千葉大学医学部に合格した、はるさんにご協力いただいた合格体験記です。入試の特徴や合格をかち取るまでにどのような勉強をしたかなど非常に詳しく解説してくれています。
合格した大学
ニックネームを教えてください。
はる
性別を教えてください。
男性
現在通っている大学を教えてください。
千葉大学
入学年度を教えてください。
2019年度
浪人の有無を教えてください。
1浪
得意科目(複数選択可)
数学;化学
苦手科目(複数選択可)
国語
両親の職業(任意)
会社員
出身地を教えてください。
東京都
出身の中高、中学受験・高校受験の有無を教えてください。
都立国立
将来どんな医者になりたいか教えてください。
勤務医
受験勉強を始めた時期を教えてください。
3年9月ごろ
受験期の一日の勉強時間を教えてください。
現役時:平日6時間、休日10時間 塾には通っていませんでした 浪人時:平日5時間+予備校の授業6時間、休日10時間
センター試験の点数(覚えている範囲で、浪人生は現役時も)を教えてください。
現役721,浪人815
高1から合格までで受けた模試、その偏差値、合格判定を教えてください。
駿台全国模試 高3時50,浪人時67千葉大はB
現役、浪人時の併願大学(合格の有無も)を教えてください。
現役:慈恵、順天堂、日医全て一次落ち 浪人:慈恵一次落ち、順天堂正規、昭和正規
あなたの大学の入学理由を教えてください。
国公立でカリキュラムが緩いから
あなたの大学の入試傾向、対策を教えてください。
センターは全体の1/3ほどしか占めないのでそれほどシビアにならなくても良いと思う。現に8割前半で受かっている人も何人かいるので。二次試験についてはセンターで9割弱取ったとして述べる。英語は医学部を目指すレベルの受験生であれば容易に読解できるレベルなので、7.5〜8割は目指すべきだと思う。千葉大のために特別な対策は不要であろう。一方で数学は差が出る科目。5問のうち3問は簡単で2問は難しめ(医学部と理学部数学科用なので)なので、簡単な大問での失点をなるべく抑えて難しい大問で粘って半答、つまり3完2半くらいを目指すといいと思う。理科は物理化学を受験したが時間に比べて問題量がとても多い。難問は少ないので素早く解く訓練をすることに注力するべき。どうしても間に合わなかったら(途中式も書く問題に限るが)立式だけ記述し計算を後回しにするのもあり。合格者は7〜8割取っていると思う。
併願した大学の入試傾向、対策を教えてください。(任意)
順天堂はスピードと英語が命だった覚えがある。
あなたの大学の実習やカリキュラムや生活などの特徴を教えてください。
1,2年のうちはゆとりのある生活を送れる
あなたの大学の面接で聞かれたこと、対策
具体的な内容は忘れたが医療と倫理を絡めた話題についてのMMIを3人の面接官と行った。変な対策をするよりも自然体で臨むべきだと思う。ゴリゴリの対策をしただけの人は面接官にもばれているらしい。
通っていた塾の名前を教えてください。
駿台市谷で一浪しました。 受験で使う科目は地理以外取っていました。
通っていた各塾の講師について教えてください。
どの教科の先生もよかったです。高校の範囲を逸脱した内容に踏み込む先生を多かったですが、きちんとした説明を添えてくれるので理解に役立ちました。ただ駿台の場合はお茶の水、市谷、横浜といった校舎の上位クラスに良い先生を配属する傾向があることには留意が必要と思います。
通っていた各塾のカリキュラム、指導方針、授業内容について教えてください。
数学は前期が基礎、後期が実践といったイメージのカリキュラムで、それ以外の科目は4〜12月を通して全範囲を網羅するカリキュラムでした。指導方針は平たく言えば「放任」です。なので良くも悪くも自分の意思が尊重され、希望を伝えればそれなりのサポートもしてくれます。
通っていた各塾の学習環境について(自習室、交通の便、立地など)教えてください。
自習室はブース型、教室型の2種類があり座席数はとても多く、自習する場所に困ることはありませんでした。またフロンティアホールという休憩室があり息抜きにお喋りしたいときには利用していました。周囲との関係を絶って集中することも可能な一方で、友人と話しながら勉強することも可能であり、良い環境だと思います。駅付近に立地しているので交通の便は良いです。
通っていた各塾の良かった点を教えてください。
放任的である一方で、自分の希望を伝えればサポートをしてくれる点が良かったです。例えば質問に行けば先生は適切に対応してくれますし、受験の情報が聞きたいと伝えればチューターの方から資料を貰うことができます。
通っていた各塾の講師/カリキュラム/学習環境それぞれを5段階評価で教えてください。
4
数学
センター試験は二時試験を解く実力があれば、直前に時間合わせの練習を何度かするだけで大丈夫だと思います。二時試験の問題に太刀打ちするには基礎の徹底が何より大切です。それができたうえで『入試数学の掌握』を参考書として推薦します。
英語
英語は成績が向上するまでに時間を要する科目だと思うので、日々の英単語の勉強や長文を読む習慣を大切にするべきです。センター試験の対策としては文法の参考書を買って1ヶ月前くらいから何周かするだけで十分だと思います。
物理
物理の勉強では考察が一番大切だと思います。例えばある問題をエネルギー保存則で解いたあとに、別の解法(例えば時間的な追跡など)で解こうとするとどうなるか、であったり公式の証明であったりがその例です。センターは二次試験ができればできます。
化学
暗記すべき量がそれなりに多い科目なので、早めに手をつけて何周も復習して覚えたり理解することが大切だと思います。また頻出である大学も多く、学習上の役にも立つので、用語の定義はきちんと抑えておくべきです。センターは二次試験ができればできます。
生物
なし
地学
なし
国語
国語はセンターだけの受験でした。現代文は意味段落に注意しながら読み、傍線部の付近だけを見て解くことがないようにするべきです。古文は単語を覚えれば事故はないと思います。漢文では失点したくないです。和漢異義語や多義語などをきちんと抑えることが第一だと思います。
社会
地理受験でした。気候や地形などの自然環境を把握することが第一だと思います。産業や文化は自然環境とリンクさせて考えると覚えやすいので参考にしてください。
面接
上辺だけの対策は面接官にばれると思い、特別な対策はしないようにしました。自然体で臨むのが一番だと考えます。
小論文
論理の筋道を整理してから書き出すようにしました。論理破綻した小論文は相当印象が悪いと考えたのでその点だけを念頭に置きました。
センター試験
理系科目は年明けから過去問を解くだけで十分です。ただデータの分析はきちんと勉強しておきましょう。文系科目は基本一ヶ月前から始めました。暗記するところは何周も繰り返しました。
あなたの大学を目指す受験生へのアドバイスをお願いします。
皆さんが合格しますように!!
編集部からの一言
以上、千葉大学医学部に見事合格のはるさんの合格体験記でした。 はるさん、ご協力いただきありがとうございました。 合格するためにやった勉強内容や入試の得点の目安など、かなり詳しくお答えいただいているので受験生の方はぜひ日々の勉強に役立ててください。