慶應義塾大学医学部の合格体験記です。特に面接や小論文の内容を詳しく書いていただいてるので受験を考えている方はぜひご覧ください。
合格した大学
現在通っている大学を教えてください。
慶應義塾大学
入学年度を教えてください。
2019年度
浪人の有無を教えてください。
1浪
得意科目(複数選択可)
数学;物理;化学
苦手科目(複数選択可)
英語;社会;国語
両親の職業(任意)
サラリーマン・専業主婦
出身地を教えてください。
東京都
出身の中高、中学受験・高校受験の有無を教えてください。
中学受験 筑波大学附属中・高等学校
将来どんな医者になりたいか教えてください。
研究医
受験勉強を始めた時期を教えてください。
中3の4月
受験期の一日の勉強時間を教えてください。
平日6時間(うち塾4時間)、休日3時間
センター試験の点数(覚えている範囲で、浪人生は現役時も)を教えてください。
現役 799/900 浪人 国語188 地理 88 英語 189 英リス 48 数IA 97 数ⅡB 100 物理 95 化学 92
高1から合格までで受けた模試、その偏差値、合格判定を教えてください。
以下、東京大学理科三類の判定を記す 高3 6月東進東大 E 第一回東大オープン D 第一回東大実戦 D 第二回東大オープン E 第二回東大実戦 D 浪人 進研模試 E 第一回駿台全国判定模試 C 第一回駿台全国模試 C 第一回東大オープン A 第一回東大実戦 A 第二回駿台全国判定 C 第二回駿台全国 C 第二回東大オープン B 第二回東大実戦 B 第三回駿台全国 D
現役、浪人時の併願大学(合格の有無も)を教えてください。
現役 前期 東京大学理科三類 不合格 後期 千葉大学医学部 不合格 浪人 前期 東京大学理科三類 不合格 後期 東京医科歯科大学医学部医学科 不受験 東京慈恵会医科大学医学部医学科 不合格 慶應義塾大学医学部 合格
あなたの大学の入学理由を教えてください。
そこしか受からなかったから
あなたの大学の入試傾向、対策を教えてください。
それぞれの大学プロパーの対策は基本的には行わなかった。強いて言えばこの大学はこの分野が頻出だからこの分野を丁寧にやっておき、あとはひたすら過去問を浴びて時間配分に慣れるくらいしかやらなかった。それ以外のことはほとんどせず、基礎基本の徹底を行ったくらいである。
あなたの大学の実習やカリキュラムや生活などの特徴を教えてください。
他大学より時間割が厳しくない
あなたの大学を目指す受験生へのアドバイスをお願いします。
がんばりや
あなたの大学の面接で聞かれたこと、対策
電車内で受験票がないことに気づき焦ったが、ネット出願なので受験票はすぐに入手できるのですぐに落ち着いた。それよりも友人が遅刻しそうだったのが本当に不安だった。 日吉に8時くらいについたので、とりあえずすぐにコンビニに行った。すると平岡で同じクラスだった子がいて共に受験票を忘れてたので、仲良く印刷してその後東大の話ししながら向かった。 ギリギリまでその友人と間に合わせる方法を考えたが8:45に携帯しまえやと来たので心の中で応援しながら電源を切った。その友人は最後まで受けられたのでとりあえずホッとした。 小論は児童虐待の原因と予防法について述べよというもの。時間は60分で600-800字。問題用紙には問題文が乗っているページ以外は何も書いてはいけなく、解答用紙には小さいが下がみスペースがあった。おそらくメモ書き用。とりあえず僕はどう書いたかを晒しておくと 「僕は虐待を受けてなかったからとりあえずニュースを見聞きして考えたことを書く。一つに養育費の増加、二つに子供を人と思えていない人の増加。そういう人は二タイプいて子供を道具と思ってる人と子供に自身を重ねすぎる人(教育ママのイメージ)で、子供の自由を奪ってしまう。3つにプライバシーの意識が強くなった。(ここまで600くらい)、予防法はややおせっかいなくらいな村社会の復活が有効だと思った。(798字)」 周りは大体700字くらいだった。 その後は面接調書?面接カードの記入。志望理由、特技、社会活動、賞罰くらいかな?特筆すべきなのは。40分時間をくれますが、大体20分くらいで終わります。その後回収される。 僕は受験番号が無限に後ろだったので、落合の「采配」も大木さんの「医療再生」をちょうど読み終わったくらいに呼ばれた。15分につき12人ずつくらいのペースだと思われる。 基本的に待機時間中はトイレに行くのは自由(監督者に言う必要すらない)だけど出歩きはあかんって感じ。ただ、12:30-13:30くらいの昼休みだけはなにしてもいい。目の前の桜蔭生が固まって昼休み過ぎてからもだべってたけど大丈夫だったのだろうか(基本的に昼休み以外は私語厳禁)あと昼休み含めてスマホは絶対無理。面接シート記入のときには連絡先のためにスマホを5分だけ開いていいんだけど、そのときも連絡先確認のためだけにしか使えなく、試験監督も見て回る。 15:20くらいにようやく呼ばれる。その後少し移動し、面接シートを返され15分くらい待たされる。東大と違って優しいのでストーブを炊いてくれる。あたたかい。 その後面接室の前の椅子に通される。そして呼ばれたら面接室に入る。4人が同時にやるので質問が聞こえないことがある。 とりあえず聞かれたことを上げると ・なんでここの医学部?志望動機は? ・なんで人体に興味を持ったん? ・高校はサッカー部なんだけどどうだった? ・友達は君のことどう思ってると思う? ・欠点はなんだと思う? ・東大は科類は? ・りさんとここなら? ・医学以外なら何やるつもりだった? これくらい なんかそこそこ早く終わり(東大もそうだったけど)、次の面接会場に回される、今度はけっこう待ち時間が長く、けっこう待った。 こんどの質問は ・さっきどんなこと聞かれた? ・どう答えた? ・まわりからどう思われてると思う? ・高校はどうだった?何頑張った? ・中国語ちょっと話せると書いてあるけどどれくらい? ・りさんとけいおうなら? ・全落ちでけいおうなら? ・浪人で辛かったことは? こんなかんじ その後、3次面接があるかどうかだけ通達されて帰宅。 人によってはけっこうきつかったようで3次面接にいった人もいた(浪人)。よくわからん 対策としては…どないしよう?まあ過去問の答えを一通り作ってみるとかかな?本心で答えを作れば準備してない質問にもけっこう楽に答えられるし(なんで人体に興味持った?は僕には想定外だった)
通っていた塾の名前を教えてください。
現役 平岡塾(英語)中1〜高3 グノーブル(国語)高1 鉄緑会(数学)中3〜高3、(物理)高2〜高3、(化学)高2〜高3 浪人 駿台予備学校市谷校舎
通っていた各塾のカリキュラム、指導方針、授業内容について教えてください。
平岡は宿題が異次元に多く、英語や教養の力は高まるが、多くの人にとってはハードワークとなると思う。 鉄緑の化学は素晴らしい、数学はやや型に当てはめる指導をするという印象があり、またあまり本質をついた指導をしていないという印象がある。物理はひどい、あんなのを物理とは呼ばない。 グノーブルの古文は悪くはないが主語判定の指導が微妙である。 駿台は全教科素晴らしいが演習量が不足しがちなため、成績は伸びにくいと思う。
通っていた各塾の学習環境について(自習室、交通の便、立地など)教えてください。
平岡塾は渋谷にあり、母校から二駅なため、交通の便はすごく良かった。自習室はない 鉄緑会は代々木にあり、こちらも母校から近く交通の便が良かった。自習室はあるがやや狭く、高3しか使えない。 グノーブルは主に新宿の校舎を使っていたが、交通の便は良かった。自習室はない。 駿台は家からそこそこ近く、また自習室もたくさんあり、全部が埋まるということはあまりなかった。
通っていた各塾の良かった点を教えてください。
平岡塾では英語の実力が上がっただけでなく、教養が深まった。また、英文を浴びるように扱かった経験からか、そこまで英語に対する拒否感はなくなり、後々役に立った。 鉄緑のいいところは教材だけ。 駿台は授業内容、自習室などすべてが素晴らしかった。強いて言えば、演習授業がもう少し欲しかったくらいである。
通っていた各塾の講師/カリキュラム/学習環境それぞれを5段階評価で教えてください。
平岡塾 4/3/2 鉄緑 2/3/2 グノーブル 3/3/1 駿台5/3/5
数学
センター試験対策はデータ以外ほぼ行わず、二次対策ばかりをしていた。センターの過去問は三年だけやった。二次対策は基本的に塾のテキストの予復習及び塾で配られる問題集の消化及び授業内での演習を用いて行った。現役時はそれらを覚えることを意識していたが、浪人時は本質を捉えるのを意識した。
英語
センター試験の文法問題は難しいものが多いという印象があったため、過去30回分の大問1,2,3を解いた。また、フルセットでは傾向が変わった2014あたりからの本追試をやった。二次対策は基本的に授業の予復習に終止し、直前期に過去問演習を積むことによって入試問題になれるようにした。
物理
浪人時に『新物理入門』で独学した。あとは過去問演習を繰り返した。センターは過去問3年だけやった。
化学
センターは3年だけやった。無機の細かい知識を埋めたくらいの対策しかしなかった。二次対策は基本的に鉄緑のカリキュラムに従った。
生物
なし
地学
なし
国語
基本的には浪人時の授業の予復習だけで対策した。古文と漢文はコツコツ文法や単語を暗記し、現代文は細かい読みと大きな読みをともにできるよう訓練した。その訓練25年分のセンター試験と6年分くらいの二次試験である。
社会
まずまとめノートや授業の復習をし、そこから過去問を過去10回分ほど行い、まとめノートを作成、暗記した。
面接
適当に
小論文
友人に添削してもらった。
センター試験
冬季講習が終わり次第始めた。特に心がけたところはない。
編集部からのひとこと
以上、慶應医学部合格者の合格体験記でした。通っていた塾の特徴や面接・小論文の中身を非常に詳しく書いていただき本当にありがとうございます。 面接・小論文試験の情報は筆記試験の情報に比べるとあまり出回っていないと思いますので、受験生の方はこの記事を参考に対策してください!