東海大学医学部入試の難易度と対策法を2022年度合格者のM.Kさんにインタビュー!

2022/07/09
東海大学医学部に見事現役合格されたM.Kさんの合格体験記です。東海大学医学部入試の特徴や対策法など、合格する上で知っておきたいことを網羅的に教えてくれています!

合格した大学

ニックネームを教えてください。

M.K

性別を教えてください。

女性

現在通っている大学を教えてください。

東海大学

浪人または再受験の有無を教えてください。

現役

理科の選択を教えてください。

化学;生物

社会の選択を教えてください。

倫理・政治経済

得意科目を教えてください。(複数選択可)

化学

苦手科目を教えてください。(複数選択可)

数学

両親の職業について教えてください。(任意)

医師ではありません。

出身地を教えてください。

千葉県

出身の中高、中学受験・高校受験の有無を教えてください。

公立中学を卒業後、高校受験をして、公立高校に進学していました。

高1から合格までで受けた模試、その偏差値、合格判定を教えてください。

東進に通っていたので、共通テスト模試と医学部模試を受けていました。国立医学部はずっとE判定で、3年の冬頃にやっとC、D判定を取れました。私立医学部は大体C、D判定を行き来していました。医学部模試は3年生だけ受けましたが、ほとんどがE判定でした。

現役、浪人時の併願大学(合格の有無も)を教えてください。

国立大学医学部不合格 藤田医科大学医学部、国際医療福祉大学医学部不合格

受験勉強を始めた時期を教えてください。

高校一年生の時から塾に通っていたので、1年生の4月から受験勉強はしていました。しかし、本格的に始めたのは2年生の11月頃だったと思います。

受験期の1日の勉強時間を教えてください。

平日は学校があったため、5~6時間、休日は10~12時間はやるようにしていました。塾でしかしっかり勉強できない人だったので、塾にいる時に勉強しているという生活でした。

受験期1年間の勉強スケジュールを教えてください。

4~7月は、高校三年生までの学習を全部終わらせられるようにしました。しかし、習得したという感覚はなかったです。 7~8月は、赤本をやり始めました。応用問題も時始めるようになりましたが、医学部受験は共通テストが大切なので、毎日共通テストの疑似問題はやるようにしていました。 9~1月は、赤本と共通テストの勉強を両立させられるようにしていました。しかし、12月辺りからは全て共通テスト対策にあてていました。 1~3月は、共通テストが終わったため、私立の過去問を徹底的にやり、その後国立の赤本を徹底的にやりました。赤本を使って勉強していた事がほとんどだったと思います。

夏休みの過ごし方について教えてください。

毎日朝から夜までずっと塾にいました。塾には同じ目標、高い目標に向かって頑張る友達が沢山いたので、お昼休憩の時などにお喋りをして気分転換をしていました。

上手くいった勉強法、上手くいかなかった勉強法を教えて下さい。

3年生までの範囲を早めに終わらせることは常にいい事ではなかったと感じています。もちろん、早くやるに超したことはありませんが、しっかり身についていない中でどんどん先に進んでいくと、結局後でまたもう1回やり直さなければならなかったです。 赤本を早めに見とくことは、自分の志望校の傾向がわかるため良かったと感じています。

受験期苦労したことを教えてください。

親が医師では無かったため、医学部特有の情報が少なかったです。そんな時は、周りの知っている人に聞いたり、医学部受験用の本を見たりして自分で知識を得るようにしていました。

あなたの大学の入試傾向を教えてください。

まず、私は過去問を10年分解きました。そこから、数学は始めの大問は完答して、それ以外の大問は最後の問題以外は取れるようにしようと心がけました。しかし当日は難しく、2個目以降の大問は1つずつほどしか解けなかった記憶があります。英語は、過去問が比較的簡単で、時間勝負ということがわかりました。なので量をやることが大切だと感じました。writingは難しい年もあったため、対策しました。理科の選択科目は化学にしました。(国立は化学と生物選択です。)やはり英語と一緒で化学もほぼ時間勝負だと感じていました。しかし、たまに難しい問題もあり、そこに時間をかけ過ぎないようにしていました。

数学の勉強方法と対策方法について教えてください。

数学の参考書は色々使った覚えがあります。しかし、主に使ったのはサクシードとフォーカスゴールドです。私は基本的に数学がずっと苦手だったので、基礎からやっていました。また、東進と四谷学院に通っていたため、東進は受験数学という講座、四谷学院は55段階というものをとっていました。サクシードは基礎から応用までできたので私的にはかなり使えました。フォーカスゴールドは、もっと応用問題をやりたい時に使っていました。

英語の勉強方法と対策方法について教えてください。

英語は本当に単語量だと思っていました。ずっと鉄壁を使って、結局おそらく4周はしたと思います。親にテストしてもらうことで、この日までに頑張るという目標ができていたのが良かったと思います。単語以外では、高校で使っていた教科書、東進で使っていた参考書を利用していました。私は文法が本当に苦手でしたが、結局文法の勉強はあまりしませんでした。長文読解が出来れば、受験は結構上手くいくことが多いと感じていて、文法よりは長文読解の練習の方が効果的だと思います。

化学の勉強方法と対策方法について教えてください。

化学はずっと計算問題はセミナーを使っていました。東進で、ハイレベル化学という受講をとっていて、これがとても良かったと感じています。これを全部覚えてマスターすればかなりいい所までいっていました。本屋さんにも、鎌田先生の化学の参考書があると思うので、それがとてもおすすめです。わかりやすく、しかし奥深く書かれているので医学部受験にも対応出来ています。また、友達と一緒に問題を出し合ったりする時間はとても楽しく、勉強も捗りました。

生物の勉強方法と対策方法について教えてください。

生物は私は数学に続いて苦手な科目でした。参考書はずっと、東進のハイレベル生物の田部先生の教科書を使っていました。ただの暗記が多く、後半にやれば大丈夫だろうと思っていましたが、思っていた以上に覚える量が多く、詰め込める量ではありませんでした。なので、少しでも覚えられるところから長い時間をかけて覚えていく方がいいと思います。結局、大学に入ると生物しかやらないというような感じくらい、生物が大切なので、やっておいて絶対に損はありません。生物が楽しいと思えると、どんどん頭に入っていくので苦手意識を持たないことが大切です。

国語の勉強方法と対策方法について教えてください。

国語は国立でしか使わなかったので、そこまで力を入れてやってはいませんでした。しかし、漢文の、漢文早覚え即答法は、私の友達も含めて多くの人が使っていました。とても分かりやすく、簡潔に必要なことが書かれているので、コストパフォーマンスがとても良かったです。古文は学校で貰った教科書のみを使ってやっていました。現代文は、解き方があるのかどうかはずっと分からないまま、自分流の解き方でやっていました。しかしこれは点数は安定していなかったのであまり良くない方法ではあると思います。

面接の対策について教えてください。

医学部の面接はとても特殊なので、多くの人にどんな面接なのか聞いて、面接の日が近づいたら、学校の先生や塾の先生に、模擬面接をやってもらっていました。また、医学部面接用の本もよみました。

小論文の対策について教えてください。

小論文は面接以上に医学部特有であるので、医学部専門塾にその時だけいって、対策しました。

共通テストの点数(浪人生は現役時も)を教えてください。

630点代

共通テストの勉強方法について教えてください。

共通テストはとにかく時間の問題だと思っていました。センターと違った部分も多く、対策が難しかったとは感じています。英語は、満点近く取らなければならないと思っていて、英語がいちばん簡単だと感じていました。リスニングは毎日15分くらい聞いて、耳慣れをさせていました。数学は、私は共通テストになってからとても苦手になりました。読む時間も増えるし、わかりずらいし、ととても悩んだのを覚えています。模試の見直しを繰り返して、頑張っていました。化学は、高得点取らなければならないと思っていましたが、当日は結構内容が思ってたよりも難しく、あまり点数がとれませんでした。これといって、共通テスト用に対策したことはあまり無かったです。生物は、共通テストで大きく変わったので、模試をよく見直していました。

今年度の入試で特徴的だったことを教えてください。

私の感覚で言うと、共通テストの国語は標準、英語も標準、数学は本当に難しかったです。化学も難しくなっていて、生物は去年よりは圧倒的に難しくなっていましたが、標準レベルではあったと感じています。数学でとてもこけてしまい、共通テストの数学は対策をもっとすればよかったと感じています。

あなたの大学の面接で聞かれたことを教えてください。

なぜ医師になりたいのか、なぜ東海大学なのか、高校で頑張ったことはなにか、自分の短所はどうして克服していたか、という感じです。 医学部の面接の本を読んで、良さそうな回答を作っていました。

あなたの大学の小論文で聞かれたことを教えてください。

スマホの中毒についてだった気がします。

あなたの大学を目指す受験生へのアドバイスをお願いします。

東海大学は、医学部の中でもまだ入りやすい方だと思っています。第1志望では無い人は多いですが、入ってから、東海大学でよかったとも感じています。周りの環境がよく、医者になるために頑張ろうという気もちです。今の時期はとても辛いと思いますが、それが終われば楽しい大学生活が待っているので、頑張ってください。応援しています。

編集部からのひとこと

以上、東海大学医学部に見事現役合格されたM.Kさんの合格体験記でした。 東海大学医学部に合格するまでの道のりをわかりやすく教えてくれているのでぜひ参考にしてください! M.Kさん、ご協力いただきありがとうございました。

東海大学の情報をもっと知りたい方はこちらから

医学部受験のプロは、「医学部受験情報をもっとオープンに」という理念に基づき、医学部受験のリアルな情報を発信するメディアです。

医学部受験競争が激化する中、限られた時間で最大の成果を出すためには、正確な情報を把握することが受験必勝の鍵となります。
当サイトでは医学部受験を志す全ての方にとって、最新かつ有益な情報をお届けしていきます。

©2019 —医学部受験のプロ. All Rights Reserved.