東京医科歯科大学に入るには?見事現役合格のさんぴん茶さんに聞く!

2019/08/09
東京医科歯科大学医学部さんぴん茶さんの合格体験記です。医科歯科に志望校を絞った上で綿密な対策を行い、見事合格を勝ち取っています!

合格した大学

ニックネームを教えてください。

さんぴん茶

性別を教えてください。

男性

現在通っている大学を教えてください。

東京医科歯科大学

入学年度を教えてください。

2019年度

浪人の有無を教えてください。

現役

得意科目(複数選択可)

英語;化学

苦手科目(複数選択可)

数学

両親の職業(任意)

銀行員と会社員

出身地を教えてください。

ロサンゼルス

出身の中高、中学受験・高校受験の有無を教えてください。

中学受験のみ

将来どんな医者になりたいか教えてください。

研究医

受験勉強を始めた時期を教えてください。

高二のクリスマスくらい

受験期の一日の勉強時間を教えてください。

平日は塾合わせて5時間くらい(内職は含まない) 休日は9時間くらい

センター試験の点数(覚えている範囲で、浪人生は現役時も)を教えてください。

816点

高1から合格までで受けた模試、その偏差値、合格判定を教えてください。

高2むけの東大レベル模試は偏差値73で、高1高2はほかのプレステージみたいなのもいろいろ学校で受けたけどそんなに重視してなくて覚えてないです。高3の夏と秋の東大模試は駿台と河合どっちとも受けて、夏は偏差値65くらいで秋は偏差値70くらいでした。医進模試も受けましたが、偏差値は73でした。

現役、浪人時の併願大学(合格の有無も)を教えてください。

慶応義塾大学医学部医学科 正規合格

あなたの大学の入学理由を教えてください。

実家から通えて絶対に浪人しない医学部という点から絞り込んで、学年の人数が少なくてビルの中でこじんまりとやってるのだったり知名度がなかったりみたいなのが好きだったので医科歯科に決めました。

あなたの大学の入試傾向、対策を教えてください。

英語は非常に文章が長くて特徴的だけど、ちゃんと英語読めてれば特に問題はないと思うので基本的には東大受験者と同じ勉強をすればよいと思います。ただ、直前期に過去問をできるだけやっておいて要約作業に慣れておくのもまた必須だと思います。よほど心配ならScience Dailyで英語の記事を暇なときに読んでおくとよいと思います(医科歯科の教養部が大好きなサイト)。 数学は問題数が少ないのですが、作問担当者的に整数論が出やすいと思います。積分も毎年出てる気がします。 物理は傾向がちょくちょく変わるので確かなことは言えませんが、計算が非常に汚くなるということ以外は特別な点はないと思います。 化学は医学部の先生も作問に噛んでいるので、医療関係の問題が高確率で出ますがそういうのを初見で解けるように過去問で練習しておくとよいと思います。あと、細かい知識もよく覚えておくといいと思います。 全体的によく取れるようにするのが一番大事だと思います。

併願した大学の入試傾向、対策を教えてください。(任意)

慶応は化学以外は特徴があるから思う存分やっておいて慣れておくのが必要だと思います。逆に言えば、慣れさえすれば普通の勉強で点数が取れると思います。自分はセンター終わった後で10年分やりました。

あなたの大学の実習やカリキュラムや生活などの特徴を教えてください。

他大学よりもカリキュラムが厳しいという噂はよく聞きますが、上の先生は減らしたがっていらっしゃるようです。他大学より医療系の試験の合格点が高いようです。一学年の人数が少ないし田舎なので大学生活は高校とほとんど変わりません。

あなたの大学の面接で聞かれたこと、対策

一分間の自己アピール、医学部と医科歯科の志望理由、個人的な経歴についての質問、趣味 先生方からの反論などもなく、10分もかからずに終わりました。対策は特にいらないと思います。

通っていた塾の名前を教えてください。

鉄緑会で、英数は中2から、物化は高二から勉強してました。

通っていた各塾の講師について教えてください。

鉄緑で指示されているカリキュラムを一通り教えた後は演習の解説という感じで特段大きな特徴はありませんが、生徒との距離の近さは鉄緑ならではだと思います。学校の先輩感覚でいろいろ相談したり雑談したりして、緩い関係でした。

通っていた各塾のカリキュラム、指導方針、授業内容について教えてください。

受験に本当に必要なものだけを選び抜いて単元別にまとめて教えるという感じです。出やすい単元に関しては鉄緑オリジナルのメソッド的なものもあります。それが終わった後は主に東大の過去問からなる(数学はいろいろな大学が出展)演習を解いて実践力を身に着けさせる感じです。

通っていた各塾の学習環境について(自習室、交通の便、立地など)教えてください。

自習室は高3専用のものがあってとても環境がよいですが、講習の時とかは混んでて入れません。代々木にあるので交通の便や周りの環境などはとても良いですし、専用のビルの中に教室があるので完全な密閉施設という感じです。

通っていた各塾の良かった点を教えてください。

受験勉強を終えたばかりの鉄緑卒業生が多くかかわっているのが最大の特徴だと思います。頭のいい方が受験生の記憶が消えないうちにカリキュラムを考えているのでとても実戦に即していますし、相談もしやすいです。加えて、生徒の層が極めてハイレベルなので自分の位置が塾の中で測れるというのも大きなメリットの一つだと思います。

通っていた各塾の講師/カリキュラム/学習環境それぞれを5段階評価で教えてください。

5/5/5

数学

典型問題をマスターした後も点数が思うようにはとれてはいなかったので、出会ったいかなる問題もノートにひとつづつ記録するようにしていました。出会ったことのない問題などないように思えるくらいやっておけば数学に自信のない人でも十分だと思います。

英語

もともと留学経験があって得意だったので、あまり勉強時間は割きませんでした。高二までに英文解釈といった技術は学んでおいて、高3は鉄緑の演習以外では一週間に一度鉄壁を読むのと毎朝演習を音読するのをやりました。特に、後者は自身のある勉強方法です。

物理

自分は物理を楽しんでいたので、お遊びという気持ちで解いていました。ただ、わからない問題は問題文を見なくても思い出せるくらい繰り返し解きましたし、まとめノートに自分の思いつかなかった解法をまとめたりしていました。

化学

もともと好きな科目だったので受験勉強を始める前から化学に関する本を読んでいました。ミスをしないようにする科目だと思っていたので、ミスをするたびにまとめていました 。センター向けに無機の細かい知識をノートにまとめたりしていました。

生物

なし

地学

なし

国語

自分は高3の初めから医科歯科に決めていたので、東大模試も含めて二次向けの勉強は一切していませんでした。国語のセンター試験の問題には高1から触れていましたが、正面から取り組み始めたのは高3に入ってからです。といっても古文単語と漢文の句法に目を通すくらいで、細かい知識は最後まで身に着けませんでした。1月に入ってから予想問題集や過去問をひたすら解いてしっくりくる進め方や読み方を模索し体に染みつかせました。

社会

高3の初めに勉強をはじめて、学校の授業や黄色い本を読んで知識を身に着けようとしましたがなかなかやる気は出ませんでした。一問一答のほうをやったらやる気が出たのでとりあえず一周してから知らない知識を黄色い本でカバーし、1月に入ってから過去問と予想問題集で漏れを補強していきました。

面接

大学ごとに出やすい質問みたいなリストを鉄緑会からもらっていたので、それをもとに直前一週間前から親と一緒に練習していました。志望理由などの答え自体は高3の一年間を通じて考えていました。

小論文

自分は慶応大学でのみ小論文を使う予定だったので、医科歯科の二次試験が終わるまでは何も対策をしていませんでした。鉄緑から過去問をいただいていたので試験終わりに遊ぶ片手間に一日一年ペースでのんびり書いていって親に添削してもらっていました。

センター試験

英数国は高1から模試を通して触れていましたが、過去問や予想パックを解き始めたのはクリスマスくらいからです。英数理は対策がいらないと思って直前一週間はひたすら社会と国語をやったのですが、本番で理系科目の勘が戻らず点数が取れなかったうえに国語と社会の点もあまり伸びなかったので特別な思いがなければオーバーに準備しなくてよいと思います。

あなたの大学を目指す受験生へのアドバイスをお願いします。

最初から医科歯科に引っかかるレベルを目指すよりは理Ⅲをめざすくらいでいいと思います。

編集部からのひとこと

以上、東京医科歯科大学医学部さんぴん茶さんの合格体験記でした!さんぴん茶さん、ご協力ありがとうございました! さんぴん茶さんのように、志望校を絞り計画的に対策する戦略はどこの大学を受けるにしても非常に大事です! 受験生の方はぜひこの姿勢を見習って合格を掴んでください!

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