信州大学医学部に見事合格された日向夏さんの合格体験記です。合格するためにやった勉強を非常に丁寧にお答えいただいています。
合格した大学
ニックネームを教えてください。
日向夏
性別を教えてください。
男性
現在通っている大学を教えてください。
信州大学
入学年度を教えてください。
2019年度
浪人の有無を教えてください。
1浪
得意科目(複数選択可)
数学;生物
苦手科目(複数選択可)
社会;国語
両親の職業(任意)
公務員
出身地を教えてください。
埼玉県
出身の中高、中学受験・高校受験の有無を教えてください。
吹上北中学校、県立浦和高校 中学校受験無し 高校受験有り
将来どんな医者になりたいか教えてください。
勤務医
受験勉強を始めた時期を教えてください。
高校3年生の7月
受験期の一日の勉強時間を教えてください。
平日8時間 休日12時間 塾休日2時間
センター試験の点数(覚えている範囲で、浪人生は現役時も)を教えてください。
現役時720 浪人800
高1から合格までで受けた模試、その偏差値、合格判定を教えてください。
高校一年生 偏差値65 高校二年生 偏差値69 高校三年生 偏差値56 一浪時 偏差値65 (一浪時信州A判定)
現役、浪人時の併願大学(合格の有無も)を教えてください。
現役時 順天堂大学医学部医学科 一浪時 順天堂大学医学部医学科 昭和大学医学部医学科 慈恵医科大学医学部医学科 日本医科大学医学部医学科
あなたの大学の入学理由を教えてください。
信州大学は総合大学であり、医学を学ぶだけでなく、他学部の人とコミュニケーションをとることで様々な価値観を学ぶことができると思ったから。
あなたの大学の入試傾向、対策を教えてください。
数学は問題は簡単だが採点は厳しいときいていたので、答えを出すだけでなく、細かい記述もしっかり書くように練習した。理科(私は生物と化学だった)は記述が多かったので、記述対策の問題集を買ってそれをしっかりとやった。英語は単語の挿入があったので、それができるように動詞を中心に単語を覚えた。また、英語自体は簡単だったので素早く読めるように速読の練習を他の教材を使ってやった。 高得点をとらないといけなかったので、ケアレスミスを減らせるように見直しの仕方も練習した。
併願した大学の入試傾向、対策を教えてください。(任意)
私立医の対策は過去問を解いて、その学校の問題の出し方や傾向を見て、どの辺りの問題にどれぐらい時間をかけるかを決めた。
あなたの大学の実習やカリキュラムや生活などの特徴を教えてください。
信州大学は1年生時に早期実習があり、5、6年生の実習は150通りから選ぶことができる。
あなたの大学の面接で聞かれたこと、対策
面接で聞かれたことは信州大学の志望理由、大学に入ってやりたいこと、将来何科に進みたいか(あと1、2こ聞かれたが思い出せない。)。 対策は特にせず、自分のありのままを出せるようにした。
通っていた塾の名前を教えてください。
駿台大宮 高校3年生の春から英語のみ 一浪時 駿台市ヶ谷 スーパー国公立大医系α
通っていた各塾の講師について教えてください。
一番印象に残っているのは数学科の雲孝夫先生である。雲先生は基礎を徹底してやってくださり、数学の問題を解くのにあたって考える方針をたてるための実験のやり方を教えてくださった。また、質問にいってもわかるまで丁寧に教えてくださった。
通っていた各塾のカリキュラム、指導方針、授業内容について教えてください。
駿台の授業内容は基礎を身に付けてそれを応用していくものであった。前期はひたすら基礎的な問題を扱うことでその分野の基礎的な知識を身に付けた。後期は応用問題を扱い、前期で培った基礎力を応用力に発展することができるように適切なアプローチを教えてくれた。
通っていた各塾の学習環境について(自習室、交通の便、立地など)教えてください。
自習室は広いところと狭いところがあった。広いところでは他の人が勉強するのが目に入って自分も頑張らないといけないと思うことができた。また、狭いところでは一人で集中することができた。立地は駅から近かったので便利だった。
通っていた各塾の良かった点を教えてください。
駿台のよかったところはクラス分けがあり、自分のレベルにあった授業を受けることができるところである。私は一人では難しい問題ばかりをやっていたが、駿台の授業を受けることで、自分のレベルを知ることができ、やらなければいけないことを知ることができた。
通っていた各塾の講師/カリキュラム/学習環境それぞれを5段階評価で教えてください。
塾の講師5 カリキュラム4 学習環境4
数学
私は数3が苦手だったので二次試験対策は主に数3をやった。具体的には授業で扱った問題を授業でやったようにアプローチできるまで何回も復習した。また、センター試験は各大問ごとの時間をはかり、どこが苦手なのかを分析し、苦手な部分の類似問題をたくさん解いてパターンを理解した。
英語
二次試験の英語は時間制限が厳しく、二回目を読むことができないので、一回目で速く丁寧に読むことが大切だと思った。そのため、普段から速読を意識していた。また、動詞を中心に単語を覚えた。センター試験は発音、アクセントが苦手だったので、発音アクセントの問題集をかって2、3周解いた。
物理
なし
化学
化学は計算ミスをすることが多かったので、二次試験でもセンター試験でも、計算ミスをしないように途中式を丁寧に書くことを意識した。二次試験対策は問題文が長くても大事な部分を読み落とさないように、普段から少し長めの文章の問題を扱った。センター試験は主に無機化学の知識を勉強した。
生物
二次試験対策は主に記述の対策をした。絶対にいれなければいけない用語はなにかを適切に考えられるように、始めに単語の知識を身に付けた。次に100字以上や200字以上などの長い文章の記述問題をやることで文章のまとめ方を身に付けた。またセンター試験対策は問題用紙にかかれている実験の手順をしっかり追えるように丁寧に速く読む練習をした。
地学
なし
国語
二次試験は国語を使わなかった。センター試験対策はひたすらセンター試験の問題を解き、自分がその選択しにした根拠を明確にしながら答えあわせをして、正解でも不正解でも答えと自分の根拠があっているのか、どう違うのかを確認した。
社会
二次試験では社会は使わなかった。私は倫理、政経をやっていた。センター試験では、倫理は人とその人のやったことをリンクさせながら覚えた。また、問題を解いてて不正解の選択肢でも誰のことをいっているのかを考えた。政経はよく出る問題、最近起こったことに特に注意をして一問一答をした。
面接
面接の対策はほとんどやらなかった。駿台の先生に面接は対策する必要がなく、自分のことを相手に伝えればいいと言われたからである。面接前に自分の志望理由と自分のことについて少し考えてから面接した。
小論文
小論文は毎回書いたら添削をしてもらった。自分ではいいと思っていても、第三者からどのようにみられているのかがわかってよかった。また、添削されたものをみて、どのような表現を使うのがよいのかを学んだ。
センター試験
センター試験の勉強を本格的にやり始めたのは12月からである。センター試験ばかりやっていると記述力が落ちてしまうので、センター試験対策をしていても、直しをするときは必ず記述をするように心がけた。また、どの教科もなるべくセンター試験の本試の問題を扱うようにした。
あなたの大学を目指す受験生へのアドバイスをお願いします。
大学入試は思っているよりもシビアなもので、生半可な勉強では結果がでないことが多いと思う。たった数年間の勉強で将来の自分が決まってしまうのだから、その期間は勉強に全力で取り組むべきである。
編集部からのひとこと
以上、信州大学医学部に見事合格された日向夏さんの合格体験記でした! 入試の傾向を緻密に分析して対策を練る王道のやり方で合格を勝ち取っていらっしゃるので、受験生の皆さんも参考にして頑張ってください!