東京大学理科三類Takashiさんの合格体験記です。東大入試の攻略法をわかりやすく教えてくれているので特に東大受験を考えている方には非常に役立つと思います。
合格した大学
ニックネームを教えてください。
Takashi
性別を教えてください。
男性
現在通っている大学を教えてください。
東京大学理科三類
入学年度を教えてください。
2019年度
浪人の有無を教えてください。
現役
得意科目(複数選択可)
化学;生物
苦手科目(複数選択可)
数学
出身地を教えてください。
兵庫県
出身の中高、中学受験・高校受験の有無を教えてください。
灘中、灘高
将来どんな医者になりたいか教えてください。
医者以外
受験勉強を始めた時期を教えてください。
高2 12月
受験期の一日の勉強時間を教えてください。
平日 5時間 塾があればそのうち3時間 休日 10時間
センター試験の点数(覚えている範囲で、浪人生は現役時も)を教えてください。
852 / 900点満点
高1から合格までで受けた模試、その偏差値、合格判定を教えてください。
東大実戦 BB 東大オープンBC
現役、浪人時の併願大学(合格の有無も)を教えてください。
理三単願
あなたの大学の入学理由を教えてください。
基礎研究に強い、グローバルである
あなたの大学の入試傾向、対策を教えてください。
基本的にどの科目も時間がきつめに設定されており、問題の処理力が必要となる。すなわち、典型題などをいかに素早くうち流せるかが重要となる。しかし、近年は主に数学や理科に見られるように、定石を知ってさえいれば解ける、経験がありさえすれば解ける問題が減っており、東大側は受験生に、その場で素朴に考える力、つまり地頭の良さを要求しているように感じる。
あなたの大学の実習やカリキュラムや生活などの特徴を教えてください。
1.2年の間は教養課程といい、専門分野(医学)について、能動的に働きかけなければ一切触れる機会がないこと。
あなたの大学の面接で聞かれたこと、対策
生物選択だったので、高校生物に関しての質問を多くされた。また地理的に近い京大ではなく東大を選んだ理由も聞かれた。
通っていた塾の名前を教えてください。
鉄緑会 英語高1より、数学と化学高2より 東進 生物高3より
通っていた各塾の講師について教えてください。
鉄緑会の講師は自らの受験体験を元に、鉄緑会の強力なカリキュラムを助けとして、常に余裕で合格するのに必要な学力の要請に努めてくれた。学習面だけではなく、生活面についても、面談を重ねることで自分がより成長できる状況を生み出すことができた。 東進の講師は、元々指導経験が豊富なので、あらゆる生徒に対して適切なレベルの授業を展開できると思う。
通っていた各塾のカリキュラム、指導方針、授業内容について教えてください。
鉄緑会 高2終わりまでに数学と英語は受験レベルにまで完成させ、高3ではそれをキープしつつ、理科の演習および国語、センター対策に時間をあてる。としていたが、実際に高2終了時点で数学と英語が完成していた者は理三でも上位10%に入るくらいの者しかおらず、高3でもひたすら数学と英語の演習に努めた。 東進 前述の通り、あらゆるレベルの生徒に対してあらゆる大学を目標とした時の、適当なカリキュラムを選択できるようになっている。
通っていた各塾の学習環境について(自習室、交通の便、立地など)教えてください。
鉄緑会 私は大阪校に通っていたが、JR大阪駅、阪急阪神梅田駅より徒歩5分以内で立地はかなり良いといえる。自習室は利用者の割に数が少なく、せまいので、高3になり、学習環境に対して贅沢になってくると利用しなくなった。 東進 地元の衛星予備校は生徒の受験に対する意識がマチマチで、こちらがモチベーションを保つのに十分な環境ではなかった。以上のことから、近くにはあったものの、家で勉強することが多かった。
通っていた各塾の良かった点を教えてください。
鉄緑会 圧倒的なテキストの量と質、そして集まってくる生徒の質である。鉄緑会のテキストを全て完全に履修すれば確実にどんな大学も合格できると言って過言ではない。それがかなり困難であることは否定できないが。また、生徒は学校の垣根を越え、優秀な人たちが集まってくるので、自分自身の現状の学力に満足するということがなく、よかった。
通っていた各塾の講師/カリキュラム/学習環境それぞれを5段階評価で教えてください。
鉄緑会 5.5.4 東進 4.4.2
数学
2次試験 典型題は絶対に間違えないかつ素早く処理できる状態にした上で、6問セットをひたすら繰り返して、各セット後に自分の取り組み方(問題を解いた順番、戦略、選んだ解法)がただしかったかを考えることに最も精力をつぎこんだ。 センター試験 1Aのデータと分析はセンター1週間前くらいから集中的にやり、それ以外は前日に3年ほど解けば満点がとれた。
英語
2次試験 東大の英語は分量が多いので、いかに計画通りに問題を解いていけるかが重要になってくる。リスニングと英作を素早く、安定して高得点を取れるようにしておけば基本的には大丈夫である。 センター試験 発音とアクセントは直前に詰めたが、それ以外は2次対策をしていれば十分である。
物理
なし
化学
2次試験 高2までに全分野の問題をある程度解けるようにして、高3はひたすら演習をしたのみで、実質何も勉強をしていない。 センター試験 教科書の熟読により満点を実現。
生物
2次試験 過去問、模試の過去問を合わせて80回は少なくとも解いたと思う。さまざまな問題に触れるのが重要。 センター試験 教科書の熟読により満点を実現。
地学
なし
国語
2次試験 林修の講座を受けていたら、過去問が15年分くらい終わっていてそれ以外はやってない。 センター試験 12月後半から古文漢文をひたすらやって35分で90点を切らないようにした。
社会
世界史 センター試験 黄色本と資料集で12月後半から毎日6時間くらいやった。ほとんど暇つぶしにやったいた。
面接
対策はほとんどしていない。対策をしなくていいのが東京大学の好きなところだ。
小論文
なし
センター試験
問題自体は大したことがないので、マークミスやとき間違えなどがないように細心の注意を払った。
あなたの大学を目指す受験生へのアドバイスをお願いします。
生半可な気持ちでは絶対に合格できませんが、それほど難しくもないです。
編集部からのひとこと
以上、東京大学理科三類に見事現役合格されたTakashiさんの合格体験記でした! 東大受験を考えている人は特に参考になる情報が盛りだくさんなのでぜひこれを元に対策を練ってみてください!