慶應義塾大学医学部に合格するための対策法を徹底解説!【入試の特徴や合格者の併願校を調査】

医学部受験のプロ

医学部受験のプロ

2019/09/14

はじめに

本記事では、慶應義塾大学医学部に合格するために知っておきたい情報を現役慶應医学部生が徹底解説します。

記事の前半では、

  • 慶應義塾大学医学部24人の併願校およびその合否

記事の後半では、

  • 慶應義塾大学医学部に合格するために絶対に知っておきたい入試の傾向と対策

についてお話します。

慶應義塾大学医学部の合格に役立つ情報盛りだくさんなのでぜひ最後までお読みください。

本記事で解説している内容は以下の動画でもお話しているのであわせてご覧になってください。

慶應義塾大学医学部入学者の併願校とその合否

医学部受験のプロでは、2019年度慶應義塾大学医学部入学者24人の方にご協力をいただいてアンケートをとり、そのアンケートの中で、

  • 慶應義塾大学医学部以外にどこを受験したか
  • 受験した大学の合否

について調査しました。それを集計してグラフにしたのが以下です。

大学 医療福祉 順天 日医 慈恵 医科歯科 理三 防医
合格 0 7 2 5 3 0 3
不合格 0 0 0 1 3 7 0
不明 1 0 0 0 1 2 1

慶應医学部を受験する方の多くは、国立大学として東京大学理科三類や東京医科歯科大学を受けているようです。

また、私立併願校を、1、2校ほど受験しているのがわかります。

慶應義塾大学医学部は国立と違い入試日程が被らないので併願校選びも非常に大切となります。

上記のデータも参考にしながら慎重に併願校を選びましょう。

慶應義塾大学医学部入試の傾向と対策

続いて慶應義塾大学医学部の入試の傾向と対策についてです。

  • 入試全体の傾向と対策
  • 科目別の傾向と対策

にわけて解説していきます。

入試全体の傾向と対策

まずは入試全体の特徴について解説していきます。

慶應義塾大学医学部の入試は以下の3つの特徴があると思います。

  • 問題量が非常に多い
  • 比較的記述が少ない
  • 難易度が全体的に高め

順に解説していきます。

まず、問題量が非常に多いことが特徴の一つとしてあげられます。科目によらず制限時間内に全ての問題を解着きるのは不可能なため、取れる問題を確実に得点することが大事です。

また、比較的記述問題の量が少ないので、理系科目であれば計算過程をなるべく省いて早く正確に解く練習を積むと良いと思います。

そして全体的に難易度が高いので、基本問題を確実に得点していきましょう。合格者の得点もそこまで高得点の争いとはならないので、制限時間内にいかに得点しやすい問題を選んで解けるかが合否の分かれ目となると思います。

科目別の傾向と対策

続いて、科目別の傾向と対策です。

数学の傾向と対策

まずは数学についてです。数学は以下のような特徴があります。

  • 計算量が非常に多い
  • 大問の前半は比較的簡単
  • 毎年出る範囲がある

順番に解説していきます。

まず、慶應医学部の数学はとにかく計算量が多いので計算力をつけるのが必須です。
日頃から答えを見ずに計算しきる癖をつけたり、過去問演習をしっかりやったりしてとにかく計算力を養いましょう。
ただし、あまりにも膨大な計算力を要する問題が出題される時もあるので、そういう問題の見極めができるようにすると得点が安定します。

また、大問の前半は比較的簡単なのでなるべく落とさないようにしましょう。大問を完答することを目指すより、前半の問題を確実に得点して行くのが大事です。

そして、慶應医学部の数学は毎年出る範囲があります。具体的には、

  • 数3微積
  • 確率(漸化式)

はほぼ確実に出題されるので、過去問演習の際にも重点的に学習しておくと得点源になります。

英語の傾向と対策

続いて英語の傾向と対策です。

  • 量が多い
  • 単語が難しい
  • 英作文が必ず出題される

英語はとにかく量が多いので、読解力、速読力共にしっかり鍛えましょう。
また、単語が難しいわりにあまり注釈がないので、日頃から難しい単語に出会ったら覚える癖をつけると良いでしょう。

英作文が必ず出題されるのも特徴の一つです。お題が決まった自由英作文の形式のことが多く、慣れれば確実に得点できるようになると思うので重点的に対策しましょう。

物理の傾向と対策

続いて物理の傾向と対策です。

物理は以下のような特徴があります。

  • 原子物理が必ず出題される
  • 数値計算がよく出る

まず、原子物理が出題されるので、慶應医学部を受験する方は必ずチェックしましょう。また、数値計算が出るのも特徴的なので、筆算に慣れておくと良いです。

化学の傾向と対策

続いて化学です。

  • 比較的標準問題が多い
  • 計算量が多い

化学の難易度は比較的標準で、合格者の声を見ている限り、理科は化学で得点している方が多いようです。
ただし、他の科目と同様量は多く、計算力が問われるのでしっかりと対策しておきましょう。

おわりに

以上が慶應義塾大学医学部に合格するために絶対知っておきたい入試の傾向と対策でした!

ぜひこの情報を役立てて慶應義塾大学医学部の合格を勝ち取ってください!

最後に合格者の方々から受験生のメッセージを掲載しますね。

慶應医学部は難関だと言われていますが,しっかり適切な対策をすれば合格することが可能だと思います。頑張ってください。
とにかく諦めないでください。つらいつらい受験期もいずれは終わりを迎えます。受かる時の喜びをイメージし、それをモチベーションにする。あとは体に注意してやるのみです。「正しい訓練を、十分量こなす」という原則を忘れることなく、毎日を大事に過ごしてください。

頑張ってください。

この記事を書いた人

医学部受験のプロ
「医学部受験のプロ」は医学部受験を志す上で知っておきたい様々な情報を整理したWebメディアです。見てくれた人が医学部合格に少しでも近づけるよう有益な情報を発信していきます。
医学部受験のプロは、「医学部受験情報をもっとオープンに」という理念に基づき、医学部受験のリアルな情報を発信するメディアです。

医学部受験競争が激化する中、限られた時間で最大の成果を出すためには、正確な情報を把握することが受験必勝の鍵となります。
当サイトでは医学部受験を志す全ての方にとって、最新かつ有益な情報をお届けしていきます。

©2019 —医学部受験のプロ. All Rights Reserved.