開成高校から医科歯科医学部に現役合格!S.Iさんの体験談

2022/09/19
2022年度開成高校から医科歯科医学部に現役合格されたS.Iさんの合格体験談です。共通テスト、二次試験、面接、小論文対策について詳細に教えてくれています!

合格した大学

ニックネームを教えてください。

S.I

性別を教えてください。

男性

現在通っている大学を教えてください。

東京医科歯科大学

浪人または再受験の有無を教えてください。

現役

理科の選択を教えてください。

化学;物理

苦手科目を教えてください。

英語

社会の選択を教えてください。

倫理・政治経済

得意科目を教えてください。

数学;物理;化学

出身地を教えてください。

東京都

出身の中高、中学受験・高校受験の有無を教えてください。

開成高校(中学受験)

高1から合格までで受けた模試、その偏差値、合格判定を教えてください。

河合、駿台の夏模試:理3C判 河合秋:理3D 駿台秋:理3B

現役、浪人時の併願大学(合格の有無も)を教えてください。

防衛医科大学、慶應義塾医学部 (共に合格)

受験勉強を始めた時期を教えてください。

高1冬

受験期の1日の勉強時間を教えてください。

平日6 休日8 塾は3時間が週に4回

受験期1年間の勉強スケジュールを教えてください。

4-7月は理科を中心に十分に基礎固めをして、その後12月までは全科目で基礎の復習と同時に2次対策をしました。(過去問除く) 12月からは共テ対策を社会中心にやりました。 共テ後は、過去問を解いていました。

夏休みの過ごし方について教えてください。

家だとあまりはかどらないため、自習室で勉強していました。

上手くいった勉強法、上手くいかなかった勉強法を教えて下さい。

上手く行ったこと 基礎がどうしても抜けていってしまうため、少しだけでも基礎的なことの確認をしていました。 上手く行かなかったこと 次の日の予定を決めたのですが、その時の調子によって長く続けられたり続けられなかったりするので、予定を細かく決めることは上手く行きませんでした。

受験期苦労したことを教えてください。

英語のリスニングが伸び悩んでいたのですが、毎日英語を聞いていたらある日突然ひとつ壁を超えることができました。結果がすぐに出なくても続けてみることをおすすめします!

あなたの大学の入試傾向を教えてください。

英数理で、大体6割ほど取れば合格できます。 英語は特徴的な出題ですが、数学と理科は東大と傾向が似ています。僕の場合は英語が得意でなかったため、主に理科で英語の分を埋めるという作戦を立てていました。 これは一般的に言えることなのですが、やはり数学は問題との相性が大きく点数に影響するので点数のブレがどこまでいってもなくならないため、数学だけを武器にしようとしている方は気をつけたほうがいいと思いました。

数学の勉強方法と対策方法について教えてください。

僕は数学は鉄緑会に通っていたため、鉄緑会の問題集などを使っていました。 問題の傾向としては、医科歯科の数学は東大の数学と似ているため、東大向けの勉強が役に立ったと感じています。数学はまず基本的な問題から解いていき、解法の流れを意識しながら問題を解く習慣をつけるのが良いと思います。一対一で問題と解答を結びつけるより、解法の流れを意識すると色々な問題に応用が効いたり、解法の糸口を見つけやすくなると感じています。

英語の勉強方法と対策方法について教えてください。

英語も鉄緑会に通っていたため、鉄緑会の問題集や東大の過去問を解いていました。また、単語帳は鉄壁を使っていました。 医科歯科は400字要約などがあり、問題の傾向は東大のものとは大きく異なります。なので東大の過去問が直接役に立つことはないですが、東大の過去問は要約や和訳英訳、文法、リスニングなどの問題がバランスよく入っているため教育的で、ほかの大学を受ける人にとっても回りまわって役に立つと思います。 僕は英語が得意ではなかったため、鉄壁を優先的にやり、基礎固めをすることを重視しました。その結果点数が少し改善したので、苦手な人は基礎固めをするのが良いと思います。

物理の勉強方法と対策方法について教えてください。

物理も鉄緑会に通っていたため、鉄緑会の問題集や東大の過去問を解いていました。また、名門の森も使っていました。 物理は問題のパターンが少なく、ある程度問題演習をしていると、完全初見の問題がなくなるので、問題演習を重点的にやっていました。もちろん物理の公式などを覚えることも大事ですが、使っていく中で覚えることができるので、ある程度からは少しずつ問題演習をしていってもよいとおもいます。医科歯科はオーソドックスな物理の問題が多いため、取れるところは絶対に落とさないように気をつけて勉強をしていました。

化学の勉強方法と対策方法について教えてください。

化学も鉄緑会に通っていたため、、鉄緑会の問題集や東大の過去問を解いていました。 化学は物理と似ている部分もあるのですが、物理と比べて覚えなければいけないことが多いため、記憶にさく時間は物理に比べて化学のほうが断然多かったです。知識が無いと解けない問題も存在するため、基礎的なことを覚えるのは特に大事な科目だと感じます。 僕は夏までにある程度まで基礎を固めたあとは、演習をしていました。構造決定は慣れの部分が大きいので、たくさん解くことでかかる時間を減らしていきました。また、計算問題がおもいことがよくあるため、捨てる問題の見極めも問題演習の中で気をつけていました。

面接の対策について教えてください。

面接は塾の先生の方に模擬面接をしていただきました。 期間は共テが終わってから2次までの間に行いました。 減点法であることが多いと思うので、話す内容はもちろんですが、姿勢や目線などに気をつけて、悪い印象を与えないように気をつけました。

小論文の対策について教えてください。

医学系の知識を夏くらいに少しだけ講座やネットで勉強をしました。第一志望校に面接がなかったため、あまりたくさんの時間は対策にかけませんでした。 対策の期間は慶応医学部の2次の直前でした。 タブーはふまないように気をつけつつ、自分の意見を簡潔に書くことを心がけていました。

共通テストの点数(浪人生は現役時も)を教えてください。

807

共通テストの勉強方法について教えてください。

2次試験にもある科目である英語、数学、物理、化学は特に共テ専用の対策は行いませんでした。英語のリスニングだけは1月に入ってから対策をしました。リスニングは問題の傾向に慣れることが重要だと感じたため、リスニングの対策はしました。 国語は古文と漢文の対策を重点的にやりました。古文と漢文の単語は夏の理科がだいたい固まった頃から12月くらいまでにやり、その後は共テの問題演習をしていました。特に古文は古典常識が重要なので、ネットやYouTubeなどで古典常識を調べました。古典常識を知っていると頭の中で情景描写がしやすくなるため、おすすめです。 社会は倫政選択でした。倫政が面白いほどわかる本という黄色い参考書を使って勉強していました。秋頃から共テ直前1月までその参考書を使い知識を詰め込んでいました。覚えることがいちばん重要な科目ですが、よく出る範囲などがあるため、様子見で問題演習を少しすることもいいと思います。

今年度の入試で特徴的だったことを教えてください。

全科目本当に例年通りという感触でした。友人の話によると、少し英語が易化していたらしいです。 数学の第2問の最後の問題で、〇〇の最小値を答えなさいという問題があったのですが、その〇〇が変数ではなく定数だったので、少し驚きましたが、間違えていたらしょうがないと気持ちを切り替えることができました。

あなたの大学の面接で聞かれたことを教えてください。

まずはじめに1分間の自己紹介をする時間があるので、そこで医師の志望動機や高校の部活の話をしました。 医科歯科の志望動機を聞かれたため、国立大学であり学費が安いこと、グローバル化していること、生徒に手厚いことなどを挙げました。 また、中高の志望動機も聞かれました。不意に予想外の質問が来たため練った答えをすることができず、正直に答えたところ、幸い反応は良かったので安心しました。

あなたの大学を目指す受験生へのアドバイスをお願いします。

医科歯科の理科は取れる問題(全学科の問題)と難しい問題(医学部専用問題)に二極化しているため、取れるところは必ず取り、難しそうなところはもし解けないと思ったら早い段階で諦める諦めの良さが重要だと思います。 頑張ってください!

編集部からのひとこと

2022年度開成高校から医科歯科医学部に現役合格されたS.Iさんの合格体験談でした。 医科歯科に合格するための対策法を自身の経験を踏まえてわかりやすくお答えいただいているのでぜひ参考にして対策してください! S.Iさん、インタビューにご協力いただきありがとうございました。

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