医学部受験を突破するための英語の勉強法を現役医学生が詳しく紹介!

医学部受験のプロ

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2019/12/24

はじめに

今回の記事では、英語の勉強法について触れていきたいと思います。皆さんは、医学部入試で一番必要とされる英語のスキルは何だと思いますか。それは、明らかにリーディングスキルなのです。ほとんどの医学部の入試問題では、長文問題がかなりのウェイトを占めています。そして、その長文問題を解くための制限時間がかなり短いです。例えば、順天堂大学は、実質60分ほどで、長文問題4題を解かなければいけません。また、慶應医学部は記述量と問題量が膨大であるため、かなりの速読量がないと、時間内にすべての問題を解くことができません。よって、医学部を目指す皆さんは、何よりもまず、リーディングスキルと速読力を磨く必要があるわけです。また、学校によっては、リーディングだけでなく、英作文を重視している学校もあるために、リーディングだけでなく、場合によってはライティングも鍛える必要があります。自分の志望校の過去問を分析して求められるスキルを分析してみましょう。そこで、今回はどのようにリーディングスキルと速読力とライティングスキルを効率的に身に着けるかについて触れていきたいと思います。その前に、入試における英語という科目の位置づけについて軽く触れていきたいと思います。入試において、英語は一番安定する科目なのです。どのくらい安定するかというと、私は英語を重点的に勉強した結果、どんな大学の入試問題でも、8割程度を安定してとれるようになりました。これは私だけではなく、周りの英語における最上位層の人たちもそうでした。数学は、どうしても本番のコンディションや問題の相性で点数が乱高下してしまう科目です。また、理科は安定して8割をとるようにするためには、膨大な努力が必要になります。それに比べて、比較的容易に、安定して8割を獲得できる英語はかなりお得な科目といえるでしょう。医学部入試で英語を8割獲得するためには、リーディングスキルと速読力とライティングスキルを鍛えればいいわけです。

英語の勉強法

まず、リーディングについてですが、リーディングが苦手な人の特徴として、単語を覚えていない、文法が理解できない、構文把握が苦手だ、などといった理由が考えられます。単語が苦手な場合、『鉄壁』や『システム英単語』などどれでもいいので1冊を早急に完璧にしてください。この際、1日に10ページなどといったように少しずつ覚えるよりは、1日に100ページを暗記して、翌日に前日の100ページの復習をして、さらに次の100ページを暗記する、そしてその次の日は前日までの200ページの復習をして、さらに次の100ページを暗記する、といったようにとにかく一度に多く覚えて、復習をこまめに行うといったような勉強法のほうが圧倒的に効率がいいです。単語を覚える際、「コロケーション」を意識して暗記しましょう。例えば、suitableという単語を覚えるときには、suitable 適している、と暗記するのではなくbe suitable for~ というように一緒に使われる前置詞までともに暗記してしまいましょう。また、crime 罪、といった単語も、commit a crime 罪を犯す、というように名詞とともに使われる動詞も一緒に覚えてください。こうした、ともに使われる動詞や前置詞はよく問題として問われますし、このようにまとめて覚えることで、自分で実際に英語を使うこともできるので、いいことばかりです。また、文法が苦手な人は、文法書をなんでもいいので急いで1冊こなしてください。単語と文法はリーディングの土台となるものなので、リーディングを勉強する前に完璧にしておいてください。単語と文法がある程度固まったら、センターの長文問題や『やっておきたい英語長文300』などの比較的簡単な長文問題を解いてみましょう。この段階では、読む速さは特に意識せずに正確さを意識しましょう。このレベルの問題を9割以上正解できるようになるまで、反復しましょう。また、リーディングの勉強の序盤では、おそらく構文把握にまだ慣れていないでしょうから、解答の和訳と問題文の英語を一文一文照らし合わせてみて、わからないところがないか確認しましょう。この作業をどれだけやったかで、構文把握の能力や和訳の能力が大きく変わるので、面倒くさいかもしれませんが、初めのうちは精読をするようにしましょう。そして、文中で使えそうな英語表現が出てきたら忘れずにノートに書き留めておきましょう。この際も、ただわからなかった名詞や形容詞とその意味をただ書くだけでなく、名詞と一緒に使われる動詞や、形容詞と一緒に使われる前置詞も同時に覚えましょう。簡単な長文問題で安定して9割をとれるようになったら、次は速読と少し難しめの問題を解くことを同時にやっていきましょう。速読ですが、私のおすすめとしては、『速読英単語』を使うことを強くお勧めします。この参考書は、もともとは単語を覚えるための単語帳ですが、個人的に速読用の参考書として用いたほうがいいと思います。この参考書はCDがついていて、長文も申し分のない量が含まれているので、速読を鍛えるのにもってこいです。まず、一回CDを使わずに、長文を文字として読んだ後に、CDを用いて一緒に音読しましょう。CDを使う際、読まれる速さに合わせて英文を理解するようにしてください。音読する際、何も考えずに音読するのは全く意味がないので、文の意味をしっかり音読しながら理解できるかといった点を意識してください。音読しながら、文をいちいち和訳せずに英語として、理解する訓練をすることで、速読力が身につきます。また、長文問題は、『やっておきたい英語長文500』などの入試標準レベルの長文問題をやってみましょう。このレベルは、千葉大医学部や東京慈恵医科大学の問題などの易しめの医学部入試問題とほぼ同じなので、8割の正解を目標にして、解いていきましょう。そして、問題を解き終えたら、構文把握が少しでも不十分だと思ったら、構文把握ができているかの確認を兼ねて、一文ずつ精読していってください。また、同時にわからない英語表現はコロケーションを含めて、ノートに書き留めましょう。そして、できれば精読を終えた後で、英文を音読しながら、意味が把握できるか確認してみましょう。このように長文を学習することで、リーディングスキル、速読力、ライティングスキルが一気に身につくのでぜひこのようにやってみてください。『やっておきたい英語長文500』を終えたら、難しめの医学部入試問題レベルの問題がそろった、『やっておきたい英語長文700』を解くか、あるいは志望校の問題を解き進めるのもありです。また、速読用の素材としては、『速読英単語 上級編』『文で覚える英単語 準1級』などをやることをお勧めします。これらの教材は、難しめの文章の多読にもってこいですし、さらにCDもついているので、音読しながら意味を把握する練習を繰り返すことで、難関大の入試問題をかなりの速さで読むことが可能になります。このレベルになると、かなり英語は得意になっているかと思います。医科歯科などの超長文向けの対策が必要な方は、『やっておきたい英語長文1000』を解くか、scienceなどを自分で読み漁ることをお勧めします。以上のことをまとめると、とにかく一つの長文問題を解いたら、精読して構文把握ができているか確認する、音読しながら文の意味が把握できるか確認する、わからなかった英語表現をコロケーションとしてまとめて覚える、といってことを徹底してください。これらの作業を繰り返していくうちに、あなたは英語を得意になっていることでしょう。最後に、自分の速読力を確認したい人は、センター英語を50分で解く練習をするか、順天堂の入試問題を解いてみましょう。これらが時間内に終わるのであれば、あなたの速読力は申し分ないです。また、和訳と構文把握をもう少し伸ばしたい、という人は、京都大学の過去問や、英文解釈系の問題をやってみるといいと思います。コロケーションに普段から注意を払っていると、入試問題の知識問題は瞬殺できますし、英作文も、豊富なボキャブラリーで圧倒できます。また、速読ができると、余裕をもって問題を解ききることができるので、見直しの時間が多く確保でき、正確率が上がります。構文把握ができると、すべての和訳問題が朝飯前に感じられます。3か月ほど毎日英語漬けになるだけで、8割は安定します!英語が苦手な人は今からでも遅くないので、始めましょう。こんなお得な科目を勉強しないのは、もったいないですよ!

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