東京大学理科三類に見事現役合格されたぷよんさんの合格体験記です。模試の成績や二次試験の対策法を詳しく教えていただいています!
合格した大学
ニックネームを教えてください。
ぷよん
性別を教えてください。
男性
現在通っている大学を教えてください。
東京大学理科3類
入学年度を教えてください。
2019年度
浪人の有無を教えてください。
現役
得意科目(複数選択可)
英語;物理;化学;社会;国語
苦手科目(複数選択可)
数学
両親の職業(任意)
弁護士
出身地を教えてください。
東京
出身の中高、中学受験・高校受験の有無を教えてください。
開成中学・高校(中学受験のみ)
将来どんな医者になりたいか教えてください。
研究医
受験勉強を始めた時期を教えてください。
高校3年生の6月頃
受験期の一日の勉強時間を教えてください。
平日は11時間、休日は9時間くらい
センター試験の点数(覚えている範囲で、浪人生は現役時も)を教えてください。
918(リスニングを含む950点中)
高1から合格までで受けた模試、その偏差値、合格判定を教えてください。
2018年第1回2月センター試験本番レベル模試(東進ハイスクール):理系7科目偏差値82.1(理3A判定) 2018年高2東大レベル模試(駿台):偏差値85.2(理3A判定) 2018年第1回6月東大本番レベル模試(東進ハイスクール):偏差値77.4(理3A判定) 2018年第1回駿台全国模試(駿台):偏差値78.8(理3B判定) 2018年第1回東大即応オープン(河合塾):偏差値78.2(理3A判定) 2018年第1回東大入試実戦模試(駿台):偏差値77.0(理3A判定) 2018年第2回東大本番レベル模試(東進ハイスクール):偏差値78.0(理3A判定) 2018年第2回東大即応オープン(河合塾):偏差値75.3(理3A判定) 2018年第2回東大入試実戦模試(駿台):偏差値78.0(理3A判定)
現役、浪人時の併願大学(合格の有無も)を教えてください。
防衛医科大学(医学部):合格 慶應大学(医学部):合格 医科歯科大学後期試験(医学部):1次試験通過
あなたの大学の入学理由を教えてください。
両親の母校だから
あなたの大学の入試傾向、対策を教えてください。
東大の入試で必要なのは総合力だと思う。何と言っても科目数が他の医学部と比べて多い。 英語はリスニング力が決め手となる。国語は古文・漢文でしっかり点数を取ることが重要。数学は分野の融合問題が他の多いので、過去問をたくさん解いて慣れておくのがよい。理科はとにかく時間が足りないので速く解く練習が必要。
併願した大学の入試傾向、対策を教えてください。(任意)
防衛医科大学(医学部)の試験は1次試験の択一式が意外と重要。時間が足りない上に問題が特殊なので、侮ってはいけない。
あなたの大学の実習やカリキュラムや生活などの特徴を教えてください。
最初の2年間は教養学部での学習となる。
あなたの大学の面接で聞かれたこと、対策
医師の志望理由 東大医学部の志望理由 など当たり障りのないことを聞かれた。 東大は面接をほとんど重視していないと思う。あまりにも不適格な人を排除するためだけに使われている模様。
通っていた塾の名前を教えてください。
鉄緑会(中1から英数を受講、高2からは物理化学も受講)
通っていた各塾の講師について教えてください。
鉄緑会はそれなりに1クラスの人数も少なく、先生が1人1人の様子を確認しながら教えてくれる感じ。熱意があり教え方もうまい先生が多いのでおすすめ。理科3類にも毎年多数の生徒を送り込んでいるので、東京大学理科3類を目指すなら鉄緑会に入ることを強くお薦めする。
通っていた各塾のカリキュラム、指導方針、授業内容について教えてください。
例えば数学は、中学1年のうちに中学数学を全て終わらせてしまい、中学2,3年のうちに高校数学を全て終わらせてしまうという凄いカリキュラム。英語についても中学のうちに基本事項を全てやってしまうので、高校の3年間はひたすら演習ができる。
通っていた各塾の学習環境について(自習室、交通の便、立地など)教えてください。
鉄緑会(東京校)は校舎が新宿と代々木にあり、駅からも近くて便利。どの校舎にも警備員がいて常に警備をしており、生徒の安全にも気を配っていることがうかがえる。自習室は代々木にあり高校3年生が使える。静かな環境で勉強ができてとても良かった。
通っていた各塾の良かった点を教えてください。
鉄緑会は生徒1人1人の学習状況によく気を配っている。数カ月に1回、個人の受講科目の学習状況を細かく記した報告書が各家庭に送られてくるし、高3になると個人面談をする機会も増え、先生に悩み事などを相談できる。
通っていた各塾の講師/カリキュラム/学習環境それぞれを5段階評価で教えてください。
講師:5 カリキュラム:5 学習環境:4
数学
2次試験は時間配分が重要。試験が始まったら1回全ての問題を見渡すこと。時間を測って過去問演習をするのは必須。 センター試験は正確さが求められる。満点を逃すと精神的なショックを受けるので、絶対満点が取れるように気合いを入れていきましょう。
英語
2次試験はリスニングが重要。リスニングの練習をするべき。僕はリスニングの練習を怠ったせいで120点中92点しか取れずTLP(詳しくは調べて下さい)に入れなかった。 センターの英語は簡単なので絶対満点を取らないといけない。これもまた満点を逃すとショックが大きいのでしっかり過去問を解く。
物理
2次試験の物理は受験生にしっかり考えさせる良問が多く、暗記だけでは解けない。問題の癖を過去問を解いて把握しておきましょう。 センターの物理はたまに難問があったりするので注意。そういうのにあまり時間を取られないこと。
化学
2次試験の化学は例年時間が足りません。ほぼ解くのが不可能な問題もかつてありました。だから取捨選択が重要。 センターの化学は良問が多い。学校の教科書を見直しておくのが意外と有効。
生物
なし
地学
なし 2次試験で地学を取る人は少ないので、とても難しい問題だったとしても得点調整が狙えないかも。後、医学部を地学で受けられる大学は全国的に見ても東大くらいなので、医学部を狙うなら地学は切っておいたほうがよいでしょう。
国語
2次試験の国語は古文・漢文が大きなウェイトを占める。学校の古文・漢文の授業を真面目に受けておきましょう。 センターの国語は時間が少ないので時間配分に注意。第1問25分、第2問20分、第3問20分、第4問10分くらいが良さそう。
社会
センター試験の社会は直前に始めるので大丈夫。でもその代わり直前にしっかりやりましょう。僕はセンター倫政の本を買って真面目にやり、97点でした。
面接
東大の面接対策はほとんど何もしていない。ただ防衛医科大学の面接対策は頑張った。防衛医科大学の入試は自衛隊の入隊試験なので、国を守るために働きたいという態度をしっかり示すことが重要。
小論文
東大には小論文がない。ただ防衛医科大学にはあり、結構しっかり見られている模様。ただそこまで怯える必要はない。聞かれていることに対して誠実に答えれば良い。
センター試験
2次試験のために直前に始めるので大丈夫だと思いますが、その代わり直前にはしっかりやりましょう!
あなたの大学を目指す受験生へのアドバイスをお願いします。
とにかく過去問を解きましょう。ちなみに、僕は国語の漢字の問題については過去27年分確認しました。
編集部からのひとこと
以上、東京大学理科三類に見事現役合格されたぷよんさんの合格体験記でした! 東大入試の特徴やぷよんさんの模試の成績について詳しく書いていただいているので受験生の皆さんはぜひ参考にして対策してください!