東京医科歯科大学医学部合格のS.Y.さんの合格体験記です。公募一般型特別選抜入試(推薦)での合格とのことなので推薦を考えている方は参考にしてください。
合格した大学
ニックネームを教えてください。
S.Y.
性別を教えてください。
男性
現在通っている大学を教えてください。
東京医科歯科大学
入学年度を教えてください。
2019年度
浪人の有無を教えてください。
現役
得意科目(複数選択可)
英語;社会
苦手科目(複数選択可)
国語
両親の職業(任意)
自営業
出身地を教えてください。
兵庫県芦屋市
出身の中高、中学受験・高校受験の有無を教えてください。
中学受験にて開成中学に入学しました。
将来どんな医者になりたいか教えてください。
勤務医
受験勉強を始めた時期を教えてください。
塾に入学したのは中1の4月ですが、本格的に受験勉強を始めたのは高3の夏からだと思います。
受験期の一日の勉強時間を教えてください。
平日は6時間(うち塾約4時間) 土曜日は8時間(うち塾7時間) 日曜は9時間(うち塾0時間)
センター試験の点数(覚えている範囲で、浪人生は現役時も)を教えてください。
810点
高1から合格までで受けた模試、その偏差値、合格判定を教えてください。
高二に受けた駿台全国模試は1,2回目共に偏差値70前後でした。東大理科三類以外はA判定だったような気がします。 高三に受けた駿台東大模試は1,2回目共に偏差値60で東大理科一類がB判定でした。
現役、浪人時の併願大学(合格の有無も)を教えてください。
併願はしていません。
あなたの大学の入学理由を教えてください。
今後医療人になるにあたり国際的な視野をもつ求められます。東京医科歯科大学は国立大学の中でも特に国際的な視野が広いと感じ、志望しました。
あなたの大学の入試傾向、対策を教えてください。
私は公募一般型特別選抜入試(推薦)で合格をいただきました。出願時に2000字の課題が2つ課せられますが、その負担が相当大きかったです。大体1ヶ月は推敲に費やしました。また、二次試験では小論文に加え集団面接並びに個人面接が課せられます。小論文は前半後半に分かれていて、共にとにかく量が多く時間との勝負になります。特徴的なのは後半の試験で、90分で英字論文3本読んで解答する試験です。対策としては日頃から英文を読みなれておくことだと思います。
あなたの大学の実習やカリキュラムや生活などの特徴を教えてください。
4年生の間にプロジェクトセメスターという期間が有り、その間は研究室に配属されるようです。
あなたの大学の面接で聞かれたこと、対策
あなたの医療ヴィジョンについて、自分の良い所悪い所 特別な対策は必要ないと思います。焦り過ぎず、何を問われてるかを見極めることが出来れば自ずと適切な解答をすることが出来ると思います。
通っていた塾の名前を教えてください。
鉄緑会 (英語数学:中1〜高3) (物理化学:高2〜高3)
通っていた各塾の講師について教えてください。
基本的には面談とかは特にありませんでした。自分から希望した時には行ってくれますが、希望しなかった場合は高三の時に1度だけ10分ほどされるだけです。 先生によっての当たり外れがそれなりにあると感じました。校内模試の成績によってクラスが大雑把に振り分けられますが、やはり上位クラスは当たりの先生に教えて貰える確率が上がると思います。
通っていた各塾のカリキュラム、指導方針、授業内容について教えてください。
かなり極端な先取り指導だったと思います。中学の間に高校範囲まで扱って高校の前半で復習並びに応用、後半で演習という形になっていました。 かなり早いスピードであるため相当数が途中で退塾しますが、去る者は追わずの方針で特に何も言われないようです。
通っていた各塾の学習環境について(自習室、交通の便、立地など)教えてください。
新宿と代々木に教室があり、どちらも駅から徒歩数分とかなり駅に近いです。相当交通の便はよかったと思われます。 しかし、自習室は高3にしか与えられない上に自習室の席数が相当少ないため、普段は空き教室で自習をする人が多いです。
通っていた各塾の良かった点を教えてください。
同じ学校の生徒の多くが通っていたため、かなり雰囲気がアットホームでした。また授業のレベルが高いので、周りの生徒と相談し勉強を教え合うことが多く他校の友人も出来ました。 先取り式の授業であったため学校の勉強に苦労することはほとんどなく、定期考査に向けた勉強をそれほどしなくて良かったため受験勉強に専念できたのもよかったと思います。
通っていた各塾の講師/カリキュラム/学習環境それぞれを5段階評価で教えてください。
講師 4 カリキュラム5 環境4
数学
センター試験だけの話になってしまいますが、基本的に前期での入学を考えていたので特別な対策をした記憶はありません。過去問は12月末に3年分やっただけです。人によってはもう少しといているかもしれませんが、自分は苦手な国語に時間を割くことにしました。
英語
元々小学校まで英語で授業を行うインターナショナルスクールにかよっていたこともあり英語で苦労した記憶はほとんどありません。中高の間は日本式の英語に慣れると共に英語力の維持に努めました。どうしても文法だけ点数を落としてしまうことが多少あったため、塾から配布された文法のテキストだけやりこみました。
物理
駿台が出しているセンター試験対策の本をセンター直前期に一通り解きました。塾の宿題をするだけではなく夏から秋にかけては名門の森を完璧に出来るようにして基礎力の向上に努めました。疲労が溜まるセンター試験において最後に受けることになる理科の2科目は何も考えずに解けるくらいにしてとかなければ厳しいでしょう。
化学
駿台が出しているセンター試験直前対策といった本を一通り解きました。また、夏から秋にかけて化学の新演習をときました。正直最後まで自信の無い科目でしたがそれでもそれなりの点数をとる事ができたと思います。
生物
なし。
地学
なし
国語
センター試験レベルでも正直あまり自信の無い科目でした。1問でも落とすとかなり大きく点数が落ちてしまうこの科目に置いてかなりの緊張と不安を抱えたまま本番に臨むことになってしまいました。学校から配布された問題集を解いて対策しました。
社会
私は地理を選択しました。学校の授業をしっかり聞くくらいの対策しかしていないのですが、過去問で80を下回ったことがなかったので駿台のセンター試験対策の本を1冊解いただけで試験に挑みました。
面接
日頃からニュースを見たりして医療に関する話題に一通り答えられるようにしておくことと、自分がどのような医療人になりたいかという明確な目標を持っておくことが非常に重要だと思います。また、基本的な質問に関しては聞かれても驚かないように解答を用意しておくと良いでしょう。
小論文
日頃から文章を書き慣れておくことが大切です。自分の頭の中にある考えを明確に文章にすることは案外難しくどうしても時間がかかってしまうものだと思います。これを改善するにはたくさん書くことによって文章表現のパターンを自分の中で作ってしまうのが一番だと思うので、日頃から書き慣れておくことは非常に重要ではないでしょうか。
センター試験
12月中旬から問題集を1周して過去問を5年弱解いておけば十分立とともいます。とりあえずセンター試験対策の時はセンター試験に特化して勉強しておくといいと思います。
あなたの大学を目指す受験生へのアドバイスをお願いします。
とりあえず明るく、最後まで諦めずに頑張ってください!
編集部からのひとこと
以上、東京医科歯科大学医学部に見事合格したS.Y.さんの合格体験記でした。公募一般型特別選抜入試(推薦)での受験情報はあまり出回っていないと思うので、推薦を考えている受験生の方はぜひ参考にしてください。