大阪医科薬科大学医学部に再受験で合格!Y.Tさんの体験談

2022/08/15
2022年度大阪医科薬科大学医学部に再受験で合格されたY.Tさんの体験談です。合格を掴むために科目別にどのような対策をするべきか、自身の受験生時代の体験をもとに教えてくれています!

合格した大学

ニックネームを教えてください。

Y.T

性別を教えてください。

男性

現在通っている大学を教えてください。

大阪医科薬科大学

浪人または再受験の有無を教えてください。

再受験

理科の選択を教えてください。

化学;生物

得意科目を教えてください。(複数選択可)

化学;生物

苦手科目を教えてください。(複数選択可)

数学

両親の職業について教えてください。(任意)

自営業

出身地を教えてください。

神奈川県

出身の中高、中学受験・高校受験の有無を教えてください。

高校受験のみ、

高1から合格までで受けた模試、その偏差値、合格判定を教えてください。

高1ベネッセ 72.1 高2ベネッセ73.6 高3ベネッセ70.8

現役、浪人時の併願大学(合格の有無も)を教えてください。

東北医科薬科大学 特待合格 東海大学 正規合格 大阪医科薬科大学 正規合格 昭和大学 補欠合格 関西医科大学 一次合格 東邦大学 一次合格 国際医療福祉大学 一次合格 聖マリアンナ医科大学 一次合格

受験勉強を始めた時期を教えてください。

大学2年のはじめ

受験期の1日の勉強時間を教えてください。

平日 12時間内塾6時間 休日 10時間

受験期1年間の勉強スケジュールを教えてください。

私立医学部のみの受験だったため、共通テスト対策はしておりません。 4-7月 全範囲を網羅的に勉強しました 7-8月 特に苦手な数学の強化に取組みました 9-3月まで 応用問題に取組みました 過去問は10月から志望順に始め、少なくても5年分は全ての大学を解きました

夏休みの過ごし方について教えてください。

とにかく苦手科目の克服に力をいれました。これ経験が苦手科目で足をひっぱらないようにすることに役立ったと考えています。

上手くいった勉強法、上手くいかなかった勉強法を教えて下さい。

失敗点としては模試を受けなかったことにあります。予備校の独自のテストは受けましたが外部の模試を受けなかったため、多くの受験生との実力差があまり分かっておりませんでした。最高点としては、先程も申し上げましたが、苦手科目を強化したことにあります。勉強時間の半分程度を投入し、得意科目のアドバンテージを残せたことが成功の理由だと考えます。

受験期苦労したことを教えてください。

受験直前まで実力が目に見えて上がらなかったことご苦労したことであります。何度も同じような問題で躓きました。しかし、その躓きを放置せず、何度も解き直したことが着実に水面化で実力をのばすことにつながったと考えています。

あなたの大学の入試傾向を教えてください。

全科目をとおして記述問題がメインになります。英語では全てが記述となります。とくに和訳問題と英訳問題が合否を分けます。数学は国立のような問題で、私立受験者よりも国立受験者の方が解きやすいと思います。理科については、基本的な知識を正しく理解しているのかを問う問題がほとんどであるため、人によって満点近い点数を取ることも可能となるでしょう。一方で、曖昧な知識ではところどころで失点を重ねてしまい、ビハインドを背負うことにも繋がりかねないと考えます。

数学の勉強方法と対策方法について教えてください。

数学は最も苦手とする科目であったため、かなり勉強時間を費やした科目であります。勉強方法としては、まず基本的な知識の網羅からはじめました。具体的には、高校の教科書レベルの問題からはじめ、各分野を同時に少しづつ勉強しました。その後、青チャートの網羅に取り組みました。私立医学部とはいえど、合否を分ける問題はとてつもない難問ではなく、少しだけ難しい問題か標準的な問題です。そのため、青チャートにある全ての問題が、自身で一から解けるようになればビハインドを負うことはないと思います。

英語の勉強方法と対策方法について教えてください。

英語を武器にするためには、まず単語力が必要となります。どんな単語帳でも良いので、そこに載っている単語は何度何度も覚え、全て意味が対応するようにすることが肝要です。私はターゲット1900とシステム英単語で、単語を強化しました。次に熟語やイディオムの強化をしました。これは頻出英文法・語法問題1000を完璧にすることでマスターしました。同時に、和訳や英訳を先生に添削をしてもらいながら実力を磨いていきました。

化学の勉強方法と対策方法について教えてください。

化学はもとより私の得意分野であったため、入試の武器にするための努力をしました。使用した参考書は化学の新演習と化学重要問題集です。化学重要問題集のほうが基礎問題が多いので、そちらからはじめました。自力で解ききれなかった問題にな印をつけ、次回に再度解き直し、完答できるまで繰り返しました。なかには、何度やっても間違えてしまう問題もあり、そのような問題はプリントし、ノートにまとめることで苦手な問題を無くす努力を繰り返しました。

生物の勉強方法と対策方法について教えてください。

生物も私の得意分野で武器にすることを目標としました。特に私立医学部では、かなり細かな知識までも問われることがあるので、参考書や図説のコラムまでも網羅的に勉強しました。しかし、重要なことは、やはり基礎です。標準的な問題を絶対にミスしないように定期的に何度も解き直しました。使用した参考書は全レベル問題集の3と4です。特に3は入試のレベルと同程度なので、全ての問題を完全に理解することに努めました。また、記述問題は知識だけでは満点をもらえないので、添削の際に、先生に必要な文言を聞き、それを似たような問題が出たときに活用していました。

面接の対策について教えてください。

面接において重要なことは自信をもってはっきりと発言することです。また、第一印象が面接そのものの印象に直結するので、身だしなみには十分な注意をはらいました。対策については、志望動機や医師を目指したきっかけなど、ほぼ間違いなく問われる内容は必ず完璧にしておくことが必須です。面接は一人で対策するには限界があり、他者に問われたときの緊張感を経験していないと本番で実力を発揮することは難しいと思います。色々と考えることはありますが、一番の対策は、練習を何度も何度も繰り返すことです。先生でもチューターの方でもいいので、とにかく数こなして場数を踏みましょう。

小論文の対策について教えてください。

小論文については、正直なことをオブラートに隠さずに申し上げますと対策はそれほど必要ありません。小論文に多くの時間を費やすくらいなら、数学の問題を一問でも解いたほうが入試を考慮すると有意義でしょう。しかし、全く練習をしないことはおすすめしません。基本的な原稿用紙の使い方や小論文の書き方、言葉遣いなどは十分に理解しておくことが求められます。加えて、喫緊の世間の話題(医学に関係するものは特に)にはアンテナをはっておくと役にたつことがあります。また、安楽死や終末期医療などの頻出の話題は、しっかりと理解し自身の考えをまとめておくと良いと思います。ところで、人によっては文章を書くことが苦手な方もいるでしょう。そのような場合には、近くの先生やチューターの方に相談し、練習として400字程度の要約問題や自分の考えを述べる問題を繰り返すと良いと思います。

共通テストの点数(浪人生は現役時も)を教えてください。

私立専願のため受けておりません

今年度の入試で特徴的だったことを教えてください。

全体を通して、国立大学のような問題が多かった印象です。具体的には、記述問題のみでマークシート方式の問題は存在しませんでした。また、問題自体も細かな知識を聞くものではなく、しっかりと基礎を理解していれば、応用して解ける問題が多かったです。私は東京での受験でしたが、一つ長机に二人が座り、落ち着いた雰囲気でした。

あなたの大学の面接で聞かれたことを教えてください。

今年から面接回数が2回に増えました。聞かれる内容は、1回目が自己紹介や志望動機、医師志望理由などの一般的な内容で、2回目が各個人が回答した小論文からの質問でした。今年はスマートフォンが必要かどうかについて問う問題で、なぜそう考えたのか(必要or不必要)や自身のスマホ使用状況などが聞かれました。どちらも10分程度なので、それほど難しいという印象はありませんでした。2回目の質問に対して、スマホを使用するメリットを提示した上で、デメリットの大きさを主張し、不必要と述べました。

あなたの大学の小論文で聞かれたことを教えてください。

スマートフォンは本当に必要か

あなたの大学を目指す受験生へのアドバイスをお願いします。

月並み言葉ではありますが、大学受験は人生における通過点の一つでしかありません。本当に大切なことは、その後にあります。大学に入学した後、もとい卒業後のことまで考えることが大切です。大学在学中にも、将来についての考えは紆余曲折を経ることでしょう。その中で、本当に自分がやりたいことを見つけてください。ここで、はっきり申し上げます。大学生活は本当に楽しいことばかりです。しかし、その楽しさを経験することができるのは、今、あなたが直面している苦悩や苦痛に耐え、勝利を手にした者だけなのです。あなたの合格を心よりお祈り申し上げます。

編集部からのひとこと

以上、2022年度大阪医科薬科大学医学部に再受験で合格されたY.Tさんの体験談でした。 再受験で合格を勝ち取るための戦略がたくさん詰まった内容となっているので、受験生の方はぜひ参考にして合格を勝ち取ってください! Y.Tさん、ご協力いただきありがとうございました。

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