東京医科歯科大学に受かるには?現役合格のかなたさんの合格体験記

2019/08/17
東京医科歯科大学医学部に現役合格された、かなたさんの合格体験記です。東京医科歯科大学の入試の特徴を丁寧に解説してくれているのでぜひ参考にして対策してください!

合格した大学

ニックネームを教えてください。

かなた

性別を教えてください。

女性

現在通っている大学を教えてください。

東京医科歯科大学

入学年度を教えてください。

2019年度

浪人の有無を教えてください。

現役

得意科目(複数選択可)

英語

苦手科目(複数選択可)

社会;国語

両親の職業(任意)

父:会社員 母:パート

出身地を教えてください。

東京

出身の中高、中学受験・高校受験の有無を教えてください。

中学受験で都立小石川中等教育学校

将来どんな医者になりたいか教えてください。

勤務医

受験勉強を始めた時期を教えてください。

高3の夏か秋ごろ

受験期の一日の勉強時間を教えてください。

平日:塾で3時間、家で2時間 休日:塾で7時間、家で2時間

センター試験の点数(覚えている範囲で、浪人生は現役時も)を教えてください。

819/900

高1から合格までで受けた模試、その偏差値、合格判定を教えてください。

東進模試を中心に駿台や医進模試なども受けた。偏差値は英語が75-80程度、理科が70程度、数学がはじめは55くらいだったが最終的に65程度まで上がった。判定は最低でD、最高でAだった。

現役、浪人時の併願大学(合格の有無も)を教えてください。

慶応大学薬学部、東京理科大学薬学部

あなたの大学の入学理由を教えてください。

精神科医になりたかったため医学科を目指した。この大学を選んだのは、実家から通える範囲の国立大学の医学部が東大と医科歯科しかなく、東大はとても無理だと思ったため。

あなたの大学の入試傾向、対策を教えてください。

英語は、長文の大問一題のみで、正誤問題、和訳、英問英答、要約問題がある。要約問題の字数が多く一番大変だったのでそれを中心に練習した。 自分は数学が苦手だったので、数学はあまり重視していなかったが、大門は3題で、毎年必ず積分の問題はあり、確率も出やすい傾向があったのでその対策を中心に行った。 化学も大門三題で、事象についての説明を読んで考察する問題が多かった。教科書の発展などの項目からの出題が多かったので、すべて読み、理解するよう努めた。実際一題は読んだコラムから出題されたため、落ち着いて取り組むことができた。 物理は計算量が多く、また一つのミスがその後の問題すべてに影響するため、早く正確に計算する練習を中心に勉強した。理解が難しいというよりはただただ計算が大変という印象が強い。

併願した大学の入試傾向、対策を教えてください。(任意)

あまり対策は行わなかった

あなたの大学の実習やカリキュラムや生活などの特徴を教えてください。

一年は教養で、前期の間は専門科目は全くない。後期になると週に一回は専門の導入の授業がある。教養総合講座というディスカッション形式の授業で多学科の学生と交流し、思考力や協調性を養う機会がある。 四年にはプロジェクトセメスターという半年間研究できる期間があるが、その分二年次の授業がかなり多くなっている。

あなたの大学の面接で聞かれたこと、対策

初めに一分間自己紹介をするように言われ、そのあと自己紹介で話した内容についていくつか質問された。(海外に住んでいたことを話したところ、その経験をどう活かしたいか聞かれた) 将来について、臨床と研究のどちらを考えているか聞かれた。 臨床で、精神科医になりたいと答えると、その理由を聞かれた。

通っていた塾の名前を教えてください。

高3の夏から東進ハイスクール三鷹校で物理と過去問演習の講座を受講していました。物理は秋ごろに終わって、過去問演習は直前までやっていました。

通っていた各塾の講師について教えてください。

三宅唯先生の講座を受講していました。ただ公式を「そういうもの」として暗記するのではなく、高校生にできる範囲でなるべくなぜそうなるのか解説し理解することを目指した授業だったので、暗記量が少なく、自分には合っていてかなり物理の成績が伸びました。担任助手制度についてはあまり活用していなかったためわかりません。

通っていた各塾のカリキュラム、指導方針、授業内容について教えてください。

東進ハイスクールは映像授業が中心で、直接教わることがめったにありません。利点としては、時間割を自分の都合に合わせてかなり自由に決められるので、受けられる授業ではなく受けたい授業が受けられます。欠点として、質問をするのが大変です。担任助手の方がすぐに答えられるとは限らないし、問い合わせすることもできますがその場合かなり時間がかかります。授業を受けながらたくさん質問をして理解を深めていくタイプの方にはお勧めできません。

通っていた各塾の学習環境について(自習室、交通の便、立地など)教えてください。

開講したばかりの校舎だったため自習室はかなり空いていて(誰もいないことも多かった)集中しやすくいい環境でした。受講する教室はパソコン一台ごとに壁で仕切られており、隣にいる人のことはほとんど気にならず授業に集中できます。ただ、自分はかなり教材を広げて使いたいタイプだったので少し机が狭く感じました。駅から徒歩3分くらいで、かなり通いやすかったです。

通っていた各塾の良かった点を教えてください。

高3の秋まで部活を続けていたのですが、東進のビデオ授業のおかげで、自分が学びたい講師の学びたい単元に関する授業を自分にとって都合のいいタイミングで受けられたので、かなり効率的に勉強できました。講師の先生が自分に合っていて成績がかなり上がりました。

通っていた各塾の講師/カリキュラム/学習環境それぞれを5段階評価で教えてください。

講師5 カリキュラム4 学習環境4

数学

センター試験については、例年ほぼ同じ問題形式であるため、過去問を何度か解いて問題形式に慣れ、どのくらいのスピードで解けばよいのか、どういう計算の工夫ができるか考えておいた。 二次試験については、自分は数学が苦手であまり高得点は狙っていなかったので、完答はしなくていいからいかに小門を稼ぐかを中心に考え、どのくらいで諦めて次の問題に行くかなどを考えた。

英語

英語についてはあまり対策はしていなかった。特にセンター試験については模試で形式に慣れるだけだった。一番大変だと感じたのは二次試験の要約問題だったので、要約の問題を中心に練習した。特にトリッキーな問題はなく、実力があれば問題なく解けると思われる。

物理

センター試験は過去問を何度か練習して時間配分や選択問題の選択の仕方を決めておいた。二次試験に関しては、理解が難しい問題というよりは計算量が多く計算ミスが怖いので、なるべくはやく正確に計算する練習をした。一つのミスが連鎖するため、早さよりも正確さを重視した。

化学

センター試験については、物理と同様時間配分と選択問題についてだけ決めておいた。二次試験は、典型的な問題は少ないため、問題集を解くことは勉強にはなるが直接の対策になるとは感じなかった。教科書の参考・コラムに載っていることが出題される傾向があるのでそれを読んで理解しておいた。

生物

なし

地学

なし

国語

現代文はセンスによるところが大きく、勉強しても大きな伸びは期待できないと考え古文と漢文のみ過去問を使って勉強した。

社会

倫理政経を選択した。黄色本で登下校時や寝る前などに勉強した。

面接

あまり対策はしなかった。自分の長所と短所、志望理由などは考えておいた。

小論文

なし

センター試験

過去問と倫理政経の黄色本以外は特に対策はしなかった。対策は約一か月前からはじめた。

あなたの大学を目指す受験生へのアドバイスをお願いします。

英語と化学がかなり特殊だと思うので慣れが必要だと思います。過去問に取り組むことをおすすめします。 数学や物理は特別難しいわけではないですが、計算量が異常に多いため普段から計算に慣れておくとよいと思います。本番じゃないからと計算機を使うような怠惰はお勧めしません。 面接はかなり形式的で、あまり時間をかけて対策をする必要はないと感じました。

編集部からのひとこと

以上、東京医科歯科大学医学部に見事現役合格したかなたさんの合格体験記でした! 医科歯科大学医学部の入試は特徴的ですので、かなたさんに教えていただいた情報を参考にしっかり対策してください!

東京医科歯科大学の情報をもっと知りたい方はこちらから

YouTubeもやっているので、ぜひ見てください!

医科歯科に合格するための攻略法を大公開!

医学部受験のプロは、「医学部受験情報をもっとオープンに」という理念に基づき、医学部受験のリアルな情報を発信するメディアです。

医学部受験競争が激化する中、限られた時間で最大の成果を出すためには、正確な情報を把握することが受験必勝の鍵となります。
当サイトでは医学部受験を志す全ての方にとって、最新かつ有益な情報をお届けしていきます。

©2019 —医学部受験のプロ. All Rights Reserved.