大阪大学医学部現役合格のメイプルクッキーさんの合格体験記です。入試の配点を意識した効率の良い合格法を詳しく教えていただいています。
合格した大学
ニックネームを教えてください。
メイプルクッキー
性別を教えてください。
男性
現在通っている大学を教えてください。
大阪大学医学部医学科
入学年度を教えてください。
2019年度
浪人の有無を教えてください。
現役
得意科目(複数選択可)
物理;化学
苦手科目(複数選択可)
数学
出身地を教えてください。
兵庫県
出身の中高、中学受験・高校受験の有無を教えてください。
高槻中学校高等学校(中高一貫)
将来どんな医者になりたいか教えてください。
勤務医
受験勉強を始めた時期を教えてください。
高校2年生の7月
受験期の一日の勉強時間を教えてください。
平日4.5時間(内塾3時間)休日5時間
センター試験の点数(覚えている範囲で、浪人生は現役時も)を教えてください。
852 / 900点満点 国語163英語194数学98と100物理100化学100日本史97
高1から合格までで受けた模試、その偏差値、合格判定を教えてください。
高1駿台模試:偏差値67 高2駿台模試:阪大医学部c判定 高2プロシード模試:阪大医学部b判定 高3駿台模試(6月):阪大医学部a判定 夏の京大オープン:医学科c判定 秋の阪大オープン:42位でb判定 阪大実戦:23位でb判定
現役、浪人時の併願大学(合格の有無も)を教えてください。
無し
あなたの大学の入学理由を教えてください。
元々臨床医希望であり、阪大の臨床の連携が他大学よりも綿密で強固であるため。
あなたの大学の入試傾向、対策を教えてください。
2019年度入試まではセンターと2次試験が5:6とセンター重視であり、特に社会は点数の圧縮が無いタネ高得点を取らなければならない。2次試験の数学は150分5問とじっくり考えて良い時間配分であるが、数学三の出題が多く、計算量も多いことがあるため、かなり大変。英語は和訳英訳長文自由英作文とバランスよく出題されるが、英訳の日本語がこなれていることが多く、和文和訳が求められる、意訳をし過ぎてニュアンスがずれると点数はない。
あなたの大学の実習やカリキュラムや生活などの特徴を教えてください。
1回生のうちから基礎研究に興味を持つように進められており、毎週各研究室の先生方がいらっしゃってなさっている研究についてお話をして下さる。研究室を見て回ることもある。また、教授に直接メールなどで連絡さえ取れば、研究室に遊びに行くことができる。
あなたの大学の面接で聞かれたこと、対策
なぜ大阪大学なのか。なぜ医学部なのか。高校時代苦労したことは何か。大学に入ってからしてみたいことは何か。
通っていた塾の名前を教えてください。
鉄緑会 数学は中2冬から 英語は中3秋から 物理は高2から
通っていた各塾の講師について教えてください。
講師は阪大、京大医学部のバイトの先生であり、年齢が近いので質問などがしやすい。バイトの先生もまた現役の時は鉄緑会に通っていた方が多く、どの区大学に行くためには何をどれくらいすれば良いか、どの程度の成績が必要かなどを具体的に教えて下さる。
通っていた各塾のカリキュラム、指導方針、授業内容について教えてください。
鉄緑会の授業進度は灘にピッタリ合わせられているかのように進んでいくため、学校の授業進度が遅い場合、未習範囲を塾で進めていく形となる。学校と塾の乖離は中2、中3あたりで最も激しくなる。授業内容は鉄緑会が定めたテキストに則ってバイトの先生が教えていくのだが、各先生なりに追加で問題を配ってくださったりもする。
通っていた各塾の学習環境について(自習室、交通の便、立地など)教えてください。
自習室は一人一人間仕切りがあるタイプと長机があるタイプの二つがあり、時間帯によっては満席になる。自習室の空気はかなり張り詰めており、緊張感を持って勉強に励むことができる。鉄緑会大阪校は阪急梅田駅茶屋町口出てすぐにあるので、交通の便、立地はは非常に良い。
通っていた各塾の良かった点を教えてください。
自習室の空気はかなり張り詰めており、緊張感を持って勉強に励むことができる。また、有名私立のどこからも通いやすい立地故、生徒のレベルが高く、中堅私立にはいない優秀な生徒に刺激を受けながら切磋琢磨して成績をあげることができる。
通っていた各塾の講師/カリキュラム/学習環境それぞれを5段階評価で教えてください。
5・5・4
数学
阪大理系数学は数学3の分野からの出題の比率が高いので、まず数学3を高2の夏から演習していました。数学3は計算量が多く、一旦やらなくなると力が落ちるたけ、定期的に問題に触れるようにしました。高3になってから他の分野の演習をしました。
英語
センター試験の大門1の対策として、学校で配られた対策冊子に載っている単語の発音アクセントはできる限り覚えました。センター英語の過去問は今と昔では傾向が異なるため、他の教科と違って新しい過去問から解いていきました。2次試験について自由英作文は1年半以上前から対策を始めました。
物理
物理は鉄緑会のテキストに頼り、できないところができるようになるまで同じ問題を何度も繰り返しました。また先生からのアドバイスに従い、間違えたポイントはノートにまとめておきました。
化学
化学は高2まではそれほど力を入れてしませんでしたが、高3になる直前から有機化学を独学でやり始め、一通りやり終えてからは重要問題集→新演習の順に演習を重ねました。
生物
選択していません
地学
選択していません。
国語
国語の記述が苦手なため、国語が2次試験にない大学を選びました。センターは特典の安定しやすい漢文古文から勉強しました。単語の意味は単語帳通り覚えたと思います。
社会
阪大の社会の配点が高いため、点数が確実に取れる歴史科目を選択しました。8月から毎週1年分ずつ過去問をとき、教材は山川も教科書のみを使用しました。
面接
阪大の面接は配点が無いため、準備は当日に行いました。
小論文
なし
センター試験
センター試験の勉強だけをし始めたのは秋の冠模試が返却されてから1週間経ってからです。予想問題集などよりも過去問の方が作り込まれているため、過去問を徹底的にやりました。
あなたの大学を目指す受験生へのアドバイスをお願いします。
受かっている同級生は理科をしっかり得点していることが多いので、理科で8割は取れるように勉強してください。繋がりの強い阪大に受かるよう頑張って下さい!
編集部からのひとこと
以上、大阪大学医学部現役合格を見事勝ち取ったメイプルクッキーさんの合格体験記でした! 大阪大学医学部の入試の傾向を事細かに分析した結果を丁寧に教えてくれているので、受験生の皆さんは参考にしてメイプルクッキーさんの後輩になってください!