受験勉強をしていると必ず話題に挙がるのが、「1日何時間勉強すればいいか」という話題。
当サイト、医学部受験のプロにもそのような質問は多数寄せられています。
- 「周りに比べて自分の勉強量は少なくないだろうか?」
- 「この勉強時間で本当に志望校に合格できるのだろうか?」
という不安を、誰もが一度は抱くと思います。
そこで今回私たちはそのような疑問に答えるべく、全国の医学部合格者535人に独自のアンケートを実施し、勉強時間の集計を行いました!
本記事を読めば、難関と言われる医学部入試をくぐり抜けた受験生たちがどれくらい勉強しているのかがわかります!
また記事後半では勉強の量と質の話にも触れていきます。
本記事の内容はYouTubeでも解説しています。ぜひご覧ください!
まずはアンケートの集計結果を発表
それではさっそくアンケートの集計結果を発表します。
アンケートでは平日と休日に分けて答えてもらったのでそれぞれ別々に発表します。
まずは休日から。
グラフには21校の医学部受験生の勉強時間の平均と全医学部平均、国立医学部平均、私立医学部平均を載せました。
- 全医学部平均 9.2時間/1日
- 国立医学部平均 9.2時間/1日
- 私立医学部平均 9.3時間/1日
という結果になりました。
次に平日の勉強時間です。
平日は学校や塾があるので休日に比べると少なくなります。
- 全医学部平均 6.3時間/1日
- 公立医学部平均 6.1時間/1日
- 私立医学部平均 6.5時間/1日
という結果になりました。
筆者の体験談
先ほど発表したアンケートの結果をみて皆さんはどう思ったでしょうか?
おそらく読者さんによって感想は様々だと思いますが、私が最初このアンケートを見たときは
「まあ、平均はそれくらいだよね」
と思いました。
というのも、私自身、だいたい平日は5時間くらい、休日は10時間程度勉強していたからです。
(学校がある日は行く前に1時間、帰ってきた後に4時間という感じです)
平日は参考書をメインに学習して、休日は過去問をひたすら解くというのが大まかなプランでした。
Twitterでこのデータを発表したときは様々な反応をいただきましたが、私個人の意見としてはこれくらいは勉強しないと難関校には合格できないだろうと思います。
量が多ければいいわけではない!勉強の質の話
いうまでもないですが、時間さえかければ合格できるほど単純な話ではないです。
勉強時間さえ増やせばいいのなら、合格者のほとんどが浪人生になってしまいますからね。
受験生の方達には、勉強するときに質を重視して欲しいのはもちろんなのですが、一つ受験生に伝えたいことがあります。
「勉強は量より質」
という言葉を拡大解釈して、明らかに勉強時間が少なくなってしまうことだけは絶対に避けてください。
この言葉を勉強時間が少ないことの正当化に使う人が結構いるんですよね。
勉強はたくさん時間をかけることで、自然と質が上がっていくという面があります。
頭が良いと言われる人でも、実は無駄なことを人よりたくさんやって、最終的に効率的な勉強法を身につけた人が多いんですよね。
「勉強は量やって質もあげる」
これが正解です。
睡眠はしっかり確保しよう
勉強時間を増やすことにとらわれるあまり、睡眠時間を削って勉強しようとする人がいますが、逆効果なのでやめましょう。
睡眠中は学習したことの整理がおこなわれるので、十分な睡眠を取らないと勉強が無駄になってしまう可能性があります。
まとめ
以上、勉強時間についてのアンケート集計結果と考察でした。
勉強時間がすべてではありませんが、1日〇〇時間勉強するといった目標はわかりやすく定量化できるので、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。