【英語勉強法】確実に成績が伸びる和文英訳の勉強法を教えます

医学部受験のプロ

医学部受験のプロ

2021/03/01

今回は和文英訳がテーマです。和文英訳は大学受験英語の鬼門の一つです。英文を読むことには自信があるけど、書けない…という受験生は多いことと思われます。それでも、記述式問題を課すほぼ全ての大学で和文英訳問題が出題されると言っても良いでしょうから、対策は必要です。和文英訳は特訓すれば確実に伸びる分野ですので、根気強く取り組みましょう。

まずは多くの英文に触れ、定型文のストックを増やそう

和文英訳は自分で英文を書くわけなので、意味をきちんと理解している英文のストックが頭の中に多くなければいけません。ゆえに、単語や文法などの基礎固めから始まり、意味を理解できるようになった段階で多くの英文に触れていき、定型的な英語表現を吸収していきましょう。これらの定型的な表現が和文英訳の核となり、これらを組み合わせて、日本語の課題文を英訳することが求められます。

時制や指示詞など、細かいところに気を配ろう!

上記のように定型的な表現を押さえた上で和文英訳問題の演習や模試、通信添削に臨むべきですが、その際に注意すべきことは、例えば出題の日本語の文は未来形なのに英訳は現在形にしたり、「この」などの指示詞を訳出しないなど、細かい点にも気を配ることです。完成した英訳文を読んで、課題文と同じ意味が伝わってくるとついこれで完璧だと考えがちですが、こうした細かい点を訳出しないことは、「ここを訳していないから減点」と、採点者に減点の言い訳のきっかけを与えてしまいます。せっかく正しい英文が頭に浮かんだのに減点、とならないように、日本語の単語ひとつひとつを品詞分解し、丁寧に訳していきましょう。

どうしても訳せなければ「言い換え」

当然のことですが、和文英訳問題で題材となる日本語の文の単語は、対応する英単語を用いて訳すことが基本です。しかし、どうしてもその単語がわからない時があると思います。そんな時に、その単語がわからないからとパニックに陥り、英訳を進めることができないからと全体の英訳を放棄して次の問題に移る、ということをしてしまう人もいるかと思われます。しかし、その和文英訳問題の大部分をスルーしてしまうくらいならば、単語を言い換えて文を進めた方が得策です。言い換え、とは例えば「鉛筆」という単語が英語に訳せない(このような人はいないと思いますが)とき、”what we use when we write letters”(私たちが文字を書く時に使うもの)などのように、その物を辞書のように説明し、その説明を英訳するというやり方がまず挙げられます。他には、似た意味の単語で代用することも一つの手です。例えば「~と言い張る」という単語がわからないとしたとき、ニュアンスは完全に伝わらないながらも”say that~”で代用するなどです。いずれの方法も満点回答を導くものではありませんが、単語がわからず筆が進まないという事態を食い止め、減点を最小限に収めるための方法であるため、模試や試験本番にあたる時には是非とも心に留めておきましょう。
ただし、普段の勉強でこの方法を乱用するのはおすすめしません。普段の勉強では正しい単語の暗記と、その用法の習得に専念するべきです。模試の和文英訳問題などで上記のような言い換えの方法を使ったとしても、正答例は必ず確認し、自分の知識としましょう。

上達のためにはやはり先生に見てもらおう

和文英訳は独学で上達するのは困難な教科であるため、やはり英語の先生などに自分の訳文を見てもらい、フィードバックをもらうことが一番の上達の近道です。最近では無料の英文校正サービスがいくつもネット上に普及していますが、信頼性の乏しいものも含まれていたり、ほとんどが英語のウェブサイト上で展開されているため、まず利用を始める段階で高い英語のハードルを課されるという難点があります。無料で先生に質問ができるという高校生・予備校生の特権を活かし、先生に頼ることをためらわないようにしましょう。

おすすめ参考書

大学入試英作文のトレーニング和文英訳編(大矢復、ピアソン桐原)

単語や文法を一通り周回し、そろそろ和文英訳の勉強を始めたいという段階で取り組むとよい参考書がこちらです。文法事項を丁寧に解説してくれていて、これまで学んできた文法と和文英訳との結びつきを確かめながらトレーニングがしていけるでしょう。和文英訳の核となるような例文が合計287文収録されており、これらを暗記することがまずは和文英訳上達のための土台となる可能性が大きいです。287文のうち最も基本的な132文の音声を収録したCD付きであるため必要に応じて活用していきましょう。あくまで土台的な位置付けであるため、より高みを目指す場合はレベルの高い参考書を探しましょう。

例解和文英訳教本シリーズ(小倉弘、プレイス)

現在代々木ゼミナールの敏腕英語講師でいらっしゃる小倉先生が書かれた和文英訳に特化した参考書がこちらです。文法矯正編、長文編などの様々なシリーズがあり、和文英訳の多くの例題を通し、ネイティブスピーカー的な英語の捉え方を学ぶことに適した参考書です。この参考書ではある英単語や熟語の辞書的な直訳の意味のほか、ニュアンスまで汲み取った文脈に合う正確な表現も解説してくれているように、英語の詳細な解説をしてくれています。正当例のほか、間違えがちな誤答例や、×だけでなく△となる解答例も記載しており、自分の英訳はどのくらい正確なのかを示す基準を得ることができます。受験生のみならず英語を学び直す社会人にもおすすめの一冊です。

京都大学の英語の過去問

京大の英語の出題形式は例年いたってシンプルで、長めの英文和訳と和文英訳のみでした(最近では出題傾向が変わり、内容説明問題や自由英作文を出題するようになってきたようです)。和文英訳の問題に関しては題材となる日本語の文章にやや癖があり、直訳しづらいところをいかに工夫して訳出するかという技量が問われます。京大志望者には過去問演習は必須なのはもちろん、志望する大学ではあまり和文英訳の出題は難しそうではないという場合でも、過去問とその解答を眺めて「なるほどこんな訳し方もあるのか」と納得するだけでも新しい発見を多く得られると考えられます。ちなみに、先述の「例解和文英訳教本シリーズ」には「京大入試に学ぶ和文英訳の技術」という単行本があり、京大の和文英訳を徹底解剖しています。

和文英訳はとにかく基本に忠実になり、知っている正しい英文を適切に組み合わせることで正答を作り上げることができます。間違えた場合は今一度基本の例文に立ち返りましょう。トライアンドエラーを繰り返すことが上達のための唯一かつ最短の道です。

この記事を書いた人

医学部受験のプロ
「医学部受験のプロ」は医学部受験を志す上で知っておきたい様々な情報を整理したWebメディアです。見てくれた人が医学部合格に少しでも近づけるよう有益な情報を発信していきます。
医学部受験のプロは、「医学部受験情報をもっとオープンに」という理念に基づき、医学部受験のリアルな情報を発信するメディアです。

医学部受験競争が激化する中、限られた時間で最大の成果を出すためには、正確な情報を把握することが受験必勝の鍵となります。
当サイトでは医学部受験を志す全ての方にとって、最新かつ有益な情報をお届けしていきます。

©2019 —医学部受験のプロ. All Rights Reserved.