はじめに
本記事では、横浜市立大学医学部に合格するために知っておきたい情報を徹底調査して解説していきます。
具体的には、
- 横浜市立大学医学部入学者38人の併願校および合否
- 横浜市立大学医学部に合格するために押さえておきたい入試の傾向や対策法
について説明しています。
本記事で解説している内容は以下の動画でもお話しているのであわせてご覧になってください。
横浜市立大学医学部入学者38人の併願校および合否
まずは横浜市立大学医学部入学者がどのような併願校を受験しているか、またその合否はどうだったかについて説明していきます。
医学部受験のプロでは、2019年度の横浜市立大学医学部38人の入学者にご協力いただきアンケートをとりました。
その中で
- 併願校はどこを受験したのか
- その併願校の合否はどうだったか
について聞いたのでそれをまとめて集計したのが以下のグラフです。
大学 | 東医 | 東邦 | 医療福祉 | 順天 | 日医 | 慈恵 | 慶應 | 防医 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
合格 | 1 | 3 | 4 | 10 | 6 | 4 | 0 | 2 |
不合格 | 0 | 1 | 0 | 3 | 0 | 4 | 7 | 2 |
不明 | 1 | 1 | 2 | 4 | 4 | 4 | 2 | 2 |
これを見ると横浜市立大学医学部の入学者はかなりの確率で併願校の合格も勝ち取っていることがわかります。
また、慈恵あたりが横市と同じくらいの難易度と言えそうです。
以上が、横浜市立大学医学部入学者38人に聞いた併願校およびその合否でした。医学部受験において併願校選びは非常に大事なので、このデータを参考にしながらじっくり考えてくださいね。
横浜市立大学医学部に合格するために押さえておきたい入試の傾向や対策法
続いて横浜市立大学医学部に合格するために必ず知っておきたい入試の傾向と対策について解説します。
- 入試全体の傾向と対策
- 科目別の傾向と対策
の2つに分けて説明していきます。
入試全体の傾向と対策
まずは横市医学部の入試全体の傾向や対策について説明していきたいと思います。
以下の3つのポイントが特に重要です。
- センター試験の配点が高い
- 記述問題が非常に多い
- 難易度は標準からやや発展が多い
一つずつくわしく説明していきますね。
センター試験の配点が高い
まずはセンター試験の配点が非常に高いことが特徴として挙げられます。
2019年度現在、横市医学部のセンター試験は1000点、二次試験は1200点の配点となるため、センター試験の割合が約45%となります。この割合は医学部の中でも相当高い方なのでセンター試験対策は重点的に行いましょう。
また、センター試験英語は本来200点満点なのですが、横浜市立大学医学部の場合は英語に1.5倍かけて集計します。
したがって、センター試験の中でも特に英語に力を入れるのが重要であると言えます。
記述問題が非常に多い
横市医学部の入試の特徴2つ目として、
「記述問題が非常に多い」
ことが挙げられます。
医学部の中には、答えだけを要求したり、選択肢やマルバツ問題がメインで出題される大学もあるのですが、横浜市立大学医学部の入試はとにかく論述が多いので日頃から記述問題をスラスラ書けるような対策を心がけましょう。
難易度は標準からやや発展が多い
続いて入試の難易度についてなのですが、横浜市立大学医学部の入試は標準からやや発展くらいの比較的オーソドックスな問題が出題される傾向があります。基礎固めを中心にしながらやや発展の問題を解けるような応用力をつけるのが大事です。
科目別の傾向と対策
先ほどまでは入試全体の傾向について分析しましたが、ここでは科目別に見ていきましょう。
英語の傾向と対策
まずは英語です。横浜市立大学医学部の英語は文章がかなり長く、読解力が試されます。また、制限時間内に解くために速読力が必要でしょう。
ただし、設問自体はそこまでこまかく聞いてくるわけではなく比較的標準の問題が出題されているので読解力と速読力をつければある程度点数が稼げる仕組みになっています。
また医学部の入試の中には、英語の長文で医療系のテーマを扱うものも多いのですが、横浜市立大学医学部の場合はそこまで医療系テーマの長文を扱うことは多くない印象です。
数学の傾向と対策
続いて数学の傾向と対策です。まず数学の難易度についてなのですが、年度によってかなりばらつきがあるのが
特徴です。ただ、どんな難易度であれ、典型問題を確実に得点できれば合格に大きく近づくことは間違いないでしょう。
また、横浜市立大学医学部では毎年ほぼ必ず出題される範囲というものが存在します。(微分積分など)
したがって、そのような範囲で弱点をお持ちの方は最優先で対策して確実に得点できるようになりましょう。
あと、これは横浜市立大学医学部の合格者が口を揃えて言っていることなのですが、最初の小問集合は絶対に落とさないようにしましょう。合格者の方たちは、ここで高得点を取っているので、大きく失点してしまうと出遅れてしまいますので気をつけましょう。
物理の傾向と対策
物理は比較的標準問題が出題されている傾向があります。標準からやや発展くらいの難易度の問題が多数を占めます。
また、ほぼ毎年グラフを描かせる問題が出題されるのも特徴の一つです。
さらに、かなり重要な特徴として、
「過去問と似た問題が比較的多く出題される」
ことが挙げられます。
過去問をしっかり研究して、本番で似たような問題が出てきたときには確実に得点するよう日頃から意識しましょう。
化学の傾向と対策
横浜市立大学医学部入試の全体的な特徴でも紹介しましたが、化学は論述問題が非常に多いです。
化学にも、毎年出題される範囲(構造決定など)があるのでその辺は特に対策が大事です。
また、理論、有機、無機からバランスよく出題されるのでスキを作らないような勉強を心がけると良いです。
生物 の傾向と対策
生物も、論述問題が非常に多いのが特徴です。重要語句についてある程度自力で説明できるような勉強を日頃から心がけていると良いと思います。
他の科目同様、論述問題の攻略が合格の鍵となります。
おわりに
以上が横浜市立大学医学部に合格するなら絶対知っておきたい対策法でした。
横浜市立大学医学部に合格するのに参考になる情報を徹底的に調べ上げてまとめたので、受験生の方はぜひ参考にして合格を勝ち取ってください!
以上です。