強のモチベーションの維持についてなど多岐に渡ったものである。また、コピー機を無料で使えるので、コピーして解くというサイクルによって、不必要に教材を汚したり、見返さないノートを作る手間を省けた。

通っていた各塾の講師/カリキュラム/学習環境それぞれを5段階評価で教えてください。

講師…5、カリキュラム…4、学習環境…4

数学

立体図形の把握が苦手だったが、高卒の7月までに積極的に青チャートや一対一を演習することで克服していった。演習用ノートは無地のノートやスケッチブックを使用し、罫線がない中での解法の書き方を学ぶことが出来た。高卒の夏明けからは重要問題集を使って、より本格的な演習を行った。

英語

まず現役時代に抜け落ちていた単語力を身につけるために、ジーニアス2200を用いて、単語力の底上げを行った。スマートフォンにアプリを入れておいて、塾との往復の間も音声を聞きながら演習出来た。また、高卒の一年間を通して構文演習の和訳を計140問解いて、全て添削してもらって、構文把握能力を養った。

物理

なし

化学

高校3年の段階で完全には覚えきれていなかった有機化学の範囲の知識を夏までに固めた。無機化学に関しては、より深い知識に対応出来るように、毎日範囲を決めて勉強していた。夏明けに理論計算が苦手なことがわかり、個別指導で重点的に対策を行った。主に重要問題集、新研究を参考書として使った。

生物

個別指導をメインとして学習していった。講師が作る分野別の医学部過去問集を解いて、ジャンルごとの傾向や実験のパターンを把握していった。参考書は取り立てて買わず、リードαの説明部分をコピーして、それに穴を開けて、関連のある部分にルーズリーフや関連の問題を切り貼りしたり、書き込みを行ってオリジナルの参考書を作っていた。結果としてそのお陰で、わからない時に調べやすくなってとても有益だった。

地学

なし

国語

なし

社会

なし

面接

直前期に何度か面接練習を行った。どうしても「えっーっと」が増えてしまいがちだったので、本番では言わないように気を付けていた。定型文を考える人もいるが、緊張で忘れてしまった時に慌ててしまうので、あまり推奨はしない。

小論文

昭和大学の小論文は比較的書きやすく、課題文に沿う形にしやすい。最初は勿論、最後にも課題文に戻って再び引用すると、議論の起承転結がしっかりと見えてきやすい。

センター試験

受験していないので割愛

あなたの大学を目指す受験生へのアドバイスをお願いします。

受験会場を出て、多くの学生が受け取るものに各予備校の解答速報がある。そこにはいつも「9割は取れていないと~」などと吹聴してあるが、実際の合格点は7割強なので、気を病む必要はない。とんでもなく難しい問題も中にはあるが、そんな問題は合格者でもほとんど取れていないので、いい意味での諦めや切り替えも必要だ。

編集部からのひとこと

以上、昭和大学医学部に見事合格されたみそかさんの合格体験記でした。 昭和大学医学部の入試の傾向、科目別にどのような勉強をしたかなど役立つ情報が盛りだくさんなので受験を考えている方はぜひ役立ててください。

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