【物理勉強法】医学部合格のために絶対おさえておきたい勉強法を解説

医学部受験のプロ

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2019/12/24

はじめに

今回は、物理の勉強法について書いていきたいと思います。初学者にとって一番勉強しづらいのは物理だと思います。「物理ってどうやって勉強したらいいのだろう」という人はぜひこの記事を一読していただけると役にたつと思います。

物理の基本をおさえる勉強法

物理の学び始めは一番重要です。物理はその見た目の複雑さや日常生活との乖離のため、初めは敬遠されがちで、教科書などを読んでも全く理解できないと思います。物理の習いたては、周りの信頼できる先生の講義を必死に聞くか、市販のわかりやすい参考書で勉強するかのどちらかにしましょう。初学者用の参考書としてよくあげられるのが、『物理のエッセンス』や『宇宙一わかりやすい高校物理』です。個人的に『物理のエッセンス』をお勧めします。この参考書は、テーマごとに初めにかみ砕いた説明がなされ、そのあとに例題として問題が提示されており、その問題の解説をとおして、問題のアプローチや解き方が実際にわかる、という構図になっております。そしてその後さらにアウトプット用に自分で解くための数問問題が並んでいます。この参考書の長所としては、「問題を解けるようにする」といった部分を非常に重視しているところだと思います。この参考書ではテーマごとに、必ず解き方が記されており、例題もその解き方に従って解かれるので、問題の解き方が非常にわかりやすいです。物理の習いたての頃は、新しいことが説明文を読んだだけで分かった気になってしまうことが結構あります。実際にわかったかどうかは問題を実際に解いて解けるかといった観点で測ったほうが確実です。また、初めはわからなかったけど、問題を解いていく過程で理解できるようになる、といったこともしばしばあります。『物理のエッセンス』は問題を通して、実際に理解度を測ることができる、という観点で非常に有用な参考書だとおもいます。ただ欠点として、個人的にはこれでも十分わかりやすい説明文だと思いますが、他の参考書に比べて相対的に説明が短くて少ないため、初学者の人の中には理解できない人もいるだろう、ということです。どちらかといえば、『物理のエッセンス』は、アウトプットを中心とした参考書であるため、初めの説明を読んでいる過程で、「この部分がもう少し説明が必要だ」と感じることも多々あると思います。その際は、先ほど挙げた参考書である『宇宙一わかりやすい高校物理』などのより説明が詳しく書かれている参考書をもう一冊持っていて、適宜疑問点を解消できるようにしておきましょう。物理は、少しでも理解に不安があると、点数が取れなくなってしまう科目です。入試問題は、あらゆる点を理解してないと解けないような問題ばかりです。ですので、疑問点があったら、その際にしつこく参考書をあさって、疑問点を解消するようにしてください。ただ、物理で一番重要なことは「何かの単元の説明文を読んだら、かならず問題や例題を解くことを通して理解できているかどうか確認する」です。説明文を読むばかりで、問題を解かないでどんどん進めていく勉強法だけはやめてください。絶対に、問題を通して学んでください。

まとめると、はじめは以下のような勉強法が有効です。

  • 初めにある単元の説明文を読む。
  • 問題を通して、自分が理解できているかどうか確かめる。
  • 問題を通して浮き彫りになった疑問点を、もう一度説明文を読んで確認する。その際、説明が詳しい参考書(『宇宙一わかりやすい高校物理』など)を参照することをお勧めします

このように勉強して、物理の全範囲を勉強して終わったら、物理全範囲の理解度チェックの材料として、ぜひ「センター物理」を解いてみてください。「センター物理」の問題は、あらゆる分野の基礎問題が幅広く問われていて、自分の理解してない分野が解くことを通して、一瞬で理解できます。直近の5年分くらいはセンター本番の直前に解いておくように保存しておいて、それ以外の年度の問題をセットで5年分くらい通しでやってみてください。5年ほど解けば、ほとんど全部の単元に関する問題が網羅できるので、そこで間違った分野の問題については、まだ理解できていない証拠なので、該当範囲をもう一度復習してください。5年分の平均が90点に満たない場合、まだ基礎に不安がある場合がほとんどなので、一歩上のステップに踏み出す前に、もう一度物理の全範囲をおさらいしてみてください。

物理の応用力を鍛える勉強法

その後は、『名問の森』や『重要問題集』などの、入試問題レベルの問題集を解いていきましょう。物理は、意外にも、教科書レベルと入試問題レベルの乖離が小さいです。ですので、習いたてのうちに基礎をしっかりとマスターしておくと、入試問題レベルの問題を解いてみても、意外にさくっと解けることが多いです。名問の森は初めのうちはとても難しく感じると思いますが、今まで習った基礎事項を総動員して何とか食らいついてみてください。また、問題を解くうえで、わからなかった場合、時間をかけて考えるのでなく、すぐ答えを見てしまってください。物理という科目は、科目の性質上、思考力やひらめきがあまり必要とされる科目ではありません。むしろ、『名問の森』レベルの典型問題が繰り返し出題されるので、「一度解いた問題を、再び出題されたときに解けるか」といったことが非常に重要視される科目です。問題を解いていく過程で、わからない箇所もあるかもしれません。その際は、基礎に振り返って、丁寧に疑問点を解消していってください。あくまで、入試問題に出題される問題は、見た目を複雑にしたり、系を受験生になじみのないようなものにしたりして、一見難しく見せようとしていますが、解いてみると、センター物理レベルの基礎の組み合わせであり、基礎がしっかりと身についている受験生なら、対処できるものであるということがわかるでしょう。『名問の森』や『重要問題集』レベルの問題集を終えたら、医学部入試対策としてはもう十分です。医学部の入試問題は、『名問の森』レベルの典型問題がそのまま出るか、または、その類題が出るかのどちらかです。しかし類題といっても、問題作成者側は複雑な見た目をした問題設定によって、一見新規問題かのように思わせるだけで、実際は、名問の森に掲載されている問題を組み合わせてみたり、名問の森でよく使われている考え方をそのまま使ってみたら解けたりする問題ばかりです。結論、『典型問題をとにかく完璧にする。』といったことに尽きると思います。私が上で挙げた入試レベルの問題集は、全部の問題が理解できて、完璧に解ききれるまで、何度でもやり直す価値のある問題だと思います。そして、それも終わり、時間が余ったら、「一見新しそうに見える系の問題」をどんどん解くことで、典型問題の解法を酷使して、定着させてあげましょう。『難問題の系統とその解き方』という問題集は、かなり難しいと巷ではうわさされていますが、このような新しい問題に当たりたいという人には、ぴったりの問題集だと思います。また、自分の志望校の問題について分析して、何か特別な対策が必要かどうか調べてみてください。例えば、慶應医学部では、毎年原子物理の範囲からの出題がなされています。慶應医学部では、ひどい年だと、原子物理が全体のほとんどの出題であるような年もあるので、慶應医学部の志望者は原子物理については特に重点的にやっておいたほうがいいと思います。その他の医学部も、特に私立医学部の場合、個性のある入試問題を出題する医学部が多いので、一度は問題を分析して今後の勉強の方針を定めておくことが有効だと思います。それでは、頑張ってください!応援しています!

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