慶應義塾大学医学部の合格者に入試の傾向や対策を聞く!

2019/10/16
慶應義塾大学医学部に見事合格された方の合格体験記です。合格する上で知っておきたい入試の傾向や対策、受験生時代の模試の成績など詳しくお答えいただいています。

合格した大学

現在通っている大学を教えてください。

慶應義塾大学

入学年度を教えてください。

2019年度

浪人の有無を教えてください。

1浪

得意科目(複数選択可)

英語;物理;化学

苦手科目(複数選択可)

数学

出身地を教えてください。

東京

出身の中高、中学受験・高校受験の有無を教えてください。

女子学院中学、高等学校 中学受験をしました

将来どんな医者になりたいか教えてください。

開業医

受験勉強を始めた時期を教えてください。

高校2年生の夏頃

受験期の一日の勉強時間を教えてください。

平日 8時間程度 そのうち塾が4時間程度 休日 12時間程度

センター試験の点数(覚えている範囲で、浪人生は現役時も)を教えてください。

現役時805点、浪人時838点

高1から合格までで受けた模試、その偏差値、合格判定を教えてください。

高3 駿台東大入試実践模試夏、秋共に 理科I類A判定、理科三類C判定 河合東大即応オープン夏 理科I類A判定 理科三類C判定 秋 理科I類A判定 理科三類 D判定 浪人時 駿台東大入試実践模試 夏 理科I類A判定 理科三類B判定 秋 理科I類A判定 理科三類 B判定 河合東大即応オープン 夏 理科I類A判定理科三類B判定、A判定まで2点 秋 理科I類A判定 理科三類 C判定

現役、浪人時の併願大学(合格の有無も)を教えてください。

現役時 東京大学理科三類(否) 順天堂大学医学部(正規) 浪人時 東京大学理科三類(否) 東京慈恵会医大(正規) 慶應義塾大学医学部(正規)

あなたの大学の入学理由を教えてください。

当時興味を持っていた再生医療に強かったから。

あなたの大学の入試傾向、対策を教えてください。

英語は、問題量が多く、内容も毎年変わります。英語、日本語での要約や、文章題、記号選択など問題の内容は多岐にわたっていたので、過去問を解くことよりかは英語力を身につけることを重視しました。具体的には、直前期には毎日英文を2つ読み、リスニングを東大の1セットに対応する量聞きました。数学に関しては、私は点数が不安定だったので、とにかく最初の小問集合と次の確率で落とさないことを重視し、その後の問題は前半だけ解いて後半を飛ばして全て見直しし、その後時間が余ったら続きを解きました。対策としては、確率漸化式が毎年出ていたのでそこは過去問を解き、あとは鉄緑会に通っていたのでそこの確認シリーズを何度もときました。理科は基本的には基本的な問題が多かったので、鉄緑会の高3の時に配られた冊子を繰り返し読んで知識を入れました。化学は問題文の初っぱなの注意書きを読むことに注意し、単位にも気を配りました。物理は放射線系がよく出ていたので、そこのみ高校の教科書で勉強しました。力学の問題で連続失点しないように気をつけました。

あなたの大学の実習やカリキュラムや生活などの特徴を教えてください。

英語の授業が、外国人の教師による、医学に関するものです。カルテの書き方、問診の仕方、医療単語などを学ぶことができます。年に一度程度の頻度ですが、医、薬、看の合同授業があります。一年生から課外授業で医療施設での研修があります。

あなたの大学の面接で聞かれたこと、対策

高校時代に頑張ったこと、生物についての向き合い方(物理化学選択だったため)、弟とのエピソード、

通っていた塾の名前を教えてください。

鉄緑会

通っていた各塾の講師について教えてください。

講師は現役の東大生や医学部生が多く、受験を経験した直後の人たちに習えたため、積極的に彼らがしていた勉強法を聞くことができました。また、距離も近く雑談もできる雰囲気でした。また、実際に自分が行きたい大学に合格した人を見ることで、目標までの道筋が分かりやすくなり、あまり不安にならずに受験勉強に集中することができました。

通っていた各塾のカリキュラム、指導方針、授業内容について教えてください。

授業内容は高1までに数学、英語は受験範囲を一周、理科は高3の前期で基礎を終え、後期に演習に入りました。英語、数学は高3の通念を通して演習でした。毎週のように90分ほど東大型の演習を行うことで、自然と時間配分ができるようになり、時計を見なくてもだいたいこのくらいかな、と判断できるようになりました。

通っていた各塾の学習環境について(自習室、交通の便、立地など)教えてください。

自習室は去年出来たばかりで高3専用、狭くて100席程度しかなかったと思います。いつも満席で席を取るのに苦労しました。立地は新宿だったため通いやすかったです。また、教室自体は広く開放感を感じられ、席の並びは、2.3人がけの横長の机が三列くらいで並んでいました。

通っていた各塾の良かった点を教えてください。

授業内容や、講師レベル、周りのレベルが高いため、それらについていく努力をするだけで自然と実力を伸ばすことができ、やる気が途切れるということもありませんでした。講師に大学生が多く、自分の悩みに本当に共感してくれたのは精神面の励みになりました。また、希望の講師のクラスに移動できるため、自分の考えにあう授業を受けることができました。

通っていた各塾の講師/カリキュラム/学習環境それぞれを5段階評価で教えてください。

4/3/5

数学

全科目について言えることですが、もともと東京大学志望であったため、東大の勉強が多かったです。センター試験対策は過去問を2.3年分ときました。計算ミスが怖かったため、二回解けるように時間配分しました。東大二次は私は数学があまり得意ではなかったので、取れる問題だけとり、三問完答、三問途中までを目標にしました。高3前期の演習、確認シリーズを何周もしました。

英語

センター対策は発音、アクセントと文法のみしました。30日で完成といった本を買って直前に詰め込みました。後半の文章題では絶対に落としたくなかったのでそこのみ2回ときました。東大二次試験では時間配分とリスニングに一番注意しました。

物理

センター試験対策としては塾でもらった悪問を集めた過去問の冊子のみを何度もときました。2次に関しては基礎が一番大事と思っており、高3前期の冊子を暗唱できるくらい復習しました。

化学

センター対策としては高分子の知識を覚えたり、計算問題で解ききらずとも値のあたりをつける勘を過去問で養いました。2次に関しては物理と同様、基礎を重視し高3前期の冊子を何度も読みました。計算ミスがいちばんの心配事だったので普段の演習から一回計算し、目で大体あっているか見直す癖をつけました。

生物

なし

地学

センター試験対策は高校の教科書を何回も読んで暗記し、塾の講習会をとりました。写真や絵と情報を関連させて暗記する癖をつけました。ストーリー立てて説明できるようにしました。あとは過去問を何年分も解いて間違いをまとめノートにしました。

国語

センター対策はとにかく時間配分に気をつけました。終わっていなくても自分が決めた時間を超えたら違う大問に移りました。二次対策は古典、漢文の知識をとにかくつめました。

社会

倫理政治経済をとりました。紫のよくわかるシリーズを使って覚え、センター模試を受けるたびにその直前に少しずつ詰め込みました。

面接

塾の模擬面接に行きました。時事トピックをまとめた本を読み、語句の意味を説明できるようにしました。

小論文

とにかく分かりやすく書きました。先に論点を下書きするのに制限時間の3分の1くらい使いました。

センター試験

11月から本格的に。メンタルが大事だと思っていたので何度も見直しをしたり、休み時間はずっと音楽を聴いて周りの話を聞かないようにしていました。

あなたの大学を目指す受験生へのアドバイスをお願いします。

私の場合は時間管理と精神面にも気を配ることが何より大事だと思いました。時期的に人間関係の悩みを勉強にまで引きずりがちになってしまいますがきちんと勉強するときは切り替えることが大事だと思います。

編集部からの一言

以上、慶應義塾大学医学部に見事合格された方の合格体験記でした。 合格するために知っておきたい要点をわかりやすく教えてくれているので慶應義塾大学医学部の受験を考えている方はぜひ参考にして勉強計画を立ててください!

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