東京医科歯科大学医学部に合格のT.Sさんに勉強法や対策法を詳しくインタビュー!

2019/10/17
東京医科歯科大学医学部に見事合格のT.Sさんの合格体験記です。東京医科歯科大学に合格するためにおさえておきたい勉強法や対策法などかなり詳しく教えてくれています。科目別に使っていた参考書なども非常に参考になります。

合格した大学

ニックネームを教えてください。

T.S

性別を教えてください。

男性

現在通っている大学を教えてください。

東京医科歯科大学

入学年度を教えてください。

2019年度

浪人の有無を教えてください。

1浪

得意科目(複数選択可)

数学;化学

苦手科目(複数選択可)

英語;国語

両親の職業(任意)

歯科医、専業主婦

出身地を教えてください。

埼玉県

出身の中高、中学受験・高校受験の有無を教えてください。

中学受験を経験しました

将来どんな医者になりたいか教えてください。

研究医

受験勉強を始めた時期を教えてください。

高3の5月

受験期の一日の勉強時間を教えてください。

9〜11時間

センター試験の点数(覚えている範囲で、浪人生は現役時も)を教えてください。

現役775→浪人818

高1から合格までで受けた模試、その偏差値、合格判定を教えてください。

駿台全国模試 高3 70 医科歯科B判定 浪人83 医科歯科A判定 駿台マーク模試 浪人 768/900 医科歯科C判定

現役、浪人時の併願大学(合格の有無も)を教えてください。

現役 慶應医学部 浪人 防衛医大、慶應医学部、国際医療福祉大医学部

あなたの大学の入学理由を教えてください。

都内にある国立大学で、研究にも力を入れているから

あなたの大学の入試傾向、対策を教えてください。

数学‥1番医科歯科の入試の鍵を握る科目だと思います。なぜなら各大問の配点が高く、その場の思い付きによって得点が大きく左右されるからです。対策として、あらゆる分野(特に数Aや数三)に苦手を作らないようにし、入試で周りに差をつけられないようにするべきだと思います。 英語‥僕は英語が苦手で苦労させられました。形式は、2000語弱の英文を読んでそれについての問いに答える形式です。最後の大意要約問題は配点が高いので、練習するべきだと思います。 物理‥奇抜な発想を求める問いは少ないですが、計算量が多いイメージがあります。故に普段から物理特有の計算法を身に付け、試験場では計算が煩雑になっても落ち着いて取り組めば、必ず合格点を取れると思います。 化学‥見慣れない系の出題が多いですが、いずれも教科書で得た知識を基に解答できるように作られています。またリード文が長く、読み切るのに時間がかかりますが、逆に文意さえ理解すれば得点できる問題も多いので、長文読解力も必要だと思います。

併願した大学の入試傾向、対策を教えてください。(任意)

慶應医学部‥全体的に難しい出題が多いと思いますが、大事な科目は数学と物理だと思います。何故なら難しい問題があっても、得意な人はかなり高得点を取れるからです。僕自身は英語は大差をつけられないよう心掛けていました。化学は高得点が求められると思います。 防衛医大‥時期が時期なので浪人に有利になると思います。逆に現役で正規合格すれば相当自身を持って良いと思います。択一式のテストで一次通過のボーダーを定めているので、択一式テストの対策は怠るべきでは無いです。

あなたの大学の実習やカリキュラムや生活などの特徴を教えてください。

まだ一年生なので、千葉県にある国府台キャンパスに通っています。そこでは医学を学ぶ機会は無く、数学や理科、人文科学を習います。カリキュラムは他大学より忙しいと言われています。そこに身を置く身からすればそうか分かりませんが、確かにほぼ毎日6時に起きてますwしかし先輩から話を聞くと、医学を学ぶ上では学び足りない事など無い環境だと分かるので、後輩には胸を張って勧める事ができる大学です。部活は2個兼部していて、週末は潰れます。なので個人的な用事は平日に済ますことが多いです。

あなたの大学の面接で聞かれたこと、対策

医師志望理由、(大学志望理由は聞かれませんでしたが、一応考えておくべきです)、高校時代の活動

通っていた塾の名前を教えてください。

駿台市谷校舎(全科目、浪人時代)

通っていた各塾の講師について教えてください。

駿台の先生には2種類あります。始めに、125人の教室で教鞭を取る先生がいます。次に、生徒の成績指導や学習相談を担当する先生がいます。教え方は、皆共通の教材を持ってその内容を黒板で講師が説明するという、よくある形式だったと思います。進路指導の先生は親身に相談に乗ってくれました。

通っていた各塾のカリキュラム、指導方針、授業内容について教えてください。

授業には英語、数学、理科、国語があり、社会も希望すれば取れます。英語は長文読解と文法が良かったです。生徒は浪人生なので、全科目既習のものとして授業が進められましたが、数学の前期は基礎から取り組むので、基礎固めも出来ます。

通っていた各塾の学習環境について(自習室、交通の便、立地など)教えてください。

基本的に自習室は使わず、家かファミレスで勉強していました。夏冬休みに家から一番近い校舎の自習室に行ったことがありますが、ここの環境は良かったです。市谷校舎まで通うのに1時間弱かかりました。立地は良い方だと思います。

通っていた各塾の良かった点を教えてください。

まず教材の質です。特に数学の後期テキストと、物理の講習テキストが良かったです。難易度も高く、得るべき点の多い問題が多く、取り組むことで力が付きました。 次に環境です。模試を無料で受ける機会も多く、力を測ることが出来ました。また周りの友達が医学部を志望する学生なので、多くの刺激を受けました。

通っていた各塾の講師/カリキュラム/学習環境それぞれを5段階評価で教えてください。

講師 5 カリキュラム 5 学習環境 5

数学

数学は高3の5月で青チャートの全範囲を終えて、そこから文系プラチカ、やさしい理系数学、ハイレベル理系数学、解法の探求 微積分、新数演と志望大学の赤本に取り組みました。問題集は、間違えた問題に関しては最低3周していました。こうして解法のポイントを頭に叩き込むのが良いと思います。

英語

英語は得意科目では無いので、あまりアドバイス出来ませんが、文法が大事だと思います。センター試験の文法すら、現役時は半分間違ってしまいました。僕はスクランブルで基礎を固めた上で駿台のテキストで学びました。そしてセンター試験や国福の試験では満足できるレベルで得点できました。こうした基礎が完成した上で、医科歯科の長文を20年分以上解きました。また併願校の過去問も5年分取り組みました。

物理

物理は高3夏までで独学で全範囲終えました。中間期末試験ごとに、重要問題集を進めていきました。その後、名問の森や全国入試問題正解に取り組みました。浪人時は名問を終わらせ、体系物理で基礎固めしました。また東京大学の過去問に取り組みました。東大は難易度が高いだけでなく質の高い出題が多いので、医科歯科だけでなく目を通して欲しい教材です。

化学

初学時はdoシリーズで勉強しました。物理と同じく、高3夏で全範囲重問を終わらせました。その後、化学の新演習に取り組みました。また、高校の先生がマンツーマンで教えてくれたので、標準問題集の良問で先生がピックアップしたものに取り組みました。現役直前〜浪人時は、新理系の化学100選に取り組みました。医科歯科に似た問題文の長い問題が沢山あるので、オススメの問題集です。

生物

未選択です

地学

未選択です

国語

センター試験だけということもあり、あまり取り組みませんでした。現代文は駿台通期のテキストで勉強しました。古文は高校時代のプリントと単語帳(365)でずっと勉強していました。漢文は漢文早わかり即答法という参考書で学びました。

社会

世界史選択でした。基本的に高校の中間期末試験対策で基礎は完成していました。ナポレオン時代〜現代史辺りがあまり学べなかったので、自分で補習しました。浪人時は夏まで手を付けず、10月半ばから学習を始めました。

面接

僕は現役時代に対策を怠り、慶應医学部の面接がうまくいかなかったので、浪人時はそのようにならないよう対策しました。駿台生は11月に模擬面接を受けることができ、加えて直前期に面接講座を受講しました。定番の質問に対する答えを最低限用意して、後は自分の考えを正しい姿勢で言えれば大丈夫だと思います。 また医学に関する本でバイオロジカルなものと人文的要素のある本を読むのも良いと思います。

小論文

面接や小論文対策として、代ゼミの医学部面接ノートを読んでいました。そこで大きく取り上げられているトピックについて考えると良いと思います。

センター試験

10月まではマーク模試の間違えた部分の復習をしていました。それ以降〜1/4は二次試験の勉強に並行し、パックⅤ(駿台で購入)と駿台センター本の英語、古典、世界史に取り組みました。1/5〜はセンター試験の勉強のみになり、今までの復習と青、ピンク、緑の実戦形式のパック、物理の緑本などで演習力を高めました。

あなたの大学を目指す受験生へのアドバイスをお願いします。

医科歯科は難関と言われる大学ですが、受験勉強頑張った分を後悔させないような日々を現在過ごすことができています。是非受験生の方々は、医科歯科を選択肢の一つに考えてみて下さい!

編集部からのひとこと

以上、東京医科歯科大学医学部に見事合格のT.Sさんの合格体験記でした。 T.Sさん、詳しくご回答いただき本当にありがとうございました。 東京医科歯科大学医学部の難関入試を突破する上で知りたい情報をかなり具体的に教えているので受験生の方にとっては非常に貴重な内容になっていると思います。ぜひ参考にして合格を勝ち取ってください!

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