東京医科歯科大学医学部うめさんに聞く攻略法【合格体験記】

2019/07/25
東京医科歯科大学に現役合格したうめさんの合格体験記です。入試の傾向や対策について詳しく書いていただいています。

合格した大学

ニックネームを教えてください。

うめ

性別を教えてください。

男性

現在通っている大学を教えてください。

東京医科歯科大学

入学年度を教えてください。

2019年度

浪人の有無を教えてください。

現役

得意科目(複数選択可)

国語

苦手科目(複数選択可)

数学;物理;化学

出身地を教えてください。

東京

出身の中高、中学受験・高校受験の有無を教えてください。

栄光学園(中学受験有り)

将来どんな医者になりたいか教えてください。

研究医

受験勉強を始めた時期を教えてください。

高校2年7月頃

受験期の一日の勉強時間を教えてください。

平日6h(うち塾3.5h)、休日10h

センター試験の点数(覚えている範囲で、浪人生は現役時も)を教えてください。

793 / 900点 英語196数学200物理100化学82地理89国語126

高1から合格までで受けた模試、その偏差値、合格判定を教えてください。

駿台全国模試(最高理3B判、だいたいギリギリD判) 東大実戦模試(夏、秋、どちらも理3E判) 東大オープン模試(夏、秋、どちらも理3C判)

現役、浪人時の併願大学(合格の有無も)を教えてください。

慶應大学医学部、千葉大学医学部

あなたの大学の入学理由を教えてください。

留学制度が充実していて、そうした機会を利用してグローバルな視野を持った医者になりたいと思ったから。

あなたの大学の入試傾向、対策を教えてください。

英語…毎年超長文が1つ出され、それについて400字程度の要約が求められる。入試形態がかなり特殊なので過去問を解いて対策。 数学…毎年3題出題され、東大などに比べると各問題の難易度はそこまで高くない。取れるところを確実にとることが大切。高得点を狙っていたのでより難易度が高い東大の過去問などもやった。 物理…だいたい2題出題される。4年前くらいまではかなり難易度は抑えてある印象だったが、2019年度の問題はとにかく計算が大変で、今までの問題に比べたらだいぶハードルは高い。煩雑な計算に耐えられる計算力と、複雑な状況設定を理解できる力が必要。医科歯科の過去問を解いて、難しいと感じたらそれの復習をする。僕は正直簡単だと感じたので医科歯科より難易度の高い東大、慶医の過去問を解いた。 化学…毎年2〜3題の出題。分量はそこそこある印象(終わらないほど多い、ということはない)。生化学がよく出題されるので、それの対策を行った。

併願した大学の入試傾向、対策を教えてください。(任意)

慶医…英語は過去問を解いて知らない単語、フレーズ、助動詞等をストックする。数学は必ず体積と確率が出題される(しかもそこまで難しくない)のでそこで取りこぼしのないように対策。あとは計算力をつける。 物理は難易度は相当高いと思う。他大に比べ原子の範囲での出題が多いので、そこの対策をした。 化学は分量が多い印象。酸塩基の計算が面倒。過去問を解いて、解けなかったところの復習をした。

あなたの大学の実習やカリキュラムや生活などの特徴を教えてください。

1年の時は国府台キャンパスという田舎に隔離される。

あなたの大学の面接で聞かれたこと、対策

あまり突っ込んだ話は聞かれない。普通に自分が高校までにやったことを答えられるように、あと当然医者になりたい理由も言えるように。あまり面接は重視されていないらしいので、そこまで心配する必要はない

通っていた塾の名前を教えてください。

鉄緑会(英数中2〜、化学高2〜、物理高3〜)

通っていた各塾の講師について教えてください。

どの教科も面談なども通して親身に接してくれた。教材は公式に配布されるテキストの他に、講師が独自に作成した冊子も用いられていた。勉強意欲を続かせるような配慮もあり、基礎から応用まで抜かりなく身についてよかった。

通っていた各塾のカリキュラム、指導方針、授業内容について教えてください。

基本的に英数は高1までに一周する。そこから高2,3の期間で応用面に関することを教えたり、実戦的なことなども教わった。演習も数多く、その都度順位表が出されたことにより競争意識を生むような指導が行われていた。

通っていた各塾の学習環境について(自習室、交通の便、立地など)教えてください。

新宿に立地していて、場所的にはかなり行きやすかった。自習室は、当時は席数が少なく、席を取る際に並ぶこともしばしばあったので僕はほとんど利用しなかった(今は席数が増え、改善されたようです)。交通の便は新宿に立地していることもあってかなりいい方だと思う。

通っていた各塾の良かった点を教えてください。

講師と生徒の間の距離が近く、他の塾とは違いチューターのような役割も同時にしてくれたことで、精神的にも安心できた。もちろん勉強面でも演習などのアウトプット要素が多く、自分の立ち位置が把握できて良かった。これ以上は今までに既に記載したのでここで特筆すべきことはないです。

通っていた各塾の講師/カリキュラム/学習環境それぞれを5段階評価で教えてください。

5

数学

高3の12月までは塾で配布された演習の他に、東大模試の過去問をやって、それらの復習をすることによって実力の定着を図った。また、12月からは東大の過去問とセンターの過去問を同時並行で行い、1月、2月は各志望校の過去問をやったり今まで行った演習の復習をした。

英語

高2までに単語や文法などの基礎事項を身につけた。高3からは東大の過去問を解いて、それの復習及び応用面の定着、基礎の復習を重点的に行った。センターの対策は主に過去問を解いただけ。リスニングはTEDを活用した。

物理

高3夏まではまだ基礎も身についていなかったので、まずはそこの定着を優先させるために問題集を2周した。それにより基礎がかなり身につき、そのあとに行った東大の過去問により物理的な考え方が身についた。センターは過去問を解くだけ。

化学

センターは過去問を解いて復習するだけ。 高3の夏までに有機化学も含め基礎を定着させ、秋にもう一度塾の講師から配布された冊子を一周読み直し、それと並行して東大の過去問などを進めた。凡ミスが多かったのでまとめノートを作成してそこで重要ポイントや自分が間違えたところなどをストックした。

生物

なし

地学

なし

国語

センター試験対策は、基本的には過去問を解いて、その都度復習した。

社会

自分でまとめノートを作成し(〜12月)、基礎を定着された。その後センター試験の過去問を解いて、地理的な考え方を身につけたり、抜けていた基礎を補ったりして対策を行った。これ以上のことは特にやっていないです。

面接

とにかく聞かれる質問に対しては自分なりに自信を持って言えるようにしておく。あと、慶医の面接では正直かなり意地悪な質問をされることもあるので、(矛盾するような解答を引き出させるようなことも聞かれる)予行練習などもしたほうがいい。僕は慶医での研究内容についてもしつこく聞かれた。

小論文

なし

センター試験

過去問を12月から解いた。それで間違えたところは復習したりノートにストックしたりなどして、出来るだけ抜け落ちのないようにした。どの教科においても、「問題をちゃんと読んでいないことによる凡ミス」が発生するので、それに気をつける。

あなたの大学を目指す受験生へのアドバイスをお願いします。

取れる問題を確実に取る。あとセンターもかなり重要なので、センター対策も怠らない。そこまで奇抜な問題は出ないので、典型問題をきちんと解けるようにしていけば合格できます。

編集部からのひとこと

以上、東京医科歯科大学医学部に見事現役合格されたうめさんの合格体験記でした! 医科歯科の傾向や対策以外にも併願校の傾向についても詳しく書いていただきありがとうございます。

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