2022年度防衛医科大学校医学部に見事合格されたR.Tさんの合格体験記です。防衛医大入試の難易度と攻略法を自身の受験生時代の経験をもとにかなり具体的にお答えいただいているので必見です!
合格した大学
ニックネームを教えてください。
R.T
性別を教えてください。
女性
現在通っている大学を教えてください。
防衛医科大学校
浪人または再受験の有無を教えてください。
1浪
理科の選択を教えてください。
化学;生物
社会の選択を教えてください。
倫理・政治経済
得意科目を教えてください。(複数選択可)
化学;生物
苦手科目を教えてください。(複数選択可)
英語;数学;国語
両親の職業について教えてください。(任意)
会社員
出身地を教えてください。
東京
出身の中高、中学受験・高校受験の有無を教えてください。
筑波大学附属高等学校、中学高校受験なし
高1から合格までで受けた模試、その偏差値、合格判定を教えてください。
高二の一月、センター試験同日体験受験、総合偏差値53.4、防医E、筑波E 高3の9月、早慶上理・難関国公立大模試、総合偏差値46.1、防医E、筑波E 一浪目の6月、ベネッセ大学入試共通テスト模試、総合偏差値64 一浪目の7月、進研模試 総合学力記述模試、総合偏差値70.2、防医E、筑波E、国際医療福祉D 一浪目の9月、河合塾第3回全統記述模試、総合偏差値64.5 一浪目の9月、第一回ベネッセ大学入試共通テスト模試、総合偏差値65.8、筑波D、国際医療福祉B、広島大C、藤田医科B、自治医科C
現役、浪人時の併願大学(合格の有無も)を教えてください。
筑波大学…不合格
受験勉強を始めた時期を教えてください。
高一の3月
受験期の1日の勉強時間を教えてください。
現役は6時間、浪人中は13時間
受験期1年間の勉強スケジュールを教えてください。
夏の夏期講習までに基礎を固めて、夏期講習の終わりくらいから応用演習を重ね、11月くらいから共通テスト対策を始めた。
夏休みの過ごし方について教えてください。
夏期講習の宿題と前期のゼミの復習で時間を使ってた。
上手くいった勉強法、上手くいかなかった勉強法を教えて下さい。
朝、決まった時間に塾に行って決まった時間に帰る生活は勉強を続けるコツだったかもしれない。 後は、iPhoneを見ちゃう癖があったので、Apple Watchのセルラーモデルを使って塾に携帯を持って行かなかった。
受験期苦労したことを教えてください。
自分の成長度合が目に見えなかった事。モチベーションを保つのが大変だった。
あなたの大学の入試傾向を教えてください。
マークシートと記述、国語がある、受験時期がはやい、受験自体の拘束時間が長い、数学が難しいが入ってみんなに聞いてみたら数学出来たっていってた人はあんまりいなかった、2022年度入試から理科科目での逆転合格が多分出来るようになってる、入試の雰囲気が国立っぽいものから私立っぽくなった、小論文の内容は例年比較的優しいもの、面接は加点はない、面接は減点のみある、英語が長文ばっかりだった傾向から一転して文法やアクセントなどを聞くような問題が増えた。
数学の勉強方法と対策方法について教えてください。
塾のテキスト、サクシードを行き来してた。塾のテキストで分かんなかったものはどんどん難易度を落としていって、本当に分かんなくなったものは学校で配布されたサクシードを用いて、基礎固めを行って、できたらまた難易度を上げていってまた、塾のテキストを解き直した。防衛医科大学校の過去問は一応10年分は解いた。防医の過去問は解いて分かんなくなったものは自分で解説が作れるまで答えを読み込んで理解していってた。また、防医の対策で他校の過去問もといてた。自治医など。
英語の勉強方法と対策方法について教えてください。
英語は、塾の英語の先生に一からやり直してもらい。特に長文読解と和訳をよくやっていた。特に、和訳は日本語として通じるまでやりこんだ。和訳は、国公立の和訳問題を特にやっていた。客観問題の対策は、一般的な暗記ではなく、なんでその問題の答えがそうなるのかをきちんと理解することに重点を置いて行っていた。使った参考書とかは特にない。 客観問題の演習は国公立の過去問を解いたり、良心的な私立の問題を解いて演習量を稼いでいた。
面接の対策について教えてください。
防衛医科大学校の面接前は、自衛隊の知識を詰め込んだ。面接では面接内容を覚えたものをロボットのように語らないようにするため、内容の中核だけを覚えて後はその時の自分の言葉で語るように心がけていた。
小論文の対策について教えてください。
とりあえず、書く。原稿用紙の使い方とかは書いてみないと分かんないと思う。
共通テストの点数(浪人生は現役時も)を教えてください。
現役は718、浪人は705
共通テストの勉強方法について教えてください。
数学、化学、生物、倫理政治経済、国語は過去問を解いてた。特に倫理政治経済は最後の方、点数が取れなくて困っていた時は、過去問を解いて、何で間違いの答えなのかきちんと解説を読んで、解いたついでに内容を覚えていくという方法をとっていってた。英語は共通テスト予想問題集を主に解いていた。 国語は、塾のゼミで4月から週一で定期的に過去問を解いていたため、4択の選択問題の演習には慣れていた。社会は、講義を聞くっていうよりかは問題を解くってことの方が身についたような気がする。 12月は倫理政治経済を中心に演習を重ねていた。 12月の演習は共通テスト8割、2次演習2割の分量で演習を重ねてた。 国立を目指すなら、11月からもっと本腰に共通テスト対策をするべきかなって振り返って思った。
今年度の入試で特徴的だったことを教えてください。
数学は例年通り難しかった。英語は客観問題が激増した。化学、生物は面白い問題もあった。化学はいつも通り、生物は易化した。
あなたの大学の面接で聞かれたことを教えてください。
国境なき医師団と自衛隊の海外派遣の違いは? 後は、他の人と同じようなことを聞かれた。
あなたの大学の小論文で聞かれたことを教えてください。
コミュニケーショを上手くとるために気をつけることは何か?
あなたの大学を目指す受験生へのアドバイスをお願いします。
模試がE判定でも、合格はするもんです。受験はやった人がちゃんと合格を掴みます。あきらめないで、自分の弱点を見つけ、その弱点を多く潰せた人が最後まで頑張れます。自分が大学に入って何をしたいかやそうなってる自分を想像して頑張ってください。
編集部からのひとこと
以上、2022年度防衛医科大学校医学部に見事合格されたR.Tさんの合格体験記でした。 防衛医大入試の特徴と具体的な勉強法の部分はかなり参考になると思うので、受験生の方はぜひ本記事を参考にして自身の勉強法を練り直してみてください! R.Tさん、ご協力いただきありがとうございました。